娘の躾

「モリモリ食べて素敵ねぇ~」

「まぁ!ネギもちゃーんと食べている」

「お口を閉じて食べてるなんてお姫様みた~い」

「お箸の使い方がちゃんとしてるわ~」

「綺麗なお姫様になるわ、きっと」


こうしておだてているのが、このお姫様軍団

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左から白雪姫・シンデレラ・オーロラ姫・ベル・アリエル


娘が大好きなディズニーキャラクターです。


娘は食事前、せっせとお姫様軍団をテーブルに持ってきます。

横に並べて「いただきます!」


チラッチラッとお姫様を意識しながら食事。

僕が上のような言葉を言いながら、お姫様を動かします。


そうしますと、それはもう見事なマナー、見事な食べっぷりです。


気分散漫で体をグネグネさせて食事していた娘とは別人。


家族3人で食事をしているのですが、娘の視界に僕と嫁はいない。

お姫様軍団の賞賛嵐を受けながら、娘は食事しています。


最後の玄米一粒を食べ終え、「食べたよー!」と空になった茶碗をお姫様に見せる。


「キャー!素敵ぃー!」僕はお姫様軍団を歓喜の状態に見せて動かす。


娘はさも誇らしげに胸を張り「どう?」と僕を見る。

「凄い誉められたねー」と娘を誉める。


しかし…ずーっと賞賛していたのは父ちゃんなんですがねー…と大人らしからぬ事を突っ込みたくなる。


娘の目には、完全にお姫様軍団が誉めているように見えるのか?

3歳ってそんなもんだろうか?大丈夫か、うちの娘?


なんて思いながらも、日々成長する姿は頼もしいです。