🌙 月うさぎの始まり
秘密の花園が月あかりに照らされる頃、
メルヘンガーデンの秘密の夜の物語が始まります。
今夜の主人公は
月うさぎさん🐰
月あかりを浴びながら、
夜のメルヘンガーデンをそっと見守っています。
昼のあいだは、
花たちや小さな虫たちがにぎやかなこの庭も、
夜になると
しん…と静かな時間に包まれます。
その静かな庭を
歩きながら
月うさぎは夜の声を聞いています。
葉っぱのゆれる音。
遠くできらめく星の光。
眠りにつく花たちの小さなため息。
するとそのとき。
空から
ひとつの星のかけらが
ふわりと庭に落ちてきました。
月うさぎは耳をぴくっと動かして
空を見上げます。
「また星屑が降ってきた。」
月うさぎの仕事は
この 夜に落ちてくる星屑を見守ること。
なぜなら。
星屑がたくさん集まる夜、
このメルヘンガーデンでは
まだ誰も知らない不思議なことが起こるから。
月うさぎは
そっとつぶやきました。
「今夜も…
夜の物語が始まりそうだね。」
そのとき
庭の奥のほうから
コツ…コツ…
誰かの足音が聞こえてきました。
それはまだ
月うさぎも知らない
月の番人との出会いの始まりでした。