便秘を改善するために通っていただいた患者さんですが、なかなか良くなりませんでした。

改めて患者さんから詳しく話を聞かせてもらったのですが、驚いたことにこの患者さんは、とにかく便秘はいけないことだと思い毎朝便がでるまでトイレで長い時間頑張っていたそうです。そのせいで病院で検査を受けたら腸が細長くのびていると診断されたそうです。でも、処方されたのは整腸剤だけだったそうです。


私はこの話を聞いて、便秘の原因は、食生活や生活環境または仕事などのストレスが原因の場合が多いことを説明しました。


また、健康雑誌やテレビなどでとにかく便秘は良くないから出さないといけないと思いこまされて(確かに良くはないですが)無理やりだそうとして体を壊しています。(下剤も同じです。)


便秘はつらいですが、体に良くないことが起こっているサインです。まず、その原因となる食生活やストレスを改善していきましょう。それと長い期間便秘になっているなら、それなりに治るのにも時間がかかるのも理解した方がいいでしょう。
1日や2日ぐらい便が出なくても大丈夫です。無理に出そうとせずに自然と出てくるのをまちましょう。

注:あまりにも長い期間でなかったり、苦しい時は医師の診察を受けることをおすすめします。


この患者さんは、整体(自律神経と腸を整えました)を受けながら食生活と生活環境を改善し、トイレで無理に出すことをやめたら1ヶ月ぐらいで普通の状態に良くなってきました。


なかなか便秘(特に女性には)はデリケートな問題なので、初回から詳しく話が聞けないことが多く、何回か整体を受けてもらって信頼していただいてから詳しく話してもらえることがあります。全ての便秘がこのパターンに当てはまるとは思いませんが、心当たりのある人はお試しください。