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作曲家は苦労人がほとんどだ。

大抵は貧困に苦しみ、恋人と破局し、家族と仲が悪く、病に倒れ、精神を病み、それでも曲を作る。

 

それをのりこえ、「美談」として扱われ、作曲家は語り継がれることが多い。

 

しかし、ただ一人だけ、最初から恵まれて、それほど挫折もせず、才能も満ち溢れた作曲家がいる。

それが今日紹介するフェリックス・メンデルスゾーンである。

 

一言で言おう、リア充である。

 

大金持ちの家に生まれ、家は大きな庭付きの大豪邸。家の中に音楽ホールがあり、オーケストラまで持っている。

 

顔はイケメン。若い時の肖像画をご覧いただこう。

美少年。

 

 

幼いころから神童と名を馳せ、桁外れの記憶力によってバッハやベートーヴェンの作品を軒並み暗譜、いつでもピアノで弾くことができた。

16歳の頃には、普通の作曲家が一生涯をかけて書くような大曲たちを何曲も作曲。

 

 

絵の技術だってすごいのよ。

彼が描いた絵をいくつかご覧にいれましょう

 

すごすぎない!?

 

なにこれ普通に画家じゃん。

 

美人な奥さんをもらうときに、ずっと仲良かった美人な姉が「顔は良いらしいけど必ずしも性格が良いとは限らないのよ」と嫉妬したとか。

 

エロゲの主人公か。

 

ちなみにその後、お姉さんと奥さんは実際に会って意気投合。仲良くなります。

 

さて、だんだん書いてきて腹立たしくなってきたので、今日の曲の紹介へと移ろう。

 

 

これです。

 

 

 

劇付随音楽「真夏の夜の夢」より「結婚行進曲」。

 

あまりこれを知らない人はいないだろうが、今すぐゼクシィを買いに行きたくなる曲でもある。

 

 

シェイクスピアの「真夏の夜の夢」に感化されて、メンデルスゾーンは、一曲の曲を書いた。

 

目的は、「お姉ちゃんと連弾するため」。シスコンでもいいじゃない。イケメンだもの。

 

 

もともと遊びで作ったのだが、この曲がプロイセン王の目に止まり、もっと書いて欲しいと命令を下される。

 

やべえよ、王だよ王。

 

遊びで曲作ってたら王の目に止まるて。

 

主人公か。(2回目)

 

よしそれならばと思い、メンデルスゾーンは、お姉ちゃんと連弾した曲をオーケストラ用に編曲し直し、序曲(最初に演奏される曲)にして、12曲の組曲を作った。それがこの「真夏の夜の夢」である。

 

 

その中の9曲目が、結婚行進曲である。

 

まさに幸せいっぱいのメンデルスゾーンが作った、最高級の幸せな音楽と言えよう。

 

 

そんなメンデルスゾーンだが、一つだけ残念なことがある。それは「短命」ということだ。早熟の天才はよく短命になる、と言われがちだが、メンデルスゾーンも38歳で亡くなる。それは、姉ファニーが亡くなった半年後のことだった。。。。

 

 

 

前回もちらっと書いたが、メンデルスゾーンは作曲家でもあるが、教育者や指揮者としても有名だった。

 

彼が20歳の時、これまで忘れ去られていたバッハの「マタイ受難曲」を指揮し、見事大成功を収める。これがなかったら僕たちがバッハの名前を聞くことはなかったのかもしれない。

 

また、今の指揮者が使っているような指揮棒を使い始めたのもメンデルスゾーン。

 

 

頭もよく、才能に満ち溢れ、恋も、家族も、あらかた順風満帆だったフェリックス・メンデルスゾーン。

 

いいオチも思いつかなかったので、今日はこれくらいにしとこうと思う。

 

それでは、また〜