「えっえっ!?ちょっ、ちょっと待ってよぉーーーー!!」
レニーが二人のいた(はずの)樹に向かって叫んでいると、
「何?お前どうしたって訳?迷子かなんか?」
後ろから声がかかった。
レニーがそろそろと後ろを向くと、そこにはWILLと小夏が立っていた。
余りにもあっさりターゲットに出会ってしまったため拍子抜けしたのか、余程レニーは呆けた顔をしていたのだろう。WILLが顔を顰めて聞いてきた。
「何だよ?誰かと離れ離れにでもなったのか?」
・・・・いや、離れ離れになったのに間違いは無いのだが・・・・・
そういうWILLを小夏が咎めた。
「もう、WILL。怖がってるじゃない。こういうときは心細いと思うよ」
こう言った後、優しく微笑んでレニーに話しかけた。
「君どうしたの?誰かとはぐれちゃったの?ここの村の子ではないよね」
思わずその笑顔にドキッとしてしまったレニーウィールはしどろもどろになりながら答えた。
「あっ・・・・・あの・・・・えと・・・・・とっ!友達と一緒に来てて・・・・・それではぐれちゃって・・・・・・その・・・・・」
「何処から来たんだ?」
WILLが聞いた。
「や、やみ・・・・・・じゃなくって!!とっ・・・・・・隣街から・・・・・っ!」
ついつい、本当のことを言いかけてレニーは更に慌てた。
「隣街・・・・・?じゃあここから一番近い隣街って言ったら―――『メルク』か・・・・・?」
WILLが考えながら聞いた。
ハッキリ言ってここら辺の地理にレニーは全くと言っていいほど疎い。もちろん、闇の世界から来たのだから当然のことなのだが。
とりあえず失言をしないためにも、そういうことにしておこうと思った。
「そ、そう。メルクから来ました・・・・」
ようやく落ち着いてきた胸に手をやりながらレニーは答えた。
「メルクか・・・・・大変じゃなかったか?」
「えぇ、まぁ・・・」
適当に答えてぼろを出さないでおこう・・・・・、そう思ってレニーは頷いた。
「そう。じゃあ一緒にお友達を探してあげるよ!・・・でもその前に何処か暖かい所へ行きましょうか。寒かったでしょう?」
思いも掛けない言葉にレニーは驚いた。
「そうだ。君は何て名前なの?」
目線を合わすように屈んで小夏が聞いた。
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あ と が き
・・・・・・約一ヶ月ぶりの更新・・・・・・・お久しぶりです。soraです・・・・・・・
最近、パソコンを開く暇が無い・・・・・・・・この前はテストあって撃沈してきたわけですが・・・・・
亀よりも遅い更新ですが、もう暫くお付き合いくださいませ・・・・・
コメント、感想などあればドウゾ。