万葉集に詠われた鶏頭=韓藍(からあい)の花 | 藤香峰(ふじかね)智子の英語は世界へのパスポート

鶏頭が見ごろです。

 




鶏頭畑に行ったのですが、
暑かったので、写真をとって早く退散しよう、と思いました💦
でも、よくよく見ると鶏頭畑は天国のように美しい景色で圧巻。





鶏頭は姿がハイカラ(死語?)なので、比較的新しい花だろう、と思ったのですが、
意外にも万葉集に詠われている花で、「韓藍(からあい)」という名でした。

恋(こ)ふる日の 日(け)長くしあれば 我が園の 韓藍(からあゐ)の花の 色に出でにけり  
万葉集巻10・2278



訳:あなたに恋する日々が長く続いたものだから、
私の庭の韓藍(からあゐ)の花のように、顔色にでてしまいました。

ついでに英訳:
 I've been in love with you for a long time, 
so my feeling has appeared on my face like this flower in my garden.



奈良時代、鶏頭はその明るい色で親しまれて、家の周りに植えられてました。
鶏頭の歴史は古いのですね。