先月久しぶりに受験したTOEICは散々な結果だった。
3年ぶり位かもしれない。
前回受験した時は895点が最高点だったが、今回なんと775点。
リスニングが375点、リーディングが400点。
700点台まで下がっただけでなく、自信を持っていたリスニングがひどく後退している事実に驚いた。
確かに英語学習の時間がほぼ確保できていなかったが、
これでは仕事などで英語話者の内容を殆ど理解できていないのではないかとさえ疑ってしまう。
確かにここ1年位、会話でもメールでも、日本語でのアウトプットの質が劣化しているのはうすうす気づいていた。
英語学習の時間を確保できている時は、常に新しい語彙や表現のインプットを行っている。
英語の語彙を理解して記憶する行為を通じて日本語の語彙も自然と増加する為、
普段の日本語の質が改善する。
一方で英語学習から離れても、インプットする行為自体は無くならないとは言える。
例えば書籍やネット、テレビなどで新たな語彙や表現を学ぶ機会もあるだろう。
しかし、これらはその人の興味が及ぶ一定の範囲にとどまる。
もちろん学術的であったり、高度なビジネスコンテンツなどから習得する事もできるが、
余った時間にわざわざ頭の疲れるような事をしようと思う人も限られるだろう。
学習という行為は疲れるのが当たり前であり、また自発的にやっているので、疲労を厭わず取り組む他なくなる。
したがって、学習から離れてしまえばその人の興味のある物事や楽な人間関係を通じてのみ新しい語彙や表現が入ってくる状態なので、向上するかどうかは個人の知的好奇心や人間関係に依存する。
まぁ言っても仕方がないし、現在地を明らかにできた点は収穫だった。
これからの学習の方向性を決める材料にもなったし、受験して損はなかったと言える。