起業における難~上~
僕は起業することになった。
2011年秋
サラリーマン生活に別れを告げ
新宿の裏路地
家賃5万円の格安オフィスだ。
6帖ほどあるこのオフィスに
机やら椅子やら書類やら
すべて運び込んだときには
今までにないくらいのやる気が
心の奥底からわき上がっていた。
それから半年・・・・
見る影もない。
玄関からデスクへは書類の上を歩かねばならず
デスクの上には絵に描いたような山積みの資料。
いったいどこからこんなに”紙”が出てくるのか。
オフィスにいくのが億劫でしょうがない。
取引相手を呼ぶなんてことはしない。
基本的に打ち合わせは都内のカフェを使う。
「ハァ・・・・。」
ため息しか出ない毎日に
この上なく嫌気がさしてきた。
汚い場所にいるとやる気を削がれるとか。。。
本当らしい。
おまけに最近は仕事も入ってこない。
「やっぱオレには無理だったかなーーー」
デスクに足をあげて
タバコを吸いながらぼやいていた。
?:「ぐっへっへっへっへっへっへっへっへっへ」
「うぉっと!!」
がしゃーん!!
見知らぬ声に
お客さんでもきてしまったかと驚き
後ろに倒れてしまった。
しかもただのお客さんではないみたいだ。
「これだからお客さんを事務所に入れるのはいやなんだ。」
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