今回、ニューヨークに来た目的の一つが、
世界一おいしいと言われる熟成肉のステーキを食べること
でした。
そして、その目的は達成された、と言えるでしょう。
少なくとも、自分が今まで食べたステーキの中では、一番おいしかったと言えます。
写真は、ピーター・ルーガー・ステーキハウスの外観。
ピータールーガーステーキハウスに、「どうやって行くか」という問題があります。
というのは、ピータールーガーは、マンハッタンではなく、郊外のブルックリンにあります。
マンハッタンでしたら、たとえば、
7アベニュー、33ストリート
というように、南北に走る「アベニュー」と、東西に走る「ストリート」の番号で、場所を特定できます。
数字は、通常の日本人の発音でも、現地のタクシーの人は聞き取るので、問題ないと思います。
なお、本当は、7ではなく、7thが正しいです。すなわち「7」ではなく「7番」が正しいのですが、現地の人も、普通に「セブン アベニュー」という言い方をしていたので、
とくに、こだわらなくても良いと思います。
ところが、ピータールーガーステーキハウスがあるブルックリンは、町の構造が碁盤の目ではないので、住所が
178 Broadway, Brooklyn, NY 11211
という表記になります。
さて、「ブルックリンのブロードウェイの178番地まで行け」
と言って、ニューヨークのタクシー運転手は、理解できるのか?
ニューヨークのタクシーは、ナビもついてないし、難しいのではないか?
と、悩んできたのですが、タクシーの運転手に
「ピーター・ルーガー・ステーキハウス、ブルックリン」
と言って、
Peter Luger Steak House
と書いたメモを見せると、
OK
と理解してくれました。
やれやれ、案ずるより産むが易し、というやつです。
ピータールーガーくらい有名なステーキハウスなら、名前だけでタクシーが使えるようです。
さすが、と感激しました。
ただ、一般には、ニューヨークでタクシーをひろうときには、行き先の名前だけではなくて、
アベニューとストリートを指定しないと、現地まで行ってはくれません。
ピータールーガーは、あくまで、例外です。
さて、ピータールーガーステーキハウスは、平日は午前11時45分から開店しますが、11時30分に現地にいったところ、すでに20人くらい並んでいました。
並んでいるのは、観光客が7割。観光客には韓国系の人が多かったと思います。
やはり、肉が好きなのでしょうか?
歩道があんまり広くないので、毎日、こういうふうに行列ができてしまうのは、現地の付近の住民にとっては、少し、迷惑なんでしょうね。
必ず予約すること
ピータールーガーでステーキを食べるのであれば、必ず、予約しましょう。
しかも、開店時刻である11時45分に予約しましょう。
そうでないと、寒空の下で、いくら開店行列をしても、長々と待たされることになります。
入店時に、必ず、予約チェックが厳格にされますので、予約をしていないと、
別室でずいぶんと待たされます。
この日に、私の前で待っていた観光客は、予約をしていなかったので、開店前から行列をして待っていたのに、
40分待ち
でした。
開店行列して40分も待つのでは、どれだけおいしいステーキハウスでも、ハードル高すぎです。
なお、私は、1ヶ月前に予約していたので、この日は、待ち時間ゼロでテーブルに案内してもらえました。((^○^))
写真は、ピータールーガーステーキハウスのメニューです。
この1枚しかありません。
しかも、メニューの左側は飲み物、右側はサイドメニューなので、メインの料理は中央に書かれている分だけです。
それも、メニューに書かれているのは、
ステーキ…2人用
ステーキ…3人用
ステーキ…4人用
ステーキ…1人用
というメニューだけです。
ですから、メインのメニューといえば
ステーキ
ただ、その1種類、ということになります。
写真は、メインのメニューの拡大写真
まあ、ピータールーガーに来て、ステーキ以外のものを注文するやつはいない、ということで、こういう強気のメニューになっている、ということでしょう。
それだけ、肉の質に自信があるということです。
店内の内装は小奇麗であり、照明も十分に明るいと思いました。
ただ、店内のテーブルは、質素な作りで、左右に少々、ガタガタ、と揺れます。
店内は、こんな感じです。
この日、12月26日は、アジア系の予約客が多かった印象です。
ただ、私以外には日本人のお客さんはいなかったと思います。
身なりをチェックしてみると、お金持ちそうなお客さんばかりでした。
たぶん、私以外の予約客は、みんな、富豪なんだと思います\(^o^)/
写真は、テーブルにつくと、最初に出されるパンです。
一緒に出されるバターが、濃厚なオリジナル品なので、バターをつけて食べるとおいしいです。
ただ、平均的な日本人の胃袋にとっては、このパンを食べすぎると、あとのステーキを食べるときに、さしつかえがあります。
ピータールーガー特製のソース。
ハウスワイン。
まろやかで、自己主張しないタイプのワインでした。
あくまで、ステーキの味を引き出すという目的に特化したワインです。
出てきました。ステーキです。
Tボーンで出され、ウェイターさんが、そこから2切れを切って、お皿に盛ってくれます。
早く食べたい!
