今日は「マサルと愛のお話会」です。
一人でも多くの人にお話を聴いてもらいたいと思います。
僕は今から17年前にネフローゼ症候群を発症しました。
聞き慣れない難病に驚きを隠せませんでしたが幸いステロイド剤で寛解すると分かり安心しました。
「これでもとの生活が戻れる」と難病をそれほど恐れることはありませんでした。
しかし難病とはやはり恐ろしいもの。
僕の体に異変が起こり始めたのです。
毎日体は重く、疲れやすい、そして精神的にも忍耐力が無くなりすぐキレる性格に変わっていきました。
以前は穏やかだったのに自分本位の性格に変わりオラオラ系の嫌なヤツに変わっていきました。
しかしこれは難病のせいではありませんでした。
ステロイド剤(プレドニン)というクスリのせいでした。
難病とはその病事態の苦しみではなくほとんどがクスリの副作用によるものです。
この副作用を回避するにはクスリを止める他ありません。
クスリを止める=命を止める
なのでどうすることも出来ませんでした。
そうこうしているうちに難病とは新たな難病を引き起こしてしまうものです。
僕もその例外ではありませんでした。
大腿骨頭壊死症
僕には抱えきれないほどの難病をもう一つもらってしまったのです。
難病を複数お持ちの方、その症状に苦しみクスリの副作用に苦しみ、そしてまた新しい病の兆候に苦しむ。
まさに三重苦なのです。
これが現代医療の本質です。
病院は病気を治すところではありません。
クスリは病気を治すものではありません。
お医者さんはあなたの病気を治すつもりはありません。
これを知る人が患者の中にどれだけいるだろうか。
数十年難病と闘い、複数の難病をもらい続けている人でさえ、その事に気づいていない人もいる。
その人たちと僕の違いはなんだろう。
さほど変わらない。
さほど変わらないのだ。