「えっえっ!?ちょっ、ちょっと待ってよぉーーーー!!」
レニーが二人のいた(はずの)樹に向かって叫んでいると、


「何?お前どうしたって訳?迷子かなんか?」


後ろから声がかかった。
レニーがそろそろと後ろを向くと、そこにはWILLと小夏が立っていた。


余りにもあっさりターゲットに出会ってしまったため拍子抜けしたのか、余程レニーは呆けた顔をしていたのだろう。WILLが顔を顰めて聞いてきた。
「何だよ?誰かと離れ離れにでもなったのか?」
・・・・いや、離れ離れになったのに間違いは無いのだが・・・・・
そういうWILLを小夏が咎めた。
「もう、WILL。怖がってるじゃない。こういうときは心細いと思うよ」
こう言った後、優しく微笑んでレニーに話しかけた。
「君どうしたの?誰かとはぐれちゃったの?ここの村の子ではないよね」
思わずその笑顔にドキッとしてしまったレニーウィールはしどろもどろになりながら答えた。
「あっ・・・・・あの・・・・えと・・・・・とっ!友達と一緒に来てて・・・・・それではぐれちゃって・・・・・・その・・・・・」

「何処から来たんだ?」
WILLが聞いた。
「や、やみ・・・・・・じゃなくって!!とっ・・・・・・隣街から・・・・・っ!」
ついつい、本当のことを言いかけてレニーは更に慌てた。
「隣街・・・・・?じゃあここから一番近い隣街って言ったら―――『メルク』か・・・・・?」
WILLが考えながら聞いた。
ハッキリ言ってここら辺の地理にレニーは全くと言っていいほど疎い。もちろん、闇の世界から来たのだから当然のことなのだが。
とりあえず失言をしないためにも、そういうことにしておこうと思った。
「そ、そう。メルクから来ました・・・・」
ようやく落ち着いてきた胸に手をやりながらレニーは答えた。
「メルクか・・・・・大変じゃなかったか?」
「えぇ、まぁ・・・」
適当に答えてぼろを出さないでおこう・・・・・、そう思ってレニーは頷いた。


「そう。じゃあ一緒にお友達を探してあげるよ!・・・でもその前に何処か暖かい所へ行きましょうか。寒かったでしょう?」
思いも掛けない言葉にレニーは驚いた。
「そうだ。君は何て名前なの?」
目線を合わすように屈んで小夏が聞いた。













**************************************

あ と が き

・・・・・・約一ヶ月ぶりの更新・・・・・・・お久しぶりです。soraです・・・・・・・

最近、パソコンを開く暇が無い・・・・・・・・この前はテストあって撃沈してきたわけですが・・・・・


亀よりも遅い更新ですが、もう暫くお付き合いくださいませ・・・・・


コメント、感想などあればドウゾ。

「うっ・・・・・・凄い風・・・・・・っ!!」
玖羽が腕で顔を庇いながら呻くように言った。


その直後。

玖羽の頭上から、『バキッ!』という嫌ーな音がした。
「え・・・」
「あ・・・」
「ぇ?ぇ?・・・・・・・・えええぇぇえぇぇぇええ!!??」
枝と奇声と共にレニーウィールが地面へと落下していった。そして――真っ逆さまに地面に落ちた。
レニーが居たのはそれほど高くは無い枝だったのだが、本人は完全に目が回っていた。
「・・・・・・あっちゃぁーーーーーーあいつ落ちてやんの」
玖羽が呆れた声で呟いた。隣のSAXは溜め息を付いていた。


「うぅ゛・・・・・・・・・・・」
半泣き状態で頭を押さえながらレニーが立ち上がった。
「あ、起きた起きた」
樹の上から心配する素振りも見せずに玖羽が言った。
「あんた、本っっっ当に!ドジなんだから!まぁいいわ。そのまんまあんたが目的の人物-ターゲット-に接触しなさいよ」
「ええぇええ?!むっ無理だよぉ~~~!」

流石にそんなコトはしたくなかったのか、それとも自信がないのかわからないが、レニーは何時も通り抵抗した。
「あんたが落ちたんだからしかたないでしょぉ?まぁ、あんただけじゃ心配だからあたし達も上から見ててあげるけど?・・・・・言っておくけど く れ ぐ れ も ! ヘマはしないようにねっ!!」
そう、玖羽がレニーに言い聞かせていたときSAXが近付く人の気配に気付いた。
「しっ・・・・人が来る・・・・・」
小声で玖羽に囁いた。
「わかった。散るわよ。・・・ってわけだから、あとは頑張りなさいよぉーー ・・・・・ヘマしたらどうなるか、わかってんでしょうね・・・・・?」

最後のほうは声のトーンが低くなった。そして。


「じゃーーね~~~」


と言う玖羽の声を残して二人は消えた。












******************************

あ と が き と言う名の反省室(ぁ)

・・・・・・・・・・まずは謝らせてください・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

すみませんすみませんすみません・・・・・・・・・っ!本っっっっっっっっ当に!!ごめんなさい!!

