成人の矯正患者さんからは、治療後にブラックトライアングル
に関して指摘される事も多々あるものだと思います
。どんなときに生じやすいのかに関して、知っておく事は患者さんに事前に説明する上で役に立つ知識だと思いますよ
。
他にも、BTネタがあったら是非教えてくださいね![]()
Multivariate analysis showed the prevalence of BT(Black triangles)between maxillary central incisors after orthodontic treatment was high with increasing age of pretreatment, more overlapped incisor, and teeth of longer length, whereas the prevalence of BT between mandibular central incisors was high with smaller overbite, and teeth of more divergent crown form.
多変量解析は、矯正治療後の上顎中切歯間に認められるBTの発生率は、治療前の年齢が高いとき、歯冠が重なっているとき、(切歯の重なりが大きいときと訳せそうだが著者訳では、重なりがあるものとしている)、歯冠が長いときに高くなり、その一方で下顎中切歯間のBTの発生率は、オーバーバイトが小さい、そして歯冠が歯頸部でくびれた形をしている場合に高くなるという事を示した。
【単語】
・Multivariate analysis;[名]多変量解析
;XとYとの単純な関係だけではゴマカシが多いので、一度にいろんな関係を ドサッと調べて、何がどう影響しているかを明白にすることが『多変量解析』である。
・prevalence;[名]普及。ここでは『発生率』と意訳している。
・overlap;[動]重なる
・whereas;[接]~であるのに対して
・divergent;[形]分岐。ここでは『くびれ』と意訳している。
【おまけ】
ここでは、BTとは幅が0.5mm以上のものを表すとのことです。また、切歯の重なりは、コンタクトポイントが接しているときと離れているときは0(影響なし)とし、少しでも重なっているときはプラス(影響あり)としている。
日本矯正歯科学会雑誌 Vol68,Number1,2009
成人矯正治療患者の中切歯における鼓形空隙拡大の発生要因について