5つ下の牛久市Sさん。

Sさんとは、何かと共通点があります。


Sさん夫婦の結婚記念日と、うちの結婚記念日は1234。12年3月4日。

ワン・ツー・スリー・フォー!!!

勢いあっていいからこの日にしようと決めました。動機が同じ。


Sさんは、妹の東洋高校ダンス部の後輩。たまたまです。


そしてSさんの長女の誕生日と、僕の誕生日は10月15日で一緒。


Sさん

「何気にネットで娘の誕生日と同じ芸能人調べてみたんですよ。

そしたらパッとした人いなくて、やっぱり誕生日占いとかって当たるのかなぁ~って。

うちの娘、可もなく不可もなく…。まぁ~育てやすいんですけどね。

…あっ…そう言えば中和田さん、うちの娘と一緒でしたね…

アッハッハッハッ

お誕生日でしたね!おめでとうございます!」


「ありがとうございます!」

と、ギュウ~!!!と強く足裏を押しました。



そうです。当たるかもしれません。


僕は可もなく不可もなくのタイプ。普通の少年でした。

集合写真では真ん中でピースするタイプではない。

かと言って端っこではない、中途半端な位置でニヤリとしていたタイプ。



明るく目立つタイプではない。

暗すぎて目立つタイプでもない。

不良ではない。

優等生でもない。

成績優秀ではない。

赤点クラスでもない。



数ヶ月前、珍来で高校時代の数学教師を見かけました。

奥様と一緒でラーメンをすすっています。

25年ぶりです。覚えているわけないと思いましたが声をかけました。


「お久しぶりです。25年前牛久高校でお世話になっていた中和田です。

その節は大変お世話になりました」



先生は??????みたいな顔で「あっ…あ~どうもこんばんは…」

明らかに覚えていません。

それは僕が目立たないタイプとか関係なく、さすがに25年も経てば分からないでしょう。

当時は目にかかるくらいの前髪でつるんとした顔が、今は坊主に不精ヒゲ面です。



「それでは失礼します」と、サッと立ち去りました。



その先生は生徒から慕われるタイプでも、嫌われるタイプでもない先生。

僕と同じ、可もなく不可もない先生。


25年前の生徒に挨拶されたら、奥様の手前カッコイイんじゃないかと思ったのです。

生徒に人望あったのね!って。


同じ可もなく不可もないタイプだから、同じようにされたら嬉しいはず!

そんな気を回せるようになったのも、歳を重ねてきたからかもしれません。


他人から見たら可もなく不可もない家庭ですが、僕なりに必死で守っています。

この可もなく不可もない家庭が、僕にとっては最高の宝物です。


43歳になりました。

これからも宜しくお願い致します!