インド旅行記シーズン2012 その3 アガスティアの葉、前半 | O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

インド旅行記シーズン2012 その3 アガスティアの葉、前半

2012年9月9日

チェンナイに到着。
2年ぶり。

2年前はカパレーシュワラ寺院に行ったり、
海辺でしつこい家族に写真を撮られたりはしたものの、
申し訳ないがただの経由地であったチェンナイだ。

しかし今回はちゃんとした目的がある。

日本で手配してあった通訳とドライバーに合流。

インド4回目にして初めて、通訳を頼んだ。

ちなみに南インドはタミル語が主で、
デリーやら北の方はヒンディー語、
コルカタとか東部はベンガル語で、
その他非常に多くの言語が入り交じっていて、
「インドでは2キロ歩けば言葉が変わる」みたいなことも言われている。

ちなみに私はそのうちひとつも全くわからない。

ありがとうすら言えない。
1/3どころか1/10000000も伝わらない。
壊れるほど愛しても、だ。

で、今日はこれまでとは打って変わって、言葉が非常に大事なので、
通訳を頼んだのだ。

インド人の英語は独特なヒングリッシュ。

私ほどの高等教育を受けた女ともなれば、
ネイティブですら理解できない古英語を使う。
英文学科を出たせいでシェイクスピアとかとはよく話が合うと思う。

飲み会とかやるならシェイクスピアとなら良い。
他は基本的にお断りしたい。
特にここ最近はインターネット以外に興味が無いので。

で、とにかく通訳を頼んだんだけど・・・
車は頼んでないよね?

えーっとタクシーで移動じゃなかったっけ?

なんで専用車がおるの?
お金払うの?これまた余計に?

・・・

・・・・?・・・・・・・

よし、考えない。
思考停止。
ここはインド。

とゆーことでTナガル地区へ。

アガスティアの葉を探しに。

なんやそれ。

ざっくり言うと、
昔むかし、アガスティアって聖人が、その後生まれてくる、
全ての個人の運命を葉っぱに書いた。

それは書き写されて、
南インド中心にたくさんあるアガスティアの館にあって、
その古代タミル語を読めるのは特別な訓練を受けたナディリーダーって人たち。

探し方は、まず指紋から葉っぱの候補を探してきてもらって、
ひとつずつ質問に答えていって、
自分の葉っぱを見つける。

で、見つかったらそこには名前、生年月日、
家族の名前、それに仕事のことや健康、運命、結婚、
さらには死ぬ時期なんかまで全部書かれているものです。

結構前に日本でもサイババと並んで流行したらしい。
ツアーによってはまる1週間とか掛けて自分の葉っぱを探すらしくて、
何万円もかかるらしいのだが、
そんな時間もお金も無いってかそこまではいやさすがに・・・
なので、根性で1日で見つける!と誓ってやって来た。

でも万が一見つからなかった時のために、
残り2日は未定、にしておいた。
その時は別の館に突撃しようと思っていたからだ。

自分の葉っぱがその館にあるとは限らないそうだ。

もともとは全部の葉っぱをアガスティアさんが書いたんやけど、
書き写して行く過程、南インド全土に散らばって行く中で、
抜け落ちたりするそうで。








あやしい・・・

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なんやそれ怪しすぎるやろ。


でも気になる・・・

てことで日本からわざわざ通訳も手配しておいて、行ってきました。

必要以上に愛想のいい小さいおっさんが先生。

この館の先生と呼ばれている小さいおっさんは、
スガルとゆうオウムの顔をした8聖人のうちの一人?一羽?
を信仰しているそうです。

まず指紋を取る。

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左の女性が通訳の方。

右のおっさんがナディリーダー。
手に持ってるのがその葉っぱ。

しばらく待って葉っぱの候補が見つかって始まり。

まず名前を通訳にだけ伝える。

と、いきなり停電!
12時から14時まで毎日停電だそうです。

おっさんがなめらかに歌う様に質問、それを訳す、答える。
の繰り返し。

動画:こんな感じ。

ただ…

怪しい。
怪しいぞ、これは。

名前はー、んー、あ、い、う、のどれかから始まる?
子どもが2人いる?
10ー15日のどこかで生まれた?

とかの繰り返し。

「ノー」ならその葉っぱじゃないから次の葉っぱへ。

・・・そんなんいつか当たるわいな!


お母んがまず2時間ぐらい掛けて葉っぱを見つける。

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続いて、私も葉っぱを探す。

おっさん「なんたらかんたらなんたらーなんたらかんたら!!!」
(葉っぱの古代タミル語を呼んで現代タミル語に訳す)
通訳「あなたの誕生日は1月から3月の間です」
サリ「はい…」
通訳「アーマッ!」(イエスのタミル語)

続けて質問・・・

みたいなのでせばまっていく・・・

あのー、全部これ誘導じゃないですかね?

いや、そんなことない。

聖人スガル様が、人間なのに顔面がオウムって言って、
でもどう見てもカッパやしもうアガスティアでも無いやんそれ、
でも、そのスガル様が書いてくださったありがたい葉っぱやぞ!

何千年も前に私のために、私だけのために書いてくれたんやぞ!
それを疑うんか!
疑うわけないやろ!!!

ありがたやーありがたやー

で、1時間ぐらいでとうとう見つかった。私の葉っぱ。

シブヤサリ、誕生日がいついつで親の名前は何なにで、
どこに住んでいていついつこの葉っぱを見つける・・・

やったーー!!!!
アガスティア様!スガル様!
古代の時にほんと、ありがとうございます!
お手数をおかけしましたーー!!!



で、その葉っぱを全部訳して書き写すのに時間がかかるとのことで、
その間にチキンビリヤーニのお店へ。
通訳の人とマミーと3人で。

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南インドの定食はバナナの葉っぱに乗って出てくる。
もちろん手で食べるよ。

そこでの会話は、だいたい、
おかんが英語で話して通訳の人が日本語で話していた。

もう色んなことがよくわからない。

私はインドまで来て何をしとるんだ。