夫がアスペルガーだと診断されて、二年が経ちました。


別れた方が良いのでは?と、何度も頭の中でよぎりましたが、一緒に暮らし続けています。


それができているのは、お互いの努力があってこそだと思っています。


しかし、初めからできていた訳ではありません。


夫が診断に至るまでの事を、忘れないように書き留めておこうと思います鉛筆





夫は結婚してから、職場に対する不満を漏らすようになっていきました。


夫婦だし愚痴くらい聞いてやればいいよねって感じで、相手をしていました。


でも、夫は日に日に元気がなくなり、朝起きられなくなっていきました


この頃から、心療内科へ通い出して服薬をするようになりました。


まあ、仕事って辛い事もありますから。


それで気持ちが落ち着くなら、良いんじゃない?って感じでした。


しかし、職場が変わる訳ではないので、夫の調子が良くなる事はありませんでした。




夫なりに思う所があったのか、その会社を辞めて転職しました。


職場が近くなり、土日祝はお休み。


これなら生活リズムも整うし、また元気に働けるはずニコニコ


夫は、そう言ってその会社に決めました。


一方で、私は引っかかりを感じていました。


給料や休日といった事ばかりで、仕事そのものについては話さない夫。


もちろん、給料や福利厚生を確認するのも大事だと思うのですが。


「ねえ、何でこの仕事なの?」


それに対する返事は、資格があるから、前と同じくらい給料が貰えるから、夜勤がないから…といったものでした。


腑に落ちない理由でしたが、夫が決める事で自分が口出せるものじゃないと思い、その会社への就職が決定してしまいました。




それから、わずか三ヶ月後に休職。


その一ヶ月後に復帰しましたが、職場へ行けなくなって退職。


夫は適応障害になっていました。


朝、布団から出てこられない夫を見てから、自分の職場へ向かう日々が続きました。


でも、帰ると夫はゲームして遊んでいるだけ。


そして、だんだんと元気になっていきました。


その頃の私は、悪阻で吐きそうなのを抑えて、通勤電車に揺られていました。


休みたい、寝たいのは、こっちも同じなのに。


いや、相手は病気で療養中だから…


自分がしっかりしておけば大丈夫。


でも、この人いつまでこうなんだろ?


少しずつ、夫が敵になっていきました。




ある日、夫が相談をしてきました。


「発達障害の診断を受けたい。」


聞いてみると、発達障害の特徴を調べてみたら、これまで学校や職場で思い当たる事がたくさんあったという事でした。


言われてみれば…


私も夫に対して違和感があった事は、たくさんありました。


ただ、夫は話が聞ける人でしたし、ちょっと的外れでも、元々は他人に対して思いやりのある人です。


それで、目をつぶってしまっていたのかもしれません。


診断を受けて何か変わるなら、やった方が良いだろうと思い、夫に受けてもらいました。




それから、二ヶ月くらい経った頃に、夫と一緒に結果を聞きに行きました。


結論から言うと、アスペルガーだろうと言う事でした。


集団行動やコミュニケーションが苦手、手先が不器用といった事も、これが原因だろうという事でした。


夫はホッとした様子でした。


自分が上手くいってなかったのは、努力不足ではなく障害のせいだったのかと。


違和感の原因が分かって良かったです。


ただ、私には不安が残りました。


夫はこの先、障害のせいにして努力しなくなるのではないか?


生まれてくる子供に遺伝しないだろうか?


治らないものと、上手く付き合っていく事はできるのだろうか?


…我ながら酷い事を考えるなと思いました。





それから息子が生まれて子育てが始まりました。


診断されて気が楽になった夫は、元気を取り戻しました。


私が偶然見つけた就労移行支援の施設に通い、そこで訓練して、また働けるようになりました。


仕事に対して何も意欲のなかった夫が、目標を持つようになりました。


私も夫の特性を知り、よく話したり何度も説明したりする機会が増えました。


全然通じてない時もありますが…


夫に話す事を諦めない努力をしています。


発達障害の診断をして良くなるかどうかは、その人次第だと思いますが、夫は受けて良かったと思っています。


私も、夫とのコミュニケーションについて見直す良いきっかけになりました。


とはいえ、これからも一緒に暮らしていくには、お互いの努力が必要です。


私だけでも、夫だけが頑張っても無理でしょう。


敵としてではなく、味方としてやっていきたいものですウインク