1987年2月28日土曜日、馬越則明さんに
『やめとけ、入門するな!』
と、ズット言われ続けていたが、ついにこの日・・・
地下鉄千日前線の西長堀駅で馬越則明さんと待ち合わせて、平野駅に向かった
入門手続きを済ませて、稽古の見学をした(当時は見学はお断りだった。)
入門はしたが、一応・・・見学なのに『足を崩していいよ』と、北川先輩に言われるまで正座をして見学をした。
それくらいの緊張感があのプレハブの道場にはあった。
定時稽古が終わっても、モチロン馬越則明さんは自主トレをするので、私は先に帰った。
定時稽古だけで帰る人間なんて一人もいなかった。
『強くなるためだけに、こんな道場に入門したから当たり前だ!』
その帰りに、初めて痴漢にあったのもこの日だった・・・
『アホちゃうん(笑)そんなん大きな声だしたら仕舞いやろ(笑)』
彼女に言っていた自分がアホやった(笑)
家に帰り、稽古日誌の一ページ目に自分の書ける、ありったけの一番綺麗な字で、最初に書いたのは
岩崎弥太郎
西良典
長田賢一
佐和田亮二
山田利一郎
峯岸昭夫
そしてその下の七番目に自分の名前を書いた・・・
この稽古日誌どこに行ってんやろ・・・
現役の時は、いつもそばにあったのに、
つづく・・・
次回・・・初稽古と稽古日誌・・・