焼き加減は、ミディアム・レアで注文しました。
ウェイターさんいわく、「ミディアム・レアは、おすすめだ」とのことでした。
味について
やわらかい赤身の肉でした。
やわらかさの表現というのは難しいところですが、
ナイフが、すっという感じで入り、ひと押しで切れてしまうくらいのやわらさ、と表現すればいいでしょうか。
食べるときも、ほどよい弾力を楽しみながら、抵抗少なく噛めるというくらいの、程よいやわらかさ、という表現になりますでしょうか。
やわらかい、といえば、霜降り肉なんかもやわらかいわけですが、
ピータールーガーの肉は、赤身の肉であり、脂分は、ほとんどありません。
あくまで、赤身の厚い肉でありながら、やわらかい、ということです。
脂分が、ほとんどないので、肉を食べたあとも、さわやかさがあります。
通常、日本でステーキを食べたあとは、少なからず、
あとに残るような脂のしつこさ
重たい感じ
があったりします。
しかし、赤身肉は、そういう「しつこさ」が無いのです。
じゃあ、パサパサしているのか、というと、パサパサしているわけでもありません。
程よい「しっとり感」も十分にあります。
「2人分のステーキ」
と注文したわけですが、店側としては、その基準は、アメリカ人2人分を基準としているはずです。
今回、日本人2人組、うち1名は女性、ということで、
「ほんとに、2人分食べ切れるかな?」
と、当初は不安もあったわけですが、いざ食べてみると、そういう風に「しつこさ」がないため、
わりと、あっさりと、2人分食べてしまえた、というところでした。
かとって、3人前食べるか?
と言われたら、3人前注文したら、さすがに残してしまいそうです。
アジア人が、おいしいく食べるという前提であれば、2人分にとどめておくのがベストだと思います。
ほうれん草のクリーム煮を、サイドメニューとして注文しました。
完全なペースト状になっており、歯ざわりのよいものでした。
Tボーンで出て来る、ステーキの本体。
ほどよい大きさに肉を切り分けた状態で出てきます。
Tボーンの状態を見ると、「ちょっと、ごつく」見えるかもしれませんが、お腹を空かせていれば、大丈夫です。
食べ切れます。
店内の他のテーブルは、こんな感じでした。
この日は、アジア系のお客さんが多かったと思います。
接客について
ピータールーガーの接客については、ネット上では
「無愛想」という意見と
「フレンドリー」という意見の両方があるようです。
まず、ウェイターさんは、全員
・白人
・大男
・キン肉マン
・短髪またはスキンヘッド
という共通点があります。
女の子率はゼロです。
男気ムンムン状態です。
ですから、パッと見で、威圧感を感じてしまう面もあるように思います。
女の子のウェイトレスと雇ってもいいのではないか?
とも思うところですが、そこは、おそらく、店主のこだわりなんでしょう。
ニューヨークでは、ピータールーガーとは別の、赤身熟成肉の名店にも行ったのですが、
そのお店も、ウェイターさんは全員、白人男性、キン肉マンでした。
そちらのお店は、最初の接客だけ女の子が数名いましたが、
運ぶのは全員男性でした。
おそらく、この業界のスタンダードが、ウェイターさんは全員、白人男性、キン肉マンなのだと思います。
話をピータールーガーに戻すと、
ステーキ2人分、と注文すると、ウェイターさんは「グッド・チョイス!」と、ヨイショしてくれたりします。
(もっとも、2人でしたので、ステーキ2人分しか注文のしようがないわですけども。チキンとかは置いてませんし…)
お肉を持ってくるときも、ニコニコしながらもってきてくれるし、自分の担当のテーブルにも、注目しており、用があるときには、手を少し挙げれば反応してくれます。
ですから、「無愛想」という印象は、全く受けませんでした。
私の印象としては、程よく親切、という接客だったと思います。
もっとも、担当のウェイターさんの個性によるところが大きいでしょうね。
来店したとき、最初の予約チェック係の人は、
「予約はあるか?」
「予約がないなら40分待ちだ!」
みたいな感じで、
まるで、新兵をどやしつける鬼軍曹みたいな雰囲気もありました。(^^)