好き好き インド
インドの好きなものリスト。
[オート]
ださいことにいまだに乗り物酔いをする。
バスなんか乗る時は酔い止めが必須。
そんな私がお酒に酔っ払っていようが何キロ出ようが絶対に乗り物酔いをしない。
オートリキシャ、ことムンバイのオートは大好き。
しかも安い。
初乗り1.4キロまでは17ルピー、つまり40円もいかない。
お釣りだってもちろんくれる。
運転手がだいたい優しい。
たまに陽気なドライバーだと意味不明のヒンディーですごい話しかけてきて、
結局わけもわからんまま到着して、
いい気分で送り届けてくれる。
それにおもしろい。
ちょっとしたジェットコースターなんかより全然スリル満点で、
渋滞をクラクション鳴らしまくりながらどわーーーーって抜ける。
でも安全。
何時だってどこへだって安全に送り届けてくれる。
このオートが好きで好きでいつも乗っている。

[Home delivery]
人件費が安いからかよくわからないんだけれども、
何だって届けてくれる。
[野菜]
おいしい。
安い。
道端で買ったものはすぐに腐ってしまう。
ほどには新鮮で、無農薬。
味が濃いくて、日本にいればありえないほどには野菜を毎日貪った。
[神様]
たくさんどこにでもいる。
グロテスクなその見た目と、時に血を好む。
神様って今までお釈迦様とかキリストとか、
人間とは全然違うものだと思って来たけれど、
超越した何か、もう人間とは全然違うレベルのものだと信じて来たけれど、
インドのそれは違う。
嫉妬深くて、理不尽で、
もう人間みたいで、
ここインドではアイドル扱いで、
とても近い。
[おじさん]
インドのおじさんは総じて優しい。
「うわああああああ」って半泣きでいたら、
まず間違いなく「どうしたどうした」って助けようとしてくれる。
実際助けられるかは別問題で、とにかく関わってくれる。
日本のおじさんよりずっとちゃんとしてないけど、
ずっとちゃんとしている。
[時間感覚]
ヒンディー語の「明日」と「昨日」は同じ単語。
KARE。
明日も昨日も同じ。
過ぎたものも来るかどうかわかんないものも大して変わりない。
大切なのは、今日。
生きているのは、今。
[遺跡]
歴史があって、
ヒンドゥーと仏教とイスラムとごちゃ混ぜで、
入り乱れた感じで、
もう何でも来い。
彫ってやる。
全部この石に掘り込んでやる。
ずっとずっと残すために全部掘り込んでやる。
[子ども]
かわいい。
目が大きくてみんなローラみたいなもん。
これがある一定年齢を境に全然かわいなくなるけど、
裸足できゃっきゃ言いながら走り回る子どもを見ていると、
日本の抗菌製品に囲まれた彼らとどっちが幸せなのか答えはわからなくなる。
もし私が子どもを生む様なことがあったら絶対にインドで育てたい。
躊躇なく「俺のママが一番最高だぜ」って、
思春期だろうが何だろうが堂々と言える、あの人たちの中に居て欲しい。
[気候]
あったかいんだから。
寒いのは私は死ぬけど暑いのはいくらでもいける。
好きなものばっか。
だから住んでみた。
好きすぎて住んでみた。
不思議なもので、好き好き言ってたら、
ここではおもしろおかしく悪口ばっか書いて来たけど、
本当は毎日おもしろくて仕方なかった。
道端のもう地獄絵図みたいなカオス、
誰も守らない信号が渋滞してクラクションが鳴り止まなくて、
自分の乗っているオートと隣のドライバーが本気でケンカしながら、
子どもがペンを買えだの金寄こせだの凄んできて、
野良犬が吠えまくる。
とんでもない非日常に毎日酔いしれた。
本当におもしろかった。
で、そんな風に好き好き言ってたら、
インドの神様に愛されてしまってなかなか離してもらえないまま、
とても安全に過ごさせてもらった。
結局犯罪みたいなものは一度も私は見なかったし、
遭わなかったし、
そりゃいやだなーなんて思いはいくらでもあったけど、
そんなの日本にいたって同じことだし、