長い間更新もせずにあぁ・・・・・・・・・ご迷惑をおかけしました;;


私信

*o雪フワワo様*

わざわざ、掲示板に書き込みありがとうございました!!感謝感激です。同時に心配をおかけしてすみませんでした;;

ここの島にいらっしゃってこの私の力足らずな小説を読んでくださる方がいるだけですごく感激しました。本当にありがとうございます!

朝日に照らされるその影に人が三人――――

「ふん。随分と平和ボケしてるじゃない」
太い樹の幹に座り、足を揺らして玖羽が言った。
「・・・・・・さて、どうしたことか・・・・・・」
SAXが呟いた。
「決まってんじゃーん。こうやって遠くから見てるだけじゃつまんないしぃー。」
玖羽が足を揺らし続け、顔だけ上を向いて話した。
「じゃぁ・・・・・どうするんですか・・・・?」
レニーウィールが一段上の細めの枝の上から聞いた。
すると玖羽はにやっと笑って言った。
「『近くから』、監視するってのは・・・・・?」
いかにも楽しそうに。
「近くからって・・・・・どうする気?無駄な接触は避けろって言われているでしょ?」
SAXが半ば呆れながら聞いた。その瞳は『また始まった・・・・・』と言っていた。
「ん――――・・・・やっぱ・・・・変身・・・・?」
にやにやと笑いながら頬杖を付きつつ話した。
「仮に変身するとしても、誰が行くのよ?」
もう、答えは出ているようなものなのだが一応玖羽に聞いた。
「そんなのこの私に決まってんじゃ――――・・・・・」
そう、玖羽が言い終わるか終わらないかのうちに突風が吹いた。


この時期、リークの村には突然に風が吹く。それは、もうすぐ春が訪れるという知らせの風。所謂、春一番と同じようなものだ。唯、一般の春一番と違うところは、風が物凄い風圧なのと、暖かい風では無いこと。凍て付くような寒さの風が村を吹き抜けるのだ。この村の人達はこの風を『God of snowstorm』―荒雪の神―  そう呼んでいる。


その日の風圧は凄かった。村に降り積もっていた粉雪を一気に舞い上げた。枯れ木の細い枝も、意図も
簡単に上空へと持ち去って行った。












***********************************

あ と が き

うわっ・・・・・・・・・・何日ぶりの更新だろう・・・・・・・・・・

お久しぶりです。きっと誰もに忘れられているであろうsoraです。。。。

学校も春休みに入って、『小説更新できるぜ!うらぁ!』とか思ってたら何この課題の多さ OTZ

もう、更新どころかリヴさえもやる暇が無いほどに(泣)ああぁぁ・・・・・・・

出来る限りは頑張りま・・・・・・・・・す・・・・・・・・・・・よ・・・・・・・・・・・(自信ねぇーーーーーー)




コメント、感想などありましたらドウゾ。

「あぁ、あんたかい?この村に来たって子は。長老様とりぼんさんから聞いてるよ」
ニッコリ笑いながら小夏に言った。
「ちょうど良かった。たった今パンが焼きあがったところなんだよ。食べていきな!」
「え!いいのか!?」
WILLがすぐに答えを返した。
「見るところ、あんたたちまだ朝御飯食べてないだろう?その子がこの村に来たお祝いも兼ねてさ!」
陽気に笑ってローサが言った。
「え・・・・でも悪いです・・・」
小夏が遠慮すると
「いいんだよ。こんな何も無い村なのによく来てくれたんだから。この村の唯一のいいところは、自然が多いところと人が親切なところだよ!」
ローサがそう言って悪戯っぽく笑った。つられて小夏も笑ってしまった。
「それにしても、謙虚な子だねぇ。どっかの誰かさんとは大違いだ!」
そう言ってWILLの方をチラッと見た。

