インド旅行記シーズン2012 その13 バラナシへ | O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

インド旅行記シーズン2012 その13 バラナシへ

パーカーがそろそろメタリックな反射、と言うか、
毎日同じ服を着ているので、
変なターメリックっぽい色が付着している。
日本に居ると10分でも履いた靴下は洗わないと気の済まない自分が、
まあまあ気のでかくなっている。

私の2013年一番大きな目標は、
神経症と潔癖の克服なのだ。

いい感じだ。

すぐにコルカタを発つ。

入ることの無かったきれいなプールを横目に、
チェックアウト。

母親は、やけに満足気で、
「もう一生ハイアットしか泊まりたくない!」と言っている。

今夜のホテルがどういう所か怖くて打ち明けられない。

とゆうかママには日本と西欧が合ってますよ、

とも言えない。

こうやって抑え込んで胃潰瘍になるタイプなのだ、私は。
もともとが神経が細いのだ。

だからこれを読んだ私の知り合いはみんな私に厳しいことは言わないで下さい。
一切やめて下さい。

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ホテルの前のカーリー人形に挨拶して、空港へ。

今日は四度目のバラナシへ。

バラナシは通過でも何でもなくただ毎回必ず行く。
ガンガーがあるからだ。

ここに行かないとインドに行ったとは言えない。

バラナシがせめて茨城ぐらいにあれば良いのに。
さすればもっと通うのに。
野良牛も牧牛も大して変わらんだろうが。
牛は牛だ。
そしてどっちにしてもそんなに好きじゃない。
霜降りの等級5かなんかのとろけるやつを焦げるまで焼いたやつしか食べたくない。

だからこれを読んだ私の知り合いのみんなはモツとか誘わないで下さい。
誘われても食えません。

ジェットへたれウェイズでバラナシへ。

にしても日本から持ち込んだ干し梅が捗る。
海外へ行くとだいたい梅干しが食べたくなる。

プリペイドタクシーで空港からガンガーの街へ。
約一時間。
インドでは珍しく空港の場所が悪い。

そして去年と同じホテルHAIFAにチェックイン。

ガンガー最南端のアッシーガートから徒歩ですぐ。
そこそこきれいな…


ってめっちゃふてこい大人おるやん隣に!!

お母様のご機嫌がぁぁぉぁ

昨日ハイアットでセレブリティを体験なされた
ご尊母様のご機嫌が斜めであらせられるぞー!
天誅じゃー!
メーデーメーデー!

あああああごめんなさいごめんなさいorz
ガート近くでは一番マシなホテルなんですorz
五つ星クラスはここから5キロくらい離れたとこにしか無いんです!
明日日の出見たいんです許して下されーお許しをーorz
産んでくれて感謝してますでもそれとこれとは別ってゆうか
そんなの関係ねー
そんなの関係ねー
そんなの関係ねー
はいおっぱい


早速アッシーガートから歩いて、ガート沿い、
ガンガー沿いを、
不機嫌な果実を引き連れて北上。

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うちのセレブ母です。

二つのうち色んな意味で良い方の火葬場、
ハリシュチャンドラガートへ。

そこで死体が焼かれる。
去年と変わらず、焼かれる。
誰ももちろん泣かない。
ただ静かに炎が体を覆って、
河へ、地球へ、命が還って行くのだ。

・・・

と、そこから小さいとっつぁん坊やがロックオンしてきた。
日本語を話す。

「ココデハ家族以外見ちゃダメナンダヨー
アナタ日本人ドコエイクー
ソッチハダメダヨー」

うるせーそんなわけねーだろ。

無視。

これからバラナシへ行く人へ。

火葬場は一切立ち入り禁止区域とかありません。
写真はNG。
写真さえ撮らなければどこで見ようが自由だ。

しかし150パーセント、
ここは家族しかだめだからこっちへ来い、と言われ、
ついて行くと蒔代を巻きあげられる。
まきだけに。

そういう時は必殺、
This is NOT first time for me to be here
(私はここに来るのは初めてではありません)
を使いましょう。

前に書きましたね?
バラナシの一部とタージではノーイングリッシュ、が通用しないと。

その時はこの技ですよ?

ほぼ100パーで黙ってくれますから。奴ら。
あ、バレてーる、って感じてへぺろってして黙ってくれます。

知らぬが仏とは、ここでは通じない。
ハッタリでもええから知ってるふりをすること。

この技をもってしても…
たまにめげない輩がいます。

なぜにずっと付いて来るんやとっつぁん坊やよ。
もう1キロ近く何か言いながら付いてくるやん。

そして追い抜いて今度は

「ドントフォローミー」

だとや。

付いてくんな、と言いながら私たちに付いてくるこいつ







あああああ遠藤周作の深い河の報復をするのは今ではないのか。
こいつをしばきたい。

1キロ近くついて来るこいつをしばきたい。

お母んが優し気に相づちうつもんやから余計ついて来るー!
しばきたいー!

