CMの効果でみたいなと思い、1月から見続けた連続ドラマ。
閑静な住宅街、絵に描いたような幸せな専業主婦絵里子(檀れい)と、
隣に越してきた紗希(仲間由紀恵)との関係を中心に進んでいった。
自分の息子がいなくなり、同じとしの男の子の水死体が池にあがったと
きいて、気が狂いそうになりながらいるところに、実は無事だったと聞いたら、
どの母親も「よかった」と言ってしまうのは・・・・正直な気持ちだろうな。
その光景を複雑な気持ちになる人がいるなんて考えることもなかったのだろう。
謎めいた「紗希」は、とても魅力的な女性。外見も綺麗で、知識もあり、人の細かい気持ちを
感じることができるのだろう。その隙間をみつけ、相手の求めているものを与えるのが
うまいのだろう。女性も、男性も、子供から、老人まで・・・・
紗希はドラマ後半には絵里子に牙をみせる。最初絵里子は怖がっていたけれど、
逃げることはやめて、堂々と生活することを選ぶ。以前は性善説を信じて疑っていなかった主婦だったが、
憎しみを覚えて、紗希にたちむかうようになった。
いいのか悪いのかはわからないが、成長したんだろう。
紗希の「駿(絵里子の子供)のため」という言葉に対して、「自分のため」でしょうという言葉が
衝撃的でした。
仲間さんは、3枚目役をみることが多かったけれど、美しさと悪女が際立ったドラマだった。
脇役の「理生(駿くんを助けた人)」とダンナの会社の意味ありげな女性部下」の存在がいまいち
理解できなかった。
★★★☆☆