私はIQという言葉が嫌いだ。
IQとは知能指数のことを言う。
パソコンで言えば、スペックのことを指すのだろう。
第一、人間には数えきれない程の能力が存在する。例えば、スポーツができるとか、将棋ができるというのも立派な才能だ。スポーツの中にもいろいろある。野球が得意な人もいれば、バスケットボールが得意な人もいる。その中でもピッチャー向きの人だったり、バッター向きの人もいる。とにかく、数えきれない程の能力がある。
一般的に言われる「頭の良さ」にも、いろんな種類がある。勉強ができる人、話が上手い人……。その中でも、数学が得意な人もいれば、社会が得意な人もいる。
とまあ、このように数えきれない程の能力の種類がある。
それは人と人とを単純に比べるものではなく、自分の得意なフィールドで勝負するのが利口だと私は思う。
IQテストというものについて、私は受けたことがないので詳しくはわからないが、どうやら言語理解、知覚統合、作動記憶、処理速度の四項目に分けて評価するらしい。
だが、このたった四つの項目を数値化して、人と人とを比べようとするのは、どうにも納得がいかない。少し乱暴な話にすら思える。
私からすれば、IQが高いというのは、IQテストで測られる能力が人よりも秀でていた、というだけのことだ。
決して人間そのものを、絶対的な数値に落として比較できるものではない。