何だインドでレイプだなんだって、
そんなの一回も見たことも聞いたこともない。
私がもはやインド人にとって女性として成り立っていないのか、
ある程度は気をつけていたからなのか、
もう知る由もないんだけれど、
ほんとに、
シヴァ、パールバティ様、
カーリーちゃん、ガネーシー、
ハヌマーンもクリシュナも、他全部、
そしてインド人たち。
正直で優しくて実は気が小さい、
歴史や境遇をまるっと受け入れて、
何かのせいにするでもなく、
もがくわけでもなく、
ただもうそうゆうものって受け入れて、
それってもうそうだ、釈迦を生んだ国だからそれはそうだ。
今だけをちゃんと生きるインド人、本当に大好き。
ありがとう、インド。
いつかまた戻ってくるよ。
もうそろそろ行かなきゃ、だ。
Unfaithful/エイドリアン・ライン監督

映画は本に比べると全然観ない私が、
一番好きな監督。
芥川賞の本とかストーリーがわかりにくいものは全部だめなのに、
この監督の
あ、映像が美しい
みたいのだけはわかる。
もうストーリーわけわからんのに、
しかも英語の字幕さえなくって言ってることさっぱりわからんのに、
引き込まれてしまって夢にまで出るのは、
この監督に私は恋をしてしまっている。
あの日、数Ⅱの授業をさぼって十三の小さな映画館で、
観客一人でロリータを観た日から私はこのおじいちゃん監督に恋している。
もうストーリーわけわからんしエロいし、
何なら登場するフランス人のフランス英語しかわからんけど、
私はやっぱり不倫ものがいまいちわからない。
結婚しちゃうともう人のものなんだからってなって、
男の人って感じがしなくなる。
他の人が不倫だなんだって、
たとえそれが友達とかだろうともちろん口出しも批判もしないし、
そんなのは自由、もちろんそう。
ただ私にはこのまま一生経験できないことの様な気がする。
法律が結構しっかり立ちはだかる。
あ、でも桜井さんは別。
桜井さんと小栗旬は別ね。
[オート]
ださいことにいまだに乗り物酔いをする。
バスなんか乗る時は酔い止めが必須。
そんな私がお酒に酔っ払っていようが何キロ出ようが絶対に乗り物酔いをしない。
オートリキシャ、ことムンバイのオートは大好き。
しかも安い。
初乗り1.4キロまでは17ルピー、つまり40円もいかない。
お釣りだってもちろんくれる。
運転手がだいたい優しい。
たまに陽気なドライバーだと意味不明のヒンディーですごい話しかけてきて、
結局わけもわからんまま到着して、
いい気分で送り届けてくれる。
それにおもしろい。
ちょっとしたジェットコースターなんかより全然スリル満点で、
渋滞をクラクション鳴らしまくりながらどわーーーーって抜ける。
でも安全。
何時だってどこへだって安全に送り届けてくれる。
このオートが好きで好きでいつも乗っている。

[Home delivery]
人件費が安いからかよくわからないんだけれども、
何だって届けてくれる。
[野菜]
おいしい。
安い。
道端で買ったものはすぐに腐ってしまう。
ほどには新鮮で、無農薬。
味が濃いくて、日本にいればありえないほどには野菜を毎日貪った。
[神様]
たくさんどこにでもいる。
グロテスクなその見た目と、時に血を好む。
神様って今までお釈迦様とかキリストとか、
人間とは全然違うものだと思って来たけれど、
超越した何か、もう人間とは全然違うレベルのものだと信じて来たけれど、
インドのそれは違う。
嫉妬深くて、理不尽で、
もう人間みたいで、
ここインドではアイドル扱いで、
とても近い。
[おじさん]
インドのおじさんは総じて優しい。
「うわああああああ」って半泣きでいたら、
まず間違いなく「どうしたどうした」って助けようとしてくれる。
実際助けられるかは別問題で、とにかく関わってくれる。
日本のおじさんよりずっとちゃんとしてないけど、
ずっとちゃんとしている。
[時間感覚]