「なっ・・・・・・何こっちの方見てんだよ!!無遠慮で悪かったなっ!!」
WILLが反論するとローサは
「おや、『どっかの誰かさん』って言ったんだよ。別にあんたのことは言ってないさ」
そう言ってさっさと店のほうへ歩いていってしまった。WILLに反論する隙も与えなかった。
「ほらほら、早くしないとせっかくのパンが冷めちゃうだろ?早く入んな!」
店の奥からローサの陽気な声が聞こえた。
WILLは「ふんっ」とそっぽを向いてしまった。こらえきれなくなって小夏が笑いだした。
「笑うなっ!」というWILLの声がしたが
「ごっ・・・・・ごめ・・・・・でも・・・・おかし・・・・・っ!」
小夏は謝りながらも笑い続けた。小夏の声を聞いていると段々とWILLも笑えて来た。



「ははっ・・・・・・はははははは!!」


「あはははははっ!」



二人の笑い声が村に響き、暖かな朝の光が村を照らし出した。

リーク村に、穏やかな朝が来た。














*********************************

あ と が き

お久しぶり?の更ーー新ーーーー!!続きはまだかいてなかったり・・・・・・(をい)


明日から修学旅行なのでイヴはホテル行き―――――・・・・


サイトの方で、リンクにつなげなくなっているようです。帰ってきたら調整するつもりなのでお待ちください。すみません・・・・・・!!




コメント、感想などあればドウゾ。

*†第25話†*



何時も通りの朝だった。
外へ出て深呼吸を一つ。冬の朝特有の冷たい空気が流れ込んでくる。
WILLと小夏は、初めて一緒に歩いたあの道を歩いていた。
流石に寒かったので二人ともコートを着ていた。
今日も、宝石のように氷がキラキラと輝いている。
ザクザクと雪を踏む感覚が楽しくて、小夏はわざと道を外れて歩いていた。
小夏の透き通った笑い声が辺りに響いていた。
「おい、あんまはしゃぎ過ぎんなよ。そうやってるとすぐ転ぶ・・・・・」
そう、WILLが言い終わるか終わらないかの時、「きゃっ!」という小さな声が聞こえたかと思うとWILLの視界から小夏が消えた。

「・・・・・・・・はぁ・・・・・・・・全く・・・・・・・」
WILLの口から呆れたような声が出た。
すぐに「冷たぁい!」と言う声と共に小夏が起き上がった。

小夏の顔には雪が所々付いていて、朝日で光っていた。
「ったく・・・・しかたねぇな」
WILLは長いコートをはためかせながら、転んだ小夏の方へ近付いた。そして「ほらっ」っといって左手を差し出した。
小夏は最初はきょとん、としていたがすぐに照れたような笑い顔になってWILLの手をとって立ち上がった。





村に着くと、まだ朝が早いと言うのに村の人々は今日一日の営みを始めようとしていた。

「あら、珍しいねぇ。WILLが朝早くから村に来るなんて」
すぐに、パン屋を営んでいるワタメのローサが気付いて話しかけてきた。
「ローサおばさん、今日も早いな!」
ローサは何段にも重ねたパンの箱を運んでいた。箱と、店から香ばしいパンの香りが漂ってきていた。ふと、ローサが小夏に目を留めた。







**************************************

あ と が き

第5章始動!!(始動って・・・・・大袈裟な)

またまた出てまいりました。新キャラ(?)ワタメのローサさんです!!このローサもsoraが作ったリヴの一人です。例えローサという名前のリヴ、あるいはワタメがいても、その方はこの物語と全く関係ありません。そこのところご理解お願いします。(_ _)




コメント、感想などありましたらドウゾ。

「例の人物は見つかったか」
低目の声でゼリーが言った。
「はい。今は、中立の世界『リーク』という村におるようです」
跪いたままSAXが答えた。
「そうか。奴はこちらに気付いたようか」
ゼリーが椅子にもたれかかり聞いた。
「いえ、そのような素振りは見られませんが」
玖羽が答えた。
「わかった。だが油断はするな。仮にもあちらの世界の者なのだ」
相変わらず、表情を崩すことなくゼリーは言った。
「では引き続き監視を続けろ。何か動きがあったらすぐに連絡するのだ。もう下がってよい」
「「「はい」」」
三人同時に答えた。



どこかでそんな話が交わされているとは知らず、イヴたちはのどかな一日をはじめようとしていた。










**********************************

あ と が き

短くてごめんなさい・・・・・・・・・っ!!  そして中途半端ですみませ・・・・・・・・っ!!!

