嫁自慢

震災後、3日ほど妹家族が避難(?)してました。


妹家族はマンションの6階に住んでいます。

地震で崩れる心配というより、火災になった場合を嫁が想定して呼び寄せました。

5年生と1年生の甥姪がいて、火災でパニックした時に2次災害に巻き込まれては…という懸念でした。



こんな時に不謹慎かもしれませんが、しばしの大家族は楽しくもありました。



娘も大好きな甥姪が遊んでくれて夜も泊まってくれる。

とても刺激的なようで興奮していました。


僕も妹夫婦とゆっくりお酒を飲む機会などほとんどないので楽しかったです。


こんな時だからこそと、みんなが楽しめるように食事を用意してくれたり、

気を回してくれたのが嫁でした。



娘は地震の時、嫁と車で移動中。嫁は焦る気持ちを抑え、

倒れるかもしれない電柱を気にしながらゆっくり車を停め、笑顔で優しく抱きしめていました。



おかげで娘はあの1番大きな地震には気付かずに済みました。

ちょっと車が揺れている…くらいだったようです。



次に心配したのが僕のことでした。

僕の安否というより、きっと心配しているだろうから、安心させなくてはいけない!という想い。



確かに僕はピークに揺れている最中、嫁と娘が心配でした。

物が落ちるような場所にいるんじゃないか?パニックした道路状況で事故に巻き込まれてないか?



電話もメールも繋がらなくて心配はピークに達していました。


しばらくして嫁が帰ってきて二人の安否が分かりホッとする間もなく、すぐさま妹のところに電話。

妹は仕事で家を離れていました。電話すると泣いて子供を心配する。

嫁は「甥姪のとこに行く!」と、そのまま向かう。


帰ってきて間もなく、今度は足に障害があり42歳で初産した友人のとこに行く!と。


昔からの友人からはヘナチョコキャラでいじられている嫁ですが、

いざと言う時の力強さには感心します。