あなたはサッカーの歴史について分かっていますか?

 

ルールは分かっていても歴史までは分からない人は多いのではないでしょうか。

 

そこで、今回一緒にサッカーの歴史について学んでいきましょう。

 

 

サッカーの起源については諸説がありますが、

中世のイングランドを起源とするのが定説であった。

サッカーの歴史は古く、イギリスで中世に行われていた

フットボール祭りにまでさかのぼります。

村人たちがひとつのボールを蹴りあい、

決められた地点にボールを運ぶというルールだったと言われます。

また、イタリアではサッカーとよく似たスポーツが盛んだったとも言われています。

当時は地域によってルールも異なっていましたが、

19世紀にイギリス・ロンドンでルールを統一する協議が行われ、

「手を使ってはいけない」ものがサッカーという形に定義された。

 

 

それでは、詳しく見ていきましょう!!

 

 

12世紀、サッカーの “骨格” と呼べるものが英国イングランドの草原で楽しまれていた。

この初期バージョンは “フォークボール(Folkball)” という名で、

現在のサッカーとはほとんど共通点がなかった。

当時は拳でボールを叩き、対戦相手に激しいタックルを見舞わせていた。

ボールを蹴ることに主軸が置かれていたという点は共通していたが、

フォークボールはあまりにも暴力的だった。

 

そして英国政府がフォークボールを全面禁止して数世紀が経ったあと、

このスポーツは1800年代にかなり安全なルールが用意されたウインタースポーツとして

再出発し、イートン、ウィンチェスター、チャーターハウスのようなイングランドのパブリックスクール(全寮制私立学校)で試合が行われるようになった。

 

しかし、ひとつ問題があった。

各学校が独自のルールを用意していたのだ。

一部の学校はラグビーのように一時的にボールを手で扱うことを許可しており、

別の一部の学校はボールを手で扱うことを完全に禁止していた。

この結果、学校同士の対抗戦が難しくなってしまったのだが、

1848年にケンブリッジ・ルールが統一ルールとして採用された

 

ケンブリッジ・ルールはイングランド全土で適用された最初のサッカールールだったが、

ボールを手で扱っても良いのかどうかについては明確に定められていなかった。

その後、1863年にフットボール・アソシエーション(FA:英国サッカー協会)が

ロンドンで設立され、サッカーに関するルールを標準化

ここで初めてサッカーとラグビーが明確に異なる2つのスポーツとして扱われるようになり、サッカーではボールを手で扱うことが正式に禁止された。

 

ここでサッカーが誕生し、クラブが誕生

 

サッカーは産業革命に大きな影響を受けた

学生たちだけではなく工場労働者たちもサッカーを楽しむようになり、

彼らによる社会人チームが設立されるようになった。

サッカーは、終業後に楽しむソーシャル・アスレティック・アクティビティになったのだ。

また、鉄道網の発達に伴って他のサッカーチームの元を訪れて対戦できるようになると、

このような対戦が初期サッカーリーグへと繋がっていった。

さらに、この頃になるとサッカーが上手い人物に

契約金を払って加入してもらうチームが登場し、

そのスター選手の活躍を見るための観戦チケットも販売されるようになる

 

このような発展によってサッカーが素人の遊びからプロスポーツへ変わっていくと、

シェフィールドからイングランド初のサッカークラブが誕生した。

冬の間も身体を動かしていたかったシェフィールドのクリケットチームが有志を集めて

サッカーをするようになると、やがてこのグループが公式なサッカークラブとなり、

1857年に最古のサッカークラブ、シェフィールドFCが誕生。

彼らは独自のルールを用意していたが、ライバルクラブやFAとの長年に及ぶ対立を経て、

最終的にFAのルールを取り入れるようになる。

そしてイングランド全体でサッカー人気が急騰し、

強豪クラブ同士の対戦も行われるようになったことを受けて、

1888年にイングリッシュ・フットボールリーグ(EFL)が設立。

また、サッカーはアイルランド、スコットランド、ウェールズでも人気を獲得しており、

1890年にはこの4カ国がそれぞれ独自のリーグを設立し、お互いに対戦するようになった。

 

そして、世界に広がる

 

長年に渡りサッカーは英国のスポーツだったが、

このスポーツは徐々に中央ヨーロッパをはじめとする海外へ広がっていった。

1889年にはデンマークとオランダで英国に次ぐサッカー協会が設立され、

1891年にはニュージーランド、1893年にはアルゼンチン、

1895年にはベルギーで同じくサッカー協会が設立。

サッカーの世界的な人気は1904年のFIFA設立に繋がる。

この団体は国際試合および各国のサッカー協会のための共通ルールを設定し、

異なる国のチーム同士が公平に戦えるようにする。

 

尚、FIFAはフランスで設立されたが、

ベルギー、デンマーク、スペイン、オランダ、スウェーデンも設立メンバーに含まれていた。

2022年現在、FIFAには世界211カ国が加盟しており、

世界で最も重要なスポーツ団体のひとつに数えられている。

1900年代初頭、最も重要な国際サッカー大会は夏季オリンピックの一部として

開催されていたオリンピック・フットボール・トーナメントだった。

男子サッカーは1900年からほぼすべての夏季オリンピックの正式種目に含まれ、

女子サッカーは1996年のアトランタ五輪から正式種目として採用される。

しかし、現在において最も重要な国際サッカー大会は、

1930年から4年に1回開催されているFIFAワールドカップ。

 

日本を含む、アジア、アフリカ、北米に上陸

 

1966年、アジアとアフリカを含む21カ国がFIFAに加盟し、

新ルールの設定と一体性の強化のために新たな連盟が設立。

結果、現在のFIFAは、アフリカサッカー連盟(CAF)、アジアサッカー連盟(AFC)、

ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)、

オセアニアサッカー連盟(OFC)、南米サッカー連盟(CONMEBOL)という6つの

サッカー連盟で構成される。

北米では、1994年のFIFAワールドカップ米国大会をきっかけにサッカー人気が上昇したが、これに合わせて米国サッカー協会は、

トップリーグ “MLS(Major League Soccer:メジャーリーグサッカー)を設立。

 

サッカーの歴史は非常に奥が深く、そのルーツはかなり古くまで遡ることができる。

このスポーツは時間とともに変化してきたが、時代性を失うことはなく、

常に高い人気を維持しており、今も世界各地のスタジアムを満員御礼にすると

同時にテレビ中継で高視聴率を記録している。

 

これからも、世界でサッカーを盛り上げていきましょう。

また、まだまだの日本も盛り上げていき世界に名が届けられるように

みんなで日本サッカーを盛り上げていきましょう。