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日経新聞 2012.3.10 3面


ルネサスショック:東日本大震災でルネサスエレクトロニクスは、那珂工場(茨城県ひたちなか市)の建物やクリーンルームが破壊され、生産が停止した。エンジンや車体の制御に使い車載用マイコンで世界シェア4割で首位。那珂公共は主力工場の一つ。

 代替生産は難しかったため、震災直後からマイコンの供給不足に陥った。トヨタ、ホンダなどは工場停止、減産余儀なくされた。海外でもマイコン不足が問題。

 ユーザである自動車、電機メーカなどから最大1日2500人の支援要員が駆け付けたが震災前の生産牒を回復するには半年近くかかった。


ルネサス:車用の半導体を共通化


  ・少産多種の特注品の開発(マイコンは型名が10万種類に及ぶ)

   海外大手は全製品合わせても4万程。

    →コスト高の原因のひとつ。

  ・ルネサスは同じ種類のマイコンを2工場で生産する体制作りをすすめている。


トヨタ:1500工場のデータベース


  ・国内のどの地域が被災しても、2週間以内に生産を再開できる体制を目指す」

  ・特定の工場が被災した場合にどの部品に影響がでるかをさかのぼって検索できる「逆引き」システムを導入。

   →昨年10月のタイ大規模洪水時に活用、不足部品の早期特定につなげた。

  ・地震発生の確率が高い地域の地図とサプライチェーンを重ねたリスクマップを作成。