親愛なるマリヤへ

 

元気な姿で会ったのが

昨年の4月16日 珈琲館で

軽くランチを一緒に食べた

 

次男の笑顔が印象的だった

私の誕生日が近いと言うことで

珈琲セットをプレゼントしてくれた

 

次男はとにかく優しい子どもだった

 

夏は長男次男ふたりで富士山へ

登った時の写真を送ってくれた

 

今でも 思い出すと涙が止まらない

そして昨年10月2日の緊急手術

 

その後次男と話すことも

話しを聞いてやることも

出来なくなった

意識が戻らない状態が続いている

 

私は父親として

何をすればいいのか

家族みんなに対して

そして次男に対して

 

その答えを模索する

季節は確実に巡るが

自分の心は変わらない

次男(わが子)を想う気持ちは

かわらないから

 

 

         三好 弘泰

 

 

 

 

        親愛なるマリヤへ

 

次男なら私にこう言うだろう

俺のことは心配要らないから

お父さんはお父さんの人生を生き

家族みんなを幸せにするために

お父さんはそう生きて欲しいと

そう言うだろう

だから父さんはしっかりするよ

次男のためにも

 

 

           三好 弘泰

 

 

        親愛なるマリヤへ

 

幼い

ほんとうに幼い頃別れた

まだ小学1年生

一緒にお風呂に入ったり

一緒にキャッチボールをしたり

一緒にカブトムシを取りにいったり

一緒に紙芝居を読んだり

一緒に歌を歌ったり

あの幼い思い出のままの次男

 

笑顔の次男

私の目に焼き付いている

未だに妻から貰ったアルバムは

見ることが出来ない

辛い思い出になるから

 

 

           三好 弘泰