で、メインガートでとうとうキレてみた。

関西弁で

お前うっといんじゃしばきまわすぞボケカスしばきまわしてガンジス川に沈めるぞ!

とすごく大きい声で言ってみた。

私ほどの上流階級で品のある人間にとっては人生で一度、
たった一度あるかないかの暴言だ。





どっかへ言った。

やはりエジプトで発見したノーベル賞候補の事実、
関西弁は世界共通。
捗る。



ばーかばーか


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お腹が空いたので、日本人のやっている有名なカフェへ。
地球でのブチギレ方にも載っている。

と、閉まってるやん…

10時から16時って書いてるやん…

アホなん?

アホカフェなん?

もうあんたみたいなもんは日本人やない。
そんな適当な営業スタイルはインド式じゃ。
名前は書かへんけどアホカフェかインド式営業スタイルカフェに変えてしまえマジで。

もう仕方なく毎年行ってるKERISH CAFEへ。
ほんまに毎年毎年ここばっかり。
うまいけどいい加減毎回毎回ここのマッシュルームマサラ飽きた…

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でもドサは絶品。
四年連続ここのドサを食べる私。
下北沢の銀だこより行く頻度は高い。

そして大大大好きな小道、ベンガリートラへ。
この横幅2mも無い怪しい小道には、
日本では絶対に触ることのできない、
牛とギリギリすれ違い、
かわいすぎるガキんちょに笑われて、
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露天主にサリー買ってけ!と言われて、
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お菓子屋さんが試食させてくれる、
世界中のバックパッカーとハローと言いながら、
サドゥが何かよこせと右手を差し出す、
けたたましいクラクションで追い抜くバイク、
頭にアホほどものを乗せた女の子、
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間違った日本語の怪しいお店、
野良牛の排泄物、
しっぽでしばかれて、
ずっと寝てる子犬、
自転車のベル、
何かわからんけど怒ってる様なヒンドゥー語、
うるさい、
うるさい、
うるさーーーい!
幸せ。

たまらん。
もうここが好き過ぎてどうしたらええかわからん。
ちょっと住みたい。
けっこう本気。



メインガートからすぐの入口、
突き当たりを右に行くとソナの何でも屋がある。
地球でのふてくされ方にも載っている。

日本語ペラペラのソナ氏。
貸し本やチケット手配、とにかく何でも屋。
しかしボロッボロの本は、貸し出しは安いが、
買いたいと言うと一冊1000円と言い出す。
しかも上下巻の片方しか無いとか。

買わねーよ。
ボッタくってんじゃねーよ。

そして明日のヨガを予約。
貧しい子どもの学校を兼ねるボランティアセンターで、
300ルピーでヨガを教えているのだ。

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ちょっと高いけど。
ほんでそこの仕切りのインド人何か怪しいけど。

すっかり夜で、ホテルまで歩くのは少し面倒と言うことで、
リキシャを探すもサイクルつまりチャリスタイルしか余っていない。

サイクルリキシャはなかなかアミューズメントなのだ。
なんせ怖い。
まあまあ高い所で乗ってるとこ丸出しモロ出しで、
チャリは例外なくボロッボロ。

私は余裕やけど、
クリーミーセレブリティマミー、大丈夫?
と聞くと、


「怖いかどうか私乗ったことないんやからわかるわけないやろ!」


と、妹しばき倒して怒られた時と同じぐらいでキレられたお。

\(^o^)/

見たらわかるだろ。

見たら。

ジェットコースターだって見たらさぁ、
ああビッグサンダーマウンテンは大したことねーな、
富士急ハイランドシリーズは怖いな、
ってわかるよね?

女の格好をしてようと男の格好をしてようと、
美輪明宏はカリスマだな、
って見たら、わかるよね?
見たら。

え、目、ついてますよね?
なぜか家族で一人だけ二重まぶたの、
くりくりのお目め、









でも私は抑え込んで胃腸炎になるタイプなのでぐっとこらえて、
何とか説得、
ぎゃーぎゃー言われながらホテルへ戻る。

お湯が出ない。

夜は出ない様だ。
そっか、みんな夜使うもんね!
そっかそっか!

そしてアホすぎる祭り、DIWALIのせいで、
すぐそこで夜通し爆竹が鳴る。

うるさいとかの騒ぎやない。

イスラエルの銃撃戦を思い出す程度だ。

平和慣れした私たちには若干厳しい。

ほぼ寝れず。

よし、来年はホテルを変えよう。
もうここには泊まらない。