含み損の数字に視界を奪われて
「早く楽になりたい」という感情が先行してしまう時。
地獄のような需給を凝視し、
「アンダーの増加という自分の物差し」が揃うまで、
暗闇の中でじっと動かずに牙を研ぎ続けていた。
本物の底だと思えた時の理由は三つある。
一つは数字。
需給は嘘をつかない。
もう一つは形。
5分足の長い下髭。
そして最後は、自分の心理。
うっかり買ってしまったミスを認めたとき、
私はようやく「待つ側」に回れた。
「技術は教えてもらえるが、
『待つ勇気』は自分で掴み取るしかない。
頭ではよくわかってる。
だけど行動させない私がいるのも確かで。
それこそが相場の魔力。
そして、もっとも人間らしい葛藤だと思う。
『どう選択するか』を、自分の物差しに委ねる。
負けが膨らみ、嫌気がさして終わることもある。
それでもいい。
相場はいつでも
「選ぶ側」に回れる人間だけに
次のチャンスを渡す。
希望でも、迷いでもない。
ただ、選ぶ。