きょん2と永瀬正敏さんと元夫婦が夫婦役で出演している映画。
物語よりもまずこの配役ということですごく興味があった。
戦場カメラマン、そしてアルコール依存症のダンナさん
だんなさんというよりは子供みたいな部分があり、
奥さんのことを「かあしゃーん」と呼び、
「お前のかぁさんじゃない」と頭を叩かれるようなダンナさん
一家を漫画家としてささえている理恵子さん
大変な仕事をしながらお酒を飲みながら子供たちに絵本の読み聞かせ
をしたり、ママ友との話も生活臭さがあり、それを笑い飛ばしている。
実際の生活ってこうあってもいいって感じで私は好き。
子供もいつもはだらしなお兄ちゃんとかわいい妹は、
小さい子供なりに両親の関係をわかっているl。
父親に会いに行きたいと、川を下っていくシーンは、
子供なりに考えて母親を気遣った結果の行動。
ビニルプール舟にするとはかわいいと思って微笑ましいとも感じた。
実際あったら大変危険だから母親だったら心配のあまり映画の中の母親のように
怒ってしまうんでしょうね。
あと、高知への里帰りで理恵子さんと理恵子さんのお兄さんが自分たちの母親で
内緒で父親の家を訪ねるところは、理恵子さんの子供たちとダブル感じですね。
さらに、離婚した元ダンナの進行しているガンについて説明を
うけているきょん2の無表情の顔は、ある意味リアルな感じを受けた。
どうしようもないダンナだけど、やっぱり見捨てられない。理由なんてない「愛」を感じた。
なんかこの感想は思ったことをだらだら書いたけれど、
実際の生活って、カッコイイ部分だけじゃないんだなと思えて、笑いあり涙ありの面白い映画でした。
★★★☆☆