追加、おれいまいり

過去を辿る。
ここらへんにむかしむかし、2年ほど住んでいた。
ナガイコウジくんのことが好きだった。
思えばコウジは初恋の人と同じ名前だった。
すっかり忘れていた。
他に覚えていることは、
鹿と孔雀のいる公園、
郵便番号がまだ3桁で、343だったこと、
タイヤ公園、
ドッチボールで受けた男子の投げた早い球、
ハセガワ先生の伴奏でともだちだ海だなんだって歌の合唱。
あの時の子どもは、
何十年も経って、
炎天下のもと汗だくでフラフラで、
口を開けば「ビール飲みたい」ばかりが口をつく、
こんな大人を想像していなかった。
懐かしい場所はいつだってこう言う無意味な思い出を巡らせてくれる。
全然だめだめだけど、心拍数は少しは低くなっただろうし、
ちゃんと健康に生きているし、
もうあんまり全然だめだめとか言わないこと。
暑いんだけど全然いやじゃない。
ムンバイに比べれば全然暑くない。
追加。
今日はソロのやつをリストに追加。
追加。
たった一人で頑張っている、他人にばかり優しすぎて不器用な女の子の歌。