火車、化車(かしゃ)は、悪行を積み重ねた末に死んだ者の亡骸を奪うとされる日本の妖怪。(Wikipediaより)
11/5放映のドラマ。
配役もすごい面々だし、なかなか興味深く面白い内容だった。
5年前に彰子の自己破産手続きをした弁護士溝口悟郎(笹野高史)の言った内容の一つに、
「日本はお金に対する知識を教えていないのに、社会にでたらカードを作って好きなように買い物を
していいよ。というようなところにお金がなくてもカードで欲しいものを手に入れられる。自分がお金を
使っていることを忘れさせてしまっている。それで破滅・・・・」というようなことを 失踪者を探している
休職中の刑事本間俊介(上川隆也)にはなしている場面があった。
確かに日本ではお金のことをはっきりいうことを避けている風潮があるし、
そもそも教育でお金のことを習うということはなかった。
現金以外でも経済が形成されている世の中になっているので学校教育でも積極的に取り上げる必要が
あると思う。
それに失踪した美女(佐々木希)は、「ただ自分が生きる」ために。
本間俊介が次々と過去を暴く度に結婚や結婚を考えるくらいの付き合いをしている男性が
出現するけれど、失踪した美女は本当に愛していたのか?
金ではないけれど、「愛情」だけでは・・・なのか? 失踪した美女に其々の男性に対して
「愛情」がないからなのか?
1992年というバブル崩壊後の日本。
連絡方法が電話 電話ボックスにいろいろなチラシがはっているところとか。
細部が再現されている感じがドラマをみていて深く引き込まれたところだと思う。
失踪した美女の謎に包まれているだから・・・・・この刑事たちは謎を解くことにしたのか。
時代、お金、家族、友人 人とのつながり、社会の位置など 考えさせられる内容だった。
★★★★★