東京国立博物館 『仏像一木にこめられた祈り』
いよいよ、明日(10/3~12/3)から東博にて
待ちに待った
『仏像一木にこめられた祈り』展
がスタートします。
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公式HP、渋いです!
今年3月に行った『特別展 最澄と天台の国宝』
で予告が出ていたので、この日を楽しみに待っていたのです~
仏教を信仰した国の中で、日本ほど木で仏像を造ることにこだわった国はありません。
飛鳥時代から奈良時代にかけて、日本の仏像は金銅仏や乾漆像、塑像が主流でした。しかし、奈良時代後半頃から一本の木材からできるだけ像の主要部分を造り出す一木彫が盛んに造立されるようになると、それ以降、日本では仏像の大半が木で造られるようになります。本展では、日本人がこだわった木で仏像を造ることの意味を考えるとともに、そこで培われた良質な木の文化を通して日本人の心や精神性に触れます。
展覧会は、「檀像の世界」、「一木彫の世紀」、「鉈彫」、「円空と木喰」という四つのテーマを通して、その底流に脈々と流れる日本人が木と仏に託した祈りの世界を浮かび上がらせます。
出品作品は国宝4体、重要文化財41体を含む146体でいずれも名品揃い!
特に下の2仏像は必見ですゾ!
平安時代・9世紀 滋賀・向源寺蔵(渡岸寺観音堂所在)
[展示期間:2006年11月7日(火)~12月3日(日)]
瞑想するかのような慈悲深い表情、ふくよかな胸や腹の肉付け、腰をひねって立つすらりとした肢体などその類まれな美しさから、白洲正子、井上靖、土門拳、水上勉
ら多くの人々の心を魅了してきた像として知られています。
顔の脇、頭上や後頭部に10の面を大きく表す姿は非現実的ですが、それをまったく違和感なく、美しい調和の中にまとめあげています。柔軟な肉体や衣の薄く柔らかな質感表現も見事。すべて針葉樹の一材から彫り出されており、破綻がなく、仏師の高度な技術がうかがえます。
こちらはカッコ凛々しいお姿↓
国宝 菩薩半跏像(伝如意輪観音)(部分)
奈良~平安時代・8~9世紀
京都・宝菩提院願徳寺蔵
[展示期間:2006年10月3日(火)~11月5日(日)]
・・・と、私の様な仏像好きにはたまらない展示会となっています(笑)
みなさまも、
仏像が作り出す平和で静謐な世界
ぜひご体験ください(´∀`)
■ 施設名称:『東京国立博物館』平成館 (上野公園)
■ 住 所 :〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
最寄り駅は上野、鶯谷、京成上野の他、根津など
■ 料 金 :一般1500円(1200円/1100円)、大学生・高校生900円(700円/600円)
中学生以下無料
→割引券はコチラ
をプリントアウトすべし(o^-')b
■ T E L :03-5777-8600(ハローダイヤル)
■ 営業時間 :9:30~17:00
(毎週金曜日および10月31日(火)~11月5日(日)は20:00まで開館。
入館は閉館の30分前まで)
■ 定 休 日:月曜日(ただし2006年10月9日(月・祝)は開館、翌10日(火)は休館)
注目もイベントも!ただしチケットは既に完売
アララ・・・
「みうらじゅん・いとうせいこう仏像トーク」
2006年10月7日(土) 15:00~16:30 (14:30開場)
「見仏記」でおなじみ、元祖仏像マニアのお二人、みうらじゅん、いとうせいこうによる仏像トークショー。
展覧会に出展される仏像から、二人の思い出の仏像まで、熱く語ります。
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