小禄天文クラブ 第1回1等星マラソン その4 《春の1等星②》 | 沖縄の星空を見上げよう 小禄天文クラブ 

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さて、いよいよみなみじゅうじ座です。

そろそろという頃に低い場所に雲が少し出ていたようです。

 

これは全く見られないかも・・・と思いましたが、すこしずつもやが消えたのかベクルックス・ミモザが見えてきました。

アクルックスが南中した頃が一番雲がかかっていたようですが、

アクルックスが南中を過ぎて沈んだ頃には、なんと上の3つの星は肉眼でもちゃんと見えるようになりました。

タイミングがもう少しずれていたらアクルックスも見えていたはず・・・。

 

ちなみに目の良いAちゃんが双眼鏡でアクルックスらしき星を見た~とのことでしたが、

写真で確認できなかったので保留~~ごめんなさい^^;

次の企画、みなみじゅうじ座観察会は見えるまで何度も開催しようね!

ちなみに昨年は写真でみなみじゅうじ座を撮ることができたので、今年はもっとちゃんと撮影できるようにがんばります!

 

 

続いて、ちょっと不安だったケンタウルス座の2つの1等星(アルファ星、ベータ星)は意外と簡単に肉眼で見ることができました。

アルファ星は3つの星が周り合っている三重連星で、太陽以外で一番近いプロキシマケンタウリはそのC星になります。

 

アルファ星とベータ星の2つの星は、沖縄では『はいかぶす』『ぱいがぷし』あるいは『まなびあぶー』と呼ばれています。

まなびあぶーの民話はとても切なく心に残るお話です。

次回、このブログでも紹介したいと思います。

日の出前に、この2つの星が並んで輝くと稲の借り入れ時期だったそうです。