「ゼロトラスト」って言葉、最近よく聞きませんか?一見するとちょっと冷たい感じもするこの言葉、実はめちゃくちゃ今の時代に合ったセキュリティの考え方なんです。直訳すると「信頼ゼロ」って意味だけど、別に人間関係で疑り深くなれって話じゃなくて(笑)、ネットワークとか社内システムの話です。

これまでのセキュリティって、「社内は安全、外部は危険」っていう前提で作られてたんです。いわば「城壁の内側は味方」みたいな感覚。でも最近は、その“内側”にも危険が潜んでるんですよね。たとえば、社員が間違えてウイルス入りのメールを開いちゃったり、パソコンが乗っ取られて社内システムが侵害されたり。つまり、もう“内側だから安心”なんて時代じゃないわけです。

そこで登場したのが「ゼロトラスト」っていう考え方。「誰であろうと、どこからアクセスしようと、一度は疑って、ちゃんと確認してから許可する」っていうスタンスです。たとえるなら、社内でもパスつきの部屋に入るたびに社員証と顔パスでチェックされるような感じ。「めんどくさそう」って思うかもしれないけど、その一手間が超重要。

この考え方が生まれた背景には、クラウド化やリモートワークの普及もあります。今って、会社のデータが全部オフィスの中にあるわけじゃなくて、Google DriveやDropbox、Microsoft 365みたいなクラウドサービスに分散されてる。さらに働く場所も多様化して、カフェとか自宅、時には移動中の電車の中でも仕事する人が増えました。そうなると「社内ネットワーク」っていう概念自体があんまり意味を持たなくなってきたわけです。

ゼロトラストでは、「その人は誰?」「今どこにいる?」「そのデバイス安全?」「その操作、本当に必要?」みたいなことを、毎回ちゃんとチェックします。そして、怪しかったらアクセス拒否したり、強めの認証(たとえば2段階認証とか)を要求したりして、防御を強化していくんですね。AIでユーザーの行動を学習して、「あれ?この人、いつもは東京からログインしてるのに、今日はロシアから来てるぞ」みたいな不審な動きも検知できます。

ちなみにこの「ゼロトラスト」って考え方、Googleが社内で採用しているセキュリティモデル「BeyondCorp(ビヨンドコープ)」でも使われていて、超大手企業もガチで運用してるやつなんですよ。つまり、「ウチは中小企業だから関係ない」ってことはなくて、むしろセキュリティにあまり投資できない会社こそ、少しずつでもゼロトラストに移行していくべきって言われてます。

まとめると、「ゼロトラスト=誰も信じない」って話ではなくて、「信頼する前に確認しよう」っていう、現代における賢い防御術ってことですね。今や、データも働き方もバラバラな時代。だからこそ、どこからでも安全に仕事ができるように、このゼロトラストという“ちょい厳しめなルール”を取り入れることが、安心して仕事するための新しいスタンダードになってるんです。