とりあえず、ここで第4章は終わりです。

次からは第5章に入りますので・・・・・・きっとそのうち急激に物語が動き出すと思い・・・・ま・・・・・・・・・・・・す・・・・・・・・(不安)

もう、終わりは決めてます。ハッピーエンド・・・・・・・なんでしょうか・・・・・・・?(ぇ)そこは終わってからのお楽しみと言うことで・・・・・・・(逃)でもそんなに期待されても、きっと見たらガッカリすると思いますよ・・・・?

今日はテンション高めです。(何)(日記参照)




コメント、感想などあればドウゾ。


キャンキャン言いながら歩いていた三人(というか玖羽)の前に漆黒の色のブラックドックが現れた。
「あら、黒曜じゃない。どうしたわけ?珍しいじゃない?」
玖羽がレニーウィールに喚きたてるのを止めてブラックドックに聞いた。
黒曜と呼ばれたブラックドックは三人を見渡すと言った。
「無事に帰ってきたか。つい先程長が参られた。お前達に会いたいそうだ。例の部屋におられるから早く行くようにな」

「え!?Wゼリー様来られたんだ!!??VVv」
途端に玖羽の目が輝き始める。
そんな玖羽に苦笑いしながらも黒曜は
「任務で疲れてるだろうけど頼むな」
そう言ってその場から立ち去った。
立ち去るときに玖羽に散々言われてぐったりしていたレニーウィールの肩にポンっと手を乗せ『何時も大変だな・・・』と小声で呟いて言っていった。

とうのレニーウィールは「ふえぇ・・・」と情けない声で弱弱しく呟いていた。


暗いアジトの中をさらに奥へ歩いて行くと、段々辺りが明るくなってきた。通路には蜀台が並べられ、蝋燭には灯がともっている。明るいと言っても薄明るい程度である。
長い通路を暫く行くと目の前に大きな扉が現れた。
「ゼリー様、玖羽とSAXとレニーウィールでございます」

扉の前で三人は立ち止まりSAXが言った。
すると
「入れ」
という言葉が聞こえ、扉が重い音を立てて開いた。

広い部屋に、宝石が散りばめられたような豪華な椅子が一つ。
そこにDark Nightの長、ヘンプクジンチョウのゼリーがゆったりと座していた。






**********************************

あ と が き

更新停滞中のsoraです。。。。。

今流行のインフルにかかりそうな感じです・・・・・ 月曜日卒業式なのに・・・・・・体調管理を日ごろからしっかりしてないのがここにきて現れてきたようです。あぁ・・・・・




コメント、感想などあればドウゾ。

カツン、カツン――
イヴたちがそんなことをしていた頃、三人組の人影が薄暗い部屋を歩いていた。


「あーあ!やっと見つけたってのに何で戻ってきたってわけぇ~~?」
腕を頭の後ろで組みながら三人のうち真ん中を歩いている金髪、碧眼のミミマキムクネ、玖羽が言った。


「仕方ないでしょう。目的の人物を『見つけてくる』っていう任務だったんだから」

先頭に立って片手に蜀台を持って歩くピグミーのSAXが言った。SAXの透き通った灰色の瞳は蝋燭の光を浴びて更に深みが増した色をしていた。


「今回は仕方ないです。まずは報告に来なくては・・・・」

最後に小さく言ったのは最後尾を少し小走りで歩くスナイロユンクのレニーウィールである。レニーウィールは中性的な顔立ちをしており、よく女の子に間違われるほどの童顔である。よく言えば可愛いのだが本人は気にしている。


「そんなこと分かってるわよっ。でもこっちが気付かれたら終わりじゃない。その前に片付けなきゃいけないんじゃないの?ってこと」
玖羽が二人に反論して言った。
SAXが答えた。
「気付かれるわけないじゃない。私達の存在は一部の者しか知っていない。ごく一部の者にしかね。私たち、『Dark Night』は」


そう、彼らは闇夜、『Dark Night』のメンバーである。WILLたちのいる世界とは違う、闇の世界に存在する組織。


「~~まぁいいや・・・で?報告した後はどうするの?」
玖羽が聞いた。

「さぁ?後は長の考え次第でしょ」
「え!?ゼリー様、今日いらっしゃるの?!vV」
SAXが言うのを聞くやいなや玖羽が目をキラキラさせながら聞いた。
ゼリーとはDark Nightの長のことだ。紫電のような色の髪でルビーの瞳を持つヘンプクジンチョウである。
玖羽はそのゼリーに憧れている。ある意味恋している。