ヒンディー語の「明日」と「昨日」は同じ単語。
KARE。
明日も昨日も同じ。
過ぎたものも来るかどうかわかんないものも大して変わりない。
大切なのは、今日。
生きているのは、今。
[遺跡]
歴史があって、
ヒンドゥーと仏教とイスラムとごちゃ混ぜで、
入り乱れた感じで、
もう何でも来い。
彫ってやる。
全部この石に掘り込んでやる。
ずっとずっと残すために全部掘り込んでやる。
[子ども]
かわいい。
目が大きくてみんなローラみたいなもん。
これがある一定年齢を境に全然かわいなくなるけど、
裸足できゃっきゃ言いながら走り回る子どもを見ていると、
日本の抗菌製品に囲まれた彼らとどっちが幸せなのか答えはわからなくなる。
もし私が子どもを生む様なことがあったら絶対にインドで育てたい。
躊躇なく「俺のママが一番最高だぜ」って、
思春期だろうが何だろうが堂々と言える、あの人たちの中に居て欲しい。
[気候]
あったかいんだから。
寒いのは私は死ぬけど暑いのはいくらでもいける。
好きなものばっか。
だから住んでみた。
好きすぎて住んでみた。
不思議なもので、好き好き言ってたら、
ここではおもしろおかしく悪口ばっか書いて来たけど、
本当は毎日おもしろくて仕方なかった。
道端のもう地獄絵図みたいなカオス、
誰も守らない信号が渋滞してクラクションが鳴り止まなくて、
自分の乗っているオートと隣のドライバーが本気でケンカしながら、
子どもがペンを買えだの金寄こせだの凄んできて、
野良犬が吠えまくる。
とんでもない非日常に毎日酔いしれた。
本当におもしろかった。
で、そんな風に好き好き言ってたら、
インドの神様に愛されてしまってなかなか離してもらえないまま、
とても安全に過ごさせてもらった。
結局犯罪みたいなものは一度も私は見なかったし、
遭わなかったし、
そりゃいやだなーなんて思いはいくらでもあったけど、
そんなの日本にいたって同じことだし、
何だインドでレイプだなんだって、
そんなの一回も見たことも聞いたこともない。
私がもはやインド人にとって女性として成り立っていないのか、
ある程度は気をつけていたからなのか、
もう知る由もないんだけれど、
ほんとに、
シヴァ、パールバティ様、
カーリーちゃん、ガネーシー、
ハヌマーンもクリシュナも、他全部、
そしてインド人たち。
正直で優しくて実は気が小さい、
歴史や境遇をまるっと受け入れて、
何かのせいにするでもなく、
もがくわけでもなく、
ただもうそうゆうものって受け入れて、
それってもうそうだ、釈迦を生んだ国だからそれはそうだ。
今だけをちゃんと生きるインド人、本当に大好き。
ありがとう、インド。
いつかまた戻ってくるよ。
もうそろそろ行かなきゃ、だ。
Unfaithful/エイドリアン・ライン監督

映画は本に比べると全然観ない私が、
一番好きな監督。
芥川賞の本とかストーリーがわかりにくいものは全部だめなのに、
この監督の
あ、映像が美しい
みたいのだけはわかる。
もうストーリーわけわからんのに、
しかも英語の字幕さえなくって言ってることさっぱりわからんのに、
引き込まれてしまって夢にまで出るのは、
この監督に私は恋をしてしまっている。
あの日、数Ⅱの授業をさぼって十三の小さな映画館で、
観客一人でロリータを観た日から私はこのおじいちゃん監督に恋している。
もうストーリーわけわからんしエロいし、
何なら登場するフランス人のフランス英語しかわからんけど、
私はやっぱり不倫ものがいまいちわからない。
結婚しちゃうともう人のものなんだからってなって、
男の人って感じがしなくなる。
他の人が不倫だなんだって、
たとえそれが友達とかだろうともちろん口出しも批判もしないし、
そんなのは自由、もちろんそう。
ただ私にはこのまま一生経験できないことの様な気がする。
法律が結構しっかり立ちはだかる。
あ、でも桜井さんは別。
桜井さんと小栗旬は別ね。