凶暴彼氏の説明書。 -3ページ目

4.Sさんについて-その1-

完全に住み移る前から荷物を少しずつ実家から運んでいた私。


ある日Sさんから「今すごくお腹空いてるんだけど、出来れば何かご飯作ってきてくれると嬉しいな」とメールが来たのでしょうがないからご飯を作っていくことに。


「ご飯何がいい?」って聞いたんだけど「何でもいい」とのことだったのでその時私が食べたかったナスとトマトのスパゲッティーを作って持って行きました。


Sさんちに着いてご飯を渡す。


Sさん「ありがとう」とモグモグ。


お腹すっごく空いてるって言ってた割には食の進みが悪いなあ?


で、暫くしてSさんご飯完食。



まあそんなことがあったのを皆さん覚えておいて下さい。


住み始めて少ししてから判明したことなんですけどね?


Sさん、相当な偏食家だったんですよ・・・!!!!


私がご飯買ってきて食べてる時に「食べる?」って聞いても「いや、それ食えん」ってばっかり言うから


「もしかして好き嫌い相当ある?」って聞いたら「そうやなあ」・・・と。


んで、「私がお風呂上がるまでにこの紙に嫌いなもの全部書いてみて!」って言ってお風呂に入って、


んで上がって紙見たら



・魚

・ブロッコリー



何これ・・・?苦笑


Sさんに聞いたら「面倒臭いからもう書かん」だそうで・・・


でもブロッコリーの後にも点々があるってことは嫌いな食べ物がまだあるってことだよね;


この時私はSさんの嫌いな食べ物があんなに多いだなんて想像もしていませんでした・・・


そう・・・


まさか・・・




主にチャーハンとラーメンとたこ焼き位しか食べないなんて・・・!!!!!!!




これ聞いた時もうびっくりですよ。


だってさ、じゃああの時作ったスパゲッティーは何だったの?!!ってなりません??!!


恐る恐る聞いたら



「実はスパゲッティ好きじゃないからあの時は頑張って食べた」



そうかそうか、ごめんねスパゲッティなんて作って^^^^^(泣き笑い)



じゃねええええだろおおがああああああああああああ



私何がいい?って聞いたにも関わらずSさんが何でもいいって言うからスパゲッティにしたんだろうがあああああああああああ








え?何??




Sさん「実はスパゲッティの中でもトマト系のスパゲッティは一番駄目なんや^^」





てめえぜってえ殺す!!!!!!!










まあちょっとオーバーに書きすぎましたが別に殺したい程起こってません。


ていうか全然怒ってません。


むしろなんか空しい気持ちになりました・・・凹


なんなんだよスパゲティが嫌いって・・・


あんなに美味しい食べ物を嫌いだなんて・・・涙


折角作ったのになあ・・・


あ、だからあの時美味しかったとかそういう感想述べてくれなかったのかあ・・・(遠い目)




余談ですが、Sさんは京都生まれ京都育ちなのに和菓子が嫌いです。


中でも特に抹茶が嫌いだそうで。


ホント勿体無い。


京菓子、あんなに美味しいのに・・・


あとこれも余談ですが私は大の京都好きです。


お寺巡り大好きです。


去年お姉ちゃんと二人で京都に旅行に行ったんですけど、5泊もしたのにお寺しか巡りませんでした。


その位好きなんですよね。


なのにSさんときたら「寺なんて行ったことない。行ってもなーんも無くてつまらんやん」だそうです。


全然分かってないなー・・・ホントに。


ああ!ホントに勿体無い!!


それでもあなたは元京都民か!!!!!


これ何回もSさんに言ってます。






あー!言い忘れました。


Sさんの食べ物に対する姿勢というかなんというか、そういうものの話ですが、


食べたことのない食べ物に対して


「あ、これ食べたことない。食べるのやーめよ!」


という考え方らしいです。


普通なら、


「食べたことないから食べてみよう」


とか、


「食べたことないから食べてみたい」


ですよね?