「今はいらっしゃってないわよ。そのうちいらっしゃるって話だけど」

「なーんだ、来てないんだぁ~~~・・・・」
ガックリと肩を落とす玖羽。
「でもそのうち来るんですよね?」
レニーウィールが励ますように言ってきた。
「そのうちったって何時来るかは確実じゃないでしょぉ?今日は来ないかもしれないし、私達が任務で出て行った後かもしれないじゃない!」

玖羽の怒りはレニーウィールに向かってしまった。
「そっ・・・・そんなぁ・・・・・」
気の弱いレニーウィールは何時も玖羽の怒りの矛先に向けられてしまう。
助けを求めるようにSAXに目をやったが、SAXは『また始まった』とばかりに取り合う気も感じられない。









*********************************

あ と が き

体調がどうにも優れないsoraです。。。。(ぇ)

何とか続きアップしました。続きをどんどこ書いていかなくては・・・・・・(遠い目)

さて、だんだんと悪役の方も出てきました。もう、モデルさんと想像上に作ったリヴが入り混じりまくってますけどどうかよろしくお願いします;;



最近は新しい連載物を考えています。モデル応募はしない予感ですが。。。両立できるかな・・・・・(両立とか言ってる前にこっちをアップしてけよ)



コメント、感想などありましたらドウゾ。

『・・・・・つ・・・・・・こ・・・・・・っ・・・・・こなつ・・・・・・・小夏・・・・・』


私を呼ぶのは・・・・・・誰・・・・・? ・・・・・ルイ・・・・・・?・・・違う・・・・この声は・・・・・


「小夏!小夏!」


そうだ、この声は・・・・・


「小夏!おい、大丈夫か小夏!」
小夏はゆっくりと目を覚ました。
「小夏・・・・大丈夫か・・・・?大分魘されてたけど・・・・・」
「・・・・WI・・・LL・・・?」
寝ぼけて霞んだ視界に青色のヴォルグが写る。
「本当に大丈夫か?どこか具合でも悪いのか・・・?」
心配そうに顔を覗き込んでWILLが聞いてきた。
目を擦りながら小夏が上体を起こしてWILLに言った。
「本当に大丈夫だよ・・・・ただ・・・・」
「ただ?」
「・・・・・何か夢を見ただけ・・・・」

小夏が不思議な夢を思い出しながら言った。
ルイ・・・と名乗っていたあのユキムグリ・・・・・一族って何のことだったんだろう・・・それに消える間際に言った言葉。何て言ったんだろう・・・・・


・・・・思い出せない・・・・・

「・・・・・まぁ、何ともないんならいいけど・・・・ 朝飯、食べるか」
WILLが笑って話しかけてくれた。WILLの笑った顔をみるとこっちまで笑いたくなってくる。不思議。この気持ちは何なんだろう・・・・・温かくてくすぐったくて・・・


「食べたらまた外行くか。今日も相変わらず雪だけどな」
窓の外を見てWILLが言った。
「・・・うんっ!」
小夏も明るく返した。よく分からないけれども心地よい自分の気持ちを抱えながら――







*************************************

あ と が き

お久しぶりです。soraです。。。。。最後に記事を書いてから何日経ったアップでしょうか・・・・(遠い目)

最近は体調悪かったり、学校でテストあったり、パソコン壊れてインターネットに繋げなかったり・・・・・・

何にもしてませんでした。。。。。すみません・・・・・!!


さて、この物語を見て(見る過程で)気付いた方もいらっしゃると思いますが、

調子にのってサイト作っちゃいました!(ぇ)

いやぁ、何時か作ろうと思ってたんですがこんなにいきなり作るとは、自分でも驚いております。

これからもSnow Drop ~雪の舞う頃~をよろしくお願いします。




コメント、感想などありましたらドウゾ。

*†第20話†*



今は夜。窓の外は未だに降り止まぬ雪が深々と降っていた。
小夏とWILLはホオンと京と一緒に沢山のことを話して疲れてしまい、いつもより早く眠りについた。
辺りに音を立てるものは何も無い。唯唯、雪が降り積もるだけだった。


