叔父はパーキンソン病を患っています。

高齢の叔母だけの介護では大変なので時々私は助っ人をしています。

 

これは、介護ベッドが届く前の話です。

 

「おーい。」叔父が部屋から呼ぶので、私が見に行くと、

「体を起こそうと思って足を下におろしたけど、起きれん。力がほんとなくなった。」

ベッドに寝て顔半分をマットに押し当て、片足を床に下ろしたままの状態で叔父があえいでいました。

 

「あらら。ほら、しっかり私の手をもって。」

叔父の両手をつかんで引き上げますが叔父の体勢はそのまんま。

 

「重ーっ。」

叔父の体は岩のように重くてちょっとやそっとじゃ体が動きません。ガーン

 

「ほら、ちゃんと私の手を持って。」

私がひっくり返ったら怪我をするので、足の裏に力を入れて踏ん張って、

ぐっと叔父の手を引きました。

 

「痛い。」えーん

叔父の訴えはムシ。だって、とにかく状態を起こしてあげないと。

「あと少しだから我慢して!ほら!」

私は勢いをつけてググっと最後の力を入れまいた。起きた!ニヤリ

 

介護の仕事をしている友人のIちゃんニコに話すと、

「あのね、力任せにやったらお互いに体を痛めるだけよ。」と言いました。

 

「そう言うけどさ、力入れないと起き上がらせるのは無理だもん。とにかく重いしさ。」

「そりゃ、あなたが一気に引き上げようとするから、それが怖くて体が硬くなってしまうのよ。」

ようするに、

介護者が力まかせに一気に引き上げようとすると、

介護される側は「力を入れないと転びそう」と思い、かえって体を固くしてしまうのだそうです。その結果、介護者は「思ったより重いな」と感じるということらしいのです。

 

重く感じるのは叔父が身体を固くするからか・・・。

 

そういや叔父が言っていたな、

「そう、そのまま腕を引っ張られると肩が抜けそうだし、腰が痛いから、身構えてしまうんだよ。」

って。