丁寧 | 大崎淳治

大崎淳治

グラフィックデザイナー

丁寧に、丁寧に、そして、丁寧に

僕は人からよく「繊細ですね!」と言われることが多い。
「繊細」を辞書で引くと
感情や感性がこまやかで鋭い。
ほっそりとして上品なさま。
細くてかよわそうで美しいさまとある。
僕の風貌は細くて背が高く、
見るからにかよわそうだけど、
「繊細ですね!」といわれるのは僕の仕事=作品に対してのことだ。
たしかに、化粧品の仕事や女性ターゲットの仕事が多いが
常に意識して繊細に表現している訳でもないが、
自然とにじみ出てきている言わば 僕自身の人柄やキャラクター、
もっと過大解釈すればそれがブランドというものなのかもしれない。
人の性格と同じで、ブランドってそんなに簡単に変わるもんじゃない。
僕は「繊細」と「ていねい」は隣り合わせだと思っている。
そしてこれからもこれまでと変わらず
できるだけ繊細で丁寧な生き方をしていこうと思う。
丁寧にものづくりをすると、
それを受けた方も丁寧に接してくれると思うから…。
それが今僕が思う社会へのちっぽけなまなざしです。