           『・・・・・つ・・・・・・こ・・・・・・っ・・・・・こなつ・・・・・・・小夏・・・・・』



誰かの声で小夏は目が覚めた。
辺りには何も無かった。唯、真っ白な世界が目の前に広がるだけだった。
「ここは・・・・・・どこ・・・・・?」

周りを不安そうに見回しながら小夏は呟いた。
すると唐突に小夏の後ろで細かな光の粒子が集まり始めた。そして薄い赤色のユキムグリになった。

「・・・・・あなたは誰・・・? ここは・・・・どこなの?」

小夏がそのユキムグリに恐る恐る聞いた。
『心配しないで。ここは貴方の夢の中。貴方の夢に入り込ませてもらったわ』
心に直接響くような声でユキムグリは言った。
『ごめんなさい。突然のことで驚かせてしまったわね。私はルイって言うの』
俯き加減でそう言った。

「あなたは何のために私の夢の中へ来たの・・・・?私のことを知ってるの?」
小夏が少しの希望を持って聞いた。
『えぇ、よく知ってるわ・・・・昔から・・・私は貴方へ伝えたいことがあるの。今、私達の一族が大変なことになってしまったから・・・・・残るは、貴方ぐらいだから・・・・・他の子達は生存がわからないから・・・・・』

ルイが悲しみを隠しきれず、顔を僅かに歪ませながら言った。

「な・・・何のことを・・・言っているの・・・・?それに、『私達の一族』って・・・・?『生存がわからない』って・・・・・どういうことなの・・・・・!?」
小夏が混乱しながら聞いた。

『貴方に危険を知らせにきたの・・・・・今、貴方には闇が迫っている・・・・もうすぐ目の前まで・・・・・ 貴方だけにしか頼れない・・・・・・!』

ルイが最後のほうは苦しそうに言った。
「『闇が迫っている』って・・・・今日ティラスさんに言われた『怪しい雲』のこと・・・・・? 私しかいないって・・・・」

『貴方に教えに来たの。あのことを。あの謳を・・・・・!』
ルイの言った言葉に小夏が反応した。

「『謳』・・・・・・?・・・・・・!!確かルーク様が言ってた・・・・・・!」
『あなたに一族の命運を委ねるしかないわ・・・・・』
独り言のようにルイが言った。

「早く!その『謳』って何なの!?教えて!私の記憶は戻るの!?私は・・・私は一体、何なの!?」
小夏が叫んだ。
『一度しか言えないわ・・・・。よく聞いて・・・・』

だが段々とルイの姿が霞んでくる。言葉も聞き取りにくくなってきた。
「待って・・・・!行かないで・・・・・・っ!」
小夏がルイに向かって必死に叫んだ。だが、どんどんルイは見えなくなってくる。


『ぁ、なた・・・の・・・ほんと・・・まえは・・・・せ・・・・す・・・・』
ほとんど聞き取れない。
小夏は叫んだが声が出ない。
最後にルイが、消え行く中で真剣な目で小夏を見つめて言った。


『は・・・かな・・・・・・ゆるは・・・ん・・・は・・・・る・・・・わ・・・こ・・・・ろに・・・ぇわ・・・り・・・ぃ・・・・い・・・き・・・と・・り・・・・み・・・・た・・れ・・・・』






*************************************

あ と が き

と う と う 下 書 き に 追 い つ い て し ま っ た ! !

あわわわわ・・・・・・;;更新が出来なくなるよーーーー!!;;(お前が早く書けばいいんだよ)←はぃ。。。全く持ってその通りでございます・・・・・・

ま、まぁ何はともあれ  祝! 第20話突入!!  です!ここまで続いたのも応援してくださった皆様、モデル様方、そしてちょっとでもこの小説を読んでくださったあなた!心から感謝します。

物語の解説をここで一つ。

今回出てきました、ユキムグリのルイさんですが、これは管理人が勝手に作ったリヴです。実際には実在しません。例え実在していてもそれはこの物語には全く関係ありません。同類に、前回から出てきました、ティラスさんもそうです。そこのところ、ご理解お願いします。


私信

小夏様>>どうぞ、どうぞ^^ご自由に宣伝しちゃってください。 というか寧ろ宣伝してください!!(ぇ)

小夏様のコメント、全てきちんと読ませていただいてます。いつもありがとうございます^^v


もちろん、コメントを書いてくださった皆様の分、全て読んでますよ^^励みになります。これで返事に行ければ・・・・・・っ!

コメント、感想などありましたらドウゾ。