京成線は東京と成田を結ぶ事から、京成と名付けられたと聞く。京葉線は東京と千葉で京葉、八高線は八王子と高崎で八高。漢字の組み合わせは地名と地名を結ぶものがある。但し、京王線だけはあまり納得がいかない。東京と八王子を結ぶから京王、それは理解できるが、まるで八王子は東京では無いと解釈できるではないか。桑の都と謳われ、織物産業の「絹の道」を通る宿場町として栄えたこの街は、現在では軍都立川に押され気味であるが、ネクタイ生産量は全国2位、メガネフレームの全国シェアがなぜか90%と、特徴のある街として多摩地区を活気付けている。そんな八王子が「京王」の名称で繋げられると、本流にいるようでやはり東京の脇役と感じてしまうのは、私が西東京出身だからであろうか。
 長々と京王の話までしておいて、今回は京成杯。サマーマイル最終戦という位置付けから、夏競馬はまだ終わっていない。秋始動の初戦に、、等と考えている陣営には目もくれなくて良し。サマーマイルの賞金を取りに行く陣営を狙うべきは、今年の新潟記念と同型。暫定ポイント首位のウインガニオンがおらぬ以上は、勝てば優勝まで逆転可能な馬達で、戦国模様と見て良いだろう。
 特徴ある逃げ戦法一辺倒で関屋記念を逃げ切った割に、本流からは外れている印象のマルターズアポジーを本命に推す。ここ一着ならサマーシリーズ逆転優勝。正直、秋のG1で骨のある相手とやるよりも、ここ全力で、次走は福島記念だろう。トップハンデでまだ舐められていれば占めたもの。
 相手は逆転の可能性を秘めているグランシルクとダノンリバティ。最内ダイワリベラル、無欲津村のイン突き怖い。
◎5マルターズアポジー
○6グランシルク
▲13ダノンリバティ
△1ダイワリベラル

枠連3-3.7.1