介護保険外サービスとは

はじめまして。ケアーパートナーのTATSUYAです。私は、現在介護施設働きながら、在宅介護で自分の時間が取れない、疲れてしまっているご家族の力になりたい。ケアーパートナーとして共に在宅介護を支えたいと思い、この度2023年5月より介護保険外サービスの事業を始めました。

今日は、僕が提供している介護保険外サービスについてお伝えしていきます。

介護保険外サービスとは、簡単にお伝えすると国の介護保険制度の対象外のサービスということです。介護保険制度で提供される「訪問介護」「通所介護」「施設介護」「訪問看護」などのサービスでは適用できない部分を補うサービスの事を言います。

介護保険外サービスについては、後半で詳しく説明してきますが、その前に介護保険サービスについて先に説明させて頂きたいと思います。

介護保険サービスとは

介護保険サービスとは、介護を必要とする方に国から費用を給付し、適切なサービスを受けられるようにサポートする保険制度のサービスです。自立支援や、介護する家族の負担軽減を目的としています。

日本では、40歳以上になると全ての国民が被保険者保険料を支払い事になります。介護が必要になったときは定率を国が負担して、必要なサービスを権利として受けられるようになります

介護保険サービスを受けるためには、地域包括支援センターにて介護認定の申請を行い、判定を受けます。要支援認定や要介護認定と言います。その度合いによって、「訪問介護」「通所介護」「施設介護」などのサービスを介護保険内で1〜3割負担の費用で受けことができます。つまり、とても安価な価格でサービスを受ける事ができます。　

介護保険サービスでは、主に「生活援助」「身体介護」を受けることができますが、介護保険法に定められている厳格な利用基準があるため、サービスの種類や利用条件に制限があります。介護が必要になった方が必要最小限の生活面の援助や身体の介護が安価な価格で受けられるサービスということになります。

介護保険サービスの一例

身体介護

排泄

トイレの介助　見守りや誘導など

食事

食事介助　見守り　配膳や下膳　服薬介助

入浴

洗身　洗髪　全身浴　清拭など

起床・就寝

着替え　口腔ケア　整容　などの介助

移動・移乗

移動や移乗の介助　体位交換など

通院・外出

乗車、降車の移動や移乗

車椅子の移動や移乗

※受診待ち時間の付き添いなどはできない

生活援助

掃除

主に利用者が使用する居室、トイレ　洗面所

テーブルの掃除やゴミ出し

洗濯

・洗濯や手洗い

・アイロン掛けなど

ベットメイク

・布団干し

・シーツ交換など

衣類の整理

・衣類の整理やボタンをつけるなどの補修

調理や買い物

・一般的な調理や調理後の後片づけなど

・隣店舗での日用品や食材の買いだし

・薬の受け取り

外出支援

・通院の同行

・公共サービスの申請や役所への届け出

　選挙　納税の同行など

上記の介護や援助については、基本的に利用者本人が主として利用するものであり、本人以外の同居になどの利用ができません。また、介護や援助の時間も規定で決められており、1時間未満になることが多いです

※管轄するご行政によって違いはあります。

介護保険外サービスとは

先ほどお伝えして通り、介護保険外サービスとは、簡単にお伝えすると介護保険制度の対象外のサービスということです。介護保険制度で提供される「訪問介護」「通所介護」「施設介護」「訪問看護」などのサービスでは適用できない部分を補うサービスの事を言います。

費用としては、介護保険を利用することができないので全額自費になります。しかし、介護保険内では、制限があってできないサービスも保険外なので自由で柔軟に対応する事ができます。　また、サービス時間なども規定があるわけではないので事業所が合意すれば長時間でのサービス利用可能になります

介護保険外サービス一例

介護保険外サービスの一例

・外出や旅行などの付き添いサービス

・介護予防やリハビリサービス

・ゴミ出し　草むしり　引っ越しの手伝いなど

　柔軟な掃除サービス

・アロママッサージやネイルサロンサービス

・利用者のみの生活援助でなく、同居人など

　の援助

・ペットの世話

・保険内ではできない長時間や泊まり込みでの介護

など規定がないのでどんなサービスも事業者や利用者との話し合いで対応が可能になります

介護保険サービスと介護保険外サービスのそれぞれのメリット　デメリット

介護保険サービスのメリット

・安価な価格で質の高いサービスが受けられる

・ケアマネジャーなど相談できるプロと一緒にサービスを選択できる

介護保険のデメリット

・介護度などで負担額にばらつきがある

・必要最低限のサービスしか受けることできず、規定が厳しい

介護保険外サービスのメリット

・介護保険内ではできないサービスを柔軟に受ける事ができる

・利用者以外の同居になどもサービスを受けることができる

介護保険外サービスのデメリット

・全額自費なため金銭的な負担が大きい

・規定がない為、必要以上のサービスを進められてしまうことがある

最後に　　　

介護保険サービスも介護保険外サービスもどちらの方が良い。悪いというものではなく、それぞれ補えないものを補うためのサービスとして捉えて頂けたらと思います。　

最後に僕個人の考えとしては、利用者様、ご家族様が心身的にも経済的にも負担なく、自分らしく在宅生活を送って頂きたいと思っています。そのためまず経済的にも負担が少ない介護保険サービスは使えるだけ使って頂くことをおすすめしています。介護保険ではできないことや補えないところを介護保険外サービスで補うことで心身的にも経済的にも負担が少なく、自分らしく在宅生活を送って頂ける思っています。

最後まで読んで頂きありがとうございました　　

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