親愛なるマリヤへ

 

夏、青葉で生い茂った樹々が

秋、枯葉に姿を変えた

 

景色は見るひとによって

見る時々で

見え方が変わる

 

秋の紅葉は

輝いて僕には見える

 

悲しく

寂しく

そして切なく

 

枯葉を踏んで

僕はひとり歩く

そして想う

 

冬は美しい雪景色に

春は若葉の姿に

 

人生は辛いことばかりではない

必ず春はやってくると