やっぱりSさんは何かが可笑しいんだと思います。




ていうか素直に食べてくれよ・・・!!!!!!


あなたそんなんだから細いんだよ!!!!!!







私「そんなんだと都市災害とかで食料なくなったとき真っ先に死んじゃうよ?」


Sさん「別にいいもん」





じゃあ今すぐ死んでくれ。


3.告白

襲われたのがあってから、Sさんが告白してきた。

Sさん「付き合って欲しいんや」

私「ごめん…」

Sさん「付き合ってくれる可能性は?」

私「0%です…」


断った後も懲りずにひたすら私に告白してくるSさん。

それからよく私に「付き合ってくれる%増えた?!」って聞くようになってた。

面白い人すぎる。

何もしてないのにそんな急に上がるわけないじゃない笑


正直、私はタバコ吸ってる人とは付き合えない。

どんなにいいなって思ってもタバコ吸ってるって分かった時点でアウト。

それも100年の恋も醒める勢いで。


あと、ギャンブルをする人とも付き合えない。

Sさんはパチスロが好きだからアウト。





…と、思ってたんだけどなあ…


やっぱり私って押しに弱いのかな。

気付いたら告白をOKしてる自分がいた…凹

しかもSさんを好きになってる自分がいた…不覚…凹


絶対好きにならないと思ってたのになあ。


↑これを何度もSさんに言うとらしくもなく意外と凹むから面白いんだよね。


まあ、そんな訳で付き合うようになりました。


めでたしめでたし。



ではありません!!

これからが大変だったんです。

さあ。

プロローグは終わりました。

次から日常編が始まります!!


面白いよー?笑

2.襲

この記事は不快感を与える可能性のある内容が含まれています。

下ネタなどが苦手な方は絶対に見ないで下さいm(_ _)m!!!







































Sさんの家に住み移った初日。

ネットで買ったベッドがまだ到着してなかったから今夜は雑魚寝かなーなんて思ってたらSさんが布団を貸してくれた。

優しい!

でも申し訳ないからいいよ!って何度も断ったんだけど聞いて貰えず結局借りた布団で寝ました。

(因みにSさんの部屋にはソファーベッドがあります)

翌朝Sさんに「布団なくてちゃんと寝れた?」って聞いたら「実は昨日は寝てない」と言われてまた申し訳ない気持ちに…涙


それで次の夜は断固布団は拒否しようって思って。

次の夜も布団を持って私の部屋に来てくれたんだけど、拒否!!

そしたらSさんが思わぬひとこと。

Sさん「じゃあ一緒に寝る?」

私「は?!」


おいおいおい何言いだすんだよ?!

って思ったのに押しに弱い私は何故か一緒に寝るのを承諾…凹


「何かしたら本気で怒るから(真顔)」

って釘刺して就寝。


出来る訳もなく…

寝れないから少し雑談することに。



話してるうちにどうしてそうなったのか、全然全く覚えてないんだけど気付いたら何故か私の上にSさんがまたがってた…??!

それで、キスしようとするから必死で抵抗!!

嫌だ!って何回も言ってるのに力強いし全然逃げられなくてもうなすがまま状態…号泣

ずっと嫌だ嫌だって言ったらSさん我にかえったのかベッドからおりて私に背を向けてうなだれちゃって…

「俺最低や…」

って言い出したかと思ったらカッター取り出して…!!!!

危ないからやめて!!!ってちょっと揉み合いになって。

でも一応止められた。

そしたらSさんが「俺、すえのこと守るゆうたのに何やってんねやろ…」って泣き出して。


いやいやいやいやいや!!!!!

泣きたいのは私だよー??!!!!

あんなことされたのにあんなことしやがった奴を慰めなきゃいけない私の方が泣きたいよー???!!!!!!


って思ったけどバカバカしくなった上に早く寝たかったからウザイSさん(←酷)をさっさとなだめてやっと就寝。

あー怖かった…


こんなことがあったのに翌朝普通に会話してた気がする。

こんな自分が嫌だ…涙