8.9対米自立・民族自決デモ | 徹通塾・芝田晴彦のブログ

徹通塾・芝田晴彦のブログ

民族自決 戦後体制打破
基地問題を考える愛国者連絡会 / 自由アジア連帯東京会議

70年前、長崎に原爆が落とされた日である8月9日、 「対米自立・民族自決」を訴えるデモを行った。主催は『8.9対米自立・民族自決デモ実行委員会』。




休日で賑わう銀座を抜け赤坂の米国大使館附近を通過、六本木交差点に至る4km強のデモコース。訴えたのは『安保法案反対』『原爆投下に対する米国への謝罪要求』『辺野古他在日米軍基地の縮小・撤退』『日米安保・地位協定改定』。

要求は複数だが、問題の根源は一つ。「米国から自立出来ないわが国」である。





以下は読み上げた抗議文の一つ。


ご通行中の皆様、ご近隣の方々、大変お騒がせしております。


私達、『8.9対米自立・民族自決デモ実行委員会』は、わが国・日本の、アメリカからの真の自立を訴え、長崎に原爆が投下されたこの日を選び、デモを行っております。


わが国・日本が戦後体制からの脱却を遂げる為に必要なのは、安倍内閣が推し進める『安保法案』などの成立に賛同することでは無く、不平等な日米安保条約、並びに日米地位協定の改定を成し得ると共に、空前の民間人大虐殺である広島・長崎の原爆投下に対し、アメリカが非を認め、心の底から謝罪することこそ、真の『戦後体制からの脱却』につながると堅く信じております。


戦後70年、果たしてわが国・日本は主権国家としての真の自立を成し得たのでしょうか? 今、参議院では安保法制の審議が行われていますが、憲法も変えないままに、自衛隊をアメリカの下請けとして海外に送り出すこの法案こそ、正に売国法案と呼ばざるを得ません。自衛隊は米軍の傭兵ではありません。この法案の成立こそ、正に『戦後レジュームの完成』ではないでしょうか?


更に。沖縄の辺野古では、新たにアメリカに差し出すべく、海兵隊の基地の建設が強行されています。ところが。北方領土や尖閣諸島、竹島で一度たりとも米軍、特に海兵隊が役に立ったことがありますか?


わが国・日本は世界第三位の経済力に見合った国防体制を構築し、『自分の国・領土は自分で護る』という姿勢を示せばいいだけの話です。沖縄県民にのみ、理不尽な負担を強いるのは本末転倒です。


本日8月9日は、70年前、長崎の市街地に原爆が落とされた日であります。二度と、否、広島の悲劇から数えると三度目の悲劇を起こさぬために私達日本人は、アメリカを対等な同盟国と思えばこそ、その原爆投下を糾弾しなければなりません。


そして、自衛隊の米軍の永久傭兵化につながる安保法案に反対し、更には沖縄の、或いは基地周辺の人達の平穏な暮らしを奪う米軍基地の縮小を訴えます。



アメリカは、史上空前の民間人大虐殺である、広島・長崎の原爆投下を謝罪せよ!

自衛隊の、米軍傭兵化に直結する、安保法案は撤回せよ!

我々の領土は我々で護る。在日米軍は日本から出て行け!

対米従属の根源である日米安保、地位協定は改定せよ!





本デモには、一水会の木村代表にもプライベートで参加頂きました。

対米自立のワンイシューの下、集まったのは街宣車や救護車のスタッフも含めて30名。決して多くはないが一つの方向は示せたと思う。