これはずっと私が書き留めておきたかったこと。

子育て関係ありません。



魚しっぽ魚からだ魚からだ魚からだ魚からだ魚からだ魚からだ魚からだ魚からだ魚からだ魚からだ魚あたま



私は10年以上介護の仕事をしています。

全く別分野の職業から転身、

実務経験を積みながら介護福祉士の資格を取り、

3年前にケアマネの試験を受け、一昨年の冬からケアマネの仕事をしています。


職場はケアマネの事務所が併設の通所事業所で、

当初私はスライドする形で異動になったので、
よく知っている利用者さんもたくさんいました。


産休の数ヶ月前に別の事務所に異動したので今は違う場所にいますが、

異動前に、
子供が生まれたら顔見せに来ますね!
と利用者さんたちと約束。


そして桃太郎が生まれてすぐやってきたコロナ禍。


数ヶ月の時が過ぎ、やっと!

お世話になった同僚や上司、
孫のように気にかけてくださっていた利用者さんたちに桃太郎の顔を見せに行くことができました。


その利用者の中に、Tさん(男性)という高次脳機能障害の方がいました。


脳の病気の後遺症で、意思疎通がうまくできません。
思っていることと話していることがちぐはぐになってしまいます。


ただ、この仕事をして痛感しているのは、認知症の方や脳に障害のある方って、不思議と人の本質を見抜く力があるというか、
全て見透かされているというか、上辺だけ善で固めたような人には絶対に心を開いてくれないということ。

Tさんもそんな中の1人でした。

自分に悪意を持っていたり、面倒だと思っていたり、適当に善人ぶったりしている人には絶対に心を開いてくれません。


意思疎通の困難さから、利用者の中には話し相手がおらず、利用日は自分のお気に入りの場所で1人過ごし、職員が交代で相手をすることがほとんど。


私はありがたいことにこのTさんに好かれている方で、機嫌が悪い時やなかなかお風呂に入ってくれない時に対応を任されることが多くありました。


ケアマネになってからも、手が空いた時に1人ぽつんといるTさんと少しお話ししたり。


そんな去年のある日、まだ桃太郎の妊娠は確定していなかったけど、それっぽい兆候が出始めていたのでそろそろ産婦人科に行こうかな、と思っていた矢先、いつものようにお気に入りの場所で過ごしていたTさんが、通りかかった私の顔を見るや否や、

お!おめでとう!

と言ってきたのです!


そばで聞いていた人たちは、

「え〜?もしかして?」なんて冷やかしてきて。


私は内心びっくりしつつも、
いやいやいや〜と誤魔化しましたが、結局その後妊娠判明。


前に書いたように、Tさんは病気のため、思っていることと口に出すことがちぐはぐになってしまって意思疎通が難しい方なので、その時はたまたまだろうと思っていました。






しかし、


先月桃太郎の顔を見せに行った時のこと。


その日もちょうどTさんの利用日で、前と変わらずお気に入りの場所で過ごしていました。
声をかけると最初は忘れている様子でしたが少しずつ私のことを思い出してくれたTさん、


桃太郎を見ながら、

この子は男の子?
じゃあお兄ちゃんになるんだなぁ〜

と言ってきたのですポーン


その時は、生理が数日遅れていて、
もしかして?いやまさか、ただ生理遅れてるだけかもしれないから様子見よう、と思っている頃でしたが、
その後妊娠していることが分かり。。。



もう偶然とは思えませんでした。



Tさんはうまく会話はできないけど、
何か感じる力があると確信してしまうような出来事でした。


立て続けの妊娠で不安が大きいですが、
Tさんの言葉を信じて無事生まれてきてくれることを祈っていますニコ