本日10月10日は父の命日になります。
約2年間の闘病の末で亡くなったので私としてはある意味覚悟はできていた死でした。
私にとって父は、どちらかというと「尊敬できる父親」ではない感じでしたが亡くなるときはやはり悲しかったことを
覚えています。
父とのエピソードはもちろんいろいろありますが、とにかく「パチンコ好き」でしたね。
母がしっかりしている人のおかげか、給料をつぎ込んでしまうとまではいかない範囲でしたが
会社帰り、休みの日などなどせっせとでかけていっておりました。
特に「何て人だ!」と思ったエピソードをひとつ。
父の還暦に食事をご馳走しようと思い高級なお店
小平にある「いろりの里」を予約しました。(もちろん、私のおごりで)
事前に父にも話をして、誕生日には一緒に食事をしようと念をおしていました。
そして当日。
いつものように「パチンコ屋さん」へ遊びに出かけていきましたが、その前に
「この時間までに帰ってきてね」とは伝えて送り出しました。
が・・・・・時間になっても帰ってこない。
仕方がないので母と思い当る「パチンコ屋さん」を何件かまわってみましたが
父を見つけることができず。
お店も予約していたし、他の予約の関係で時間変更もできないといわれたので、
結局母と二人でお店で食事をしました。
全くしょうがない父だ!とたぶん二人でいいながらの食事でしたが、
残り時間30分くらいして、父はお店に現れました。
急いで残りの料理を父に与え(なんて表現か!)、お店をあとにしました。
その後は私と母から総攻撃で言われ続けていたのはいうまでもありません。
だから、テレビでタレントさんが尊敬できるのは「父」という言葉を聞くと
父親ってそういうものなのかなと思ってしまします。
こんなある意味ダメダメな父でしが、「孫」をみせてあげられなかったのか
娘としては、心残りです。