執念 | O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

執念

和食への執念がことさら。

パスタで焼きそばを作ってみたり、
普通のパンからパン粉を作るのはもう当然のこと。
┌(┌^o^)┐ワショクェ…
みたいなことだ。

ちらし寿司とかも作れる。
細長いパサパサのお米だけどちゃんと作れる。
もうゲイでもボーイズラブでも何でも良い。
雨季で旅行にももう行かないし私には和食への執念しか無い。

そんな私を見かねてまた届いた
マミーからの救援物資がすごいことになっていた。

過酷な状況をくぐり抜けて、
日本からはるばるやって来たんだね、アルフォートちゃん。
ひとかけらも残さず食べるよあなたを。

雨季で旅行に行けないので、何をするかと言うとヨガとか。

インドっぽい。
週末はヨガ。

8時間のヨガコースを申し込んだはずなのに。

全然おもろないゲームをやらされて、
え、なにこれ、自己啓発セミナーとかでありがちなやつ?
怪しいんですけど怪しいんですけど怪しいんですけど。
幸せになる壺売られるやつと違うんこわいこわいこわい。
で、すこしヨガをして、
同行した日本人はなぜかヨガなのにジーパンで来ていた。
ド素人だ。
その後まあまあメタボなおばあさんから食事についてレクチャーされて、
「いやあんたがまず食生活見直そうよ」とはさすがに言えず、
ここまで、喉元まで出かかったよ、
いやむしろ日本語では言った、
言ったった。
あんたようその体で食事には気をつけろ言うたな、って。
日本語では私言いました。
お昼は味の無いランチを残して、
また少しヨガをして、
って言うか死体のポーズはあれはヨガなのか?
食後のお昼寝と捉えました。
さらに鼻うがいを練習させられた(痛い)。
最後何言ってるか1%もわからんおじさんのレクチャーを聞いて、
それで8時間終わった。
まあまあいい値段のする1日コースだった。
それが終わった。

騙されてなんかない。

騙されたって言う方が騙されてる。





Vanity/唯川恵

面白すぎて死ぬかと思った。

彼女たちのやっかいな虚栄心と、せつなる孤独に捧げる。
泣きながら戦うあの子はいつかのあなたかも知れない。

帯の言葉がすでに珠玉。

普遍性みたいなものがある程度無いと作品として世には出ないはずなので、
何を読んだって何となく共感したりするんだけれども、
この作家のはもう異次元で普遍的。
なにその日本語。
もとい。
この作家のは普遍性が普通じゃない。
だからなにこの日本語。
もとい。

この作家のはもう、ちょっと、とにかく、自分のことかよって、
私のこと知ってるの?しかも心の中を読めるの?
ぐらいの様子で、多分何百万人かの、
日本人のある一定の世代の女性が全員、一人残らず、
共通して持っているものがあって、そのわずかに重なる部分を見つけて書いてしまう。
いたいいたいいたいいたいいたいいたい!

こうやって本の中に生きる誰かと同じってことは、
自分がしょせんは普通の人間なんだなーと思い知ることも、
この主人公アホだなーと思う主人公ほど自分と重なることも、
みんなこんな頑張ってんのに、って言うあの例のやつも、
もう何もかんも痛い。
オススメ◎
特に女の人に。