競馬場から出るゴミの量は、それはもうすごいものです。

普段でもすごいけど、GIになるともっとすごい。

今年のダービーの日は、掃除人の作業が終了したのは午後8時、

ゴミをトラックで運び出し終えたのは、午後10時でした。


秋の天皇賞の来場者は、約13万人でした。

競馬に新聞はつきものですから、ほとんどの方が新聞持参です。

8割の人が1部づつもってくるとすると、約10万部。

(複数もってくるお客様も多いですが、そこは省略)

レースが終わると、新聞は用済み。新聞はポイです。

8割の人が捨てていくとすると・・・・


「約8万部の新聞が、1日で捨てられます」

 

これは東京競馬場だけの数。

他の競馬場やWINS(場外馬券売場)をいれると

どのくらいの量になるか、想像してみてください。

アッ、新聞はむやみに燃やしたりはしません。

ちゃんとリサイクルしていますよ。




ファンとして通っていた頃、すごくフシギに思っていたことがありました。

客が大勢並んで待っているのに、いっこうに門が開かない。

スキマから覗いてみると、遠くに人がのんびり歩いているのが見えたりします。

「客を待たせておいて、なんで開けないんだよ~!!」


と、蹴飛ばしたくなったものでした。

でもねぇ、のんびり見えたのはどうも距離の錯覚だったらしい。

朝の清掃は、8時から8時50分までが勝負。

掃除人たちはひろーい競馬場を、汗をかきながら走り回っています。なんせ

「ゴミ箱は裏側まで、手すりは一本一本」


拭くんですからねぇ、そりゃ時間がかかるわけです。

GIや大レースのときは、開門時間も早めております。

お客様、9時開門までお待ちください。