和田義盛に『罪はない』と語りかける実朝は、斬られた上総介広常をただ見つめることしか出来なかった若かりし時の北条義時だった。

降伏するよう説かれ今後も力を貸して欲しいと実朝に言われた和田義盛は、前夜に頼朝と酒を酌み交わした上総介広常だった。

騙し討ちされた和田義盛がどうする事も出来ない姿で見上げた先にいた北条義時は、『最も頼りになる者が最も恐ろしい』と言って上総介広常を冷たい目で見下ろした源頼朝だった。

怖い。
三谷脚本が怖すぎる。

頼朝に忠誠を近い、傍でその非情さを戒めていた義時が、今はその頼朝のごとく非情に御家人を滅ぼしていっている。

そして、その義時を戒めるのは嫡男である北条泰時。

義時は頼朝を戒めながら、いつの間にかその非情なやり方を踏襲するようになった。

泰時は義時を戒めてその都度飲み込まれて、そしてこの後どんな3代目執権になるのか。

どんな思いで御成敗式目を制定するのか。

もうクランクアップしたと聞いたが、本当にどこで終わりを迎えるのか非常に気になる。

え、来年1月からは北条泰時を主役とした大河が始まるんですよね?と素っ頓狂な声を上げたいくらいこのまま見続けていたい。



和田を滅ぼして、実朝が頼りにするのは自分たち北条だけだと思っていたら、まさかの『西のお方』を頼りにするという発言。

そりゃ、一気に空気がピリつくわ。

でもその険悪な義時の空気に気付かない実朝。

実朝、北条が恐ろしいことを理解していながらそれでも屈しないところを見ると、『鎌倉殿』である自分と『清和源氏』の血筋にかなりのプライドを持っていたということだろうか。
(それはもちろんか)

空気が読めないなんてことはないはずなんだけど…でもあの流れであんなこと言ったら義時を軽んじる&挑発することになるって分からなかったんだろうか…。

もはや義時が鬼に見えたし、実朝は崖っぷちで震えながら牙を剥く小虎に見えてしまった。

来週は実朝が夢見た宋への渡航・交易、そしてそれが潰れる経緯が描かれる様子。

作り上げた船が壊れたのは…もしや義時の陰謀…?