本日は、ちょこっと、ヨガに関するメモを。
ヨガレッスンを体験されたかた(男性!)からの質問――。
ヨガのポーズをするときに、動きと呼吸が合わず、ちぐはぐになってしまう。どうしたらよいでしょう?
ちなみに、この男性は、ヨガはほぼ初心者。
初めてのかたや、まだヨガに慣れていない場合には、よくみられる疑問であり悩みでもある。
よくいわれるように、ヨガのポーズを実習するうえで大切なのは、動きと呼吸を合わせるということ。
「動きと呼吸の連動」。
これが、基本! これがなければ、ヨガとはいえない。
これがなければ、口悪く言うと(ごめんなさい!)素人の誤ったストレッチとかわらない。おかしなストレッチに“ヨガ”という名を冠しているだけ。そういっても、いいくらい。
そうはいっても、先の男性の質問にもあるとおり、やはり慣れないうちは「動きと呼吸の連動」にとまどうもの。
動きに意識を集中していると、呼吸のことを忘れてしまう・・・。
呼吸ばかり気にしていると、今度は動きがぎこちなくなくなってしまう・・・。
どちらにしても、動きと呼吸はズレることになる。
ぼくの経験からいうと、これは、動きに呼吸を合わせようとすることから生じる。
つまり、動きを主体に、呼吸をその動きに従わせようとするあり方。これが動きと呼吸のズレの要因となっているケースは多い。
ならば、その対処法は?
ぼくのアドバイスは、こうだ。
さっきとは逆。動きに呼吸を合わせようとはしない。動きを優先しない。
つまり、敢えて呼吸を優先してみる。呼吸を主体に、動きを呼吸に従わせる。
呼吸で動きを導いていくということ。
呼吸が動きを誘導していくという感覚。
言葉で説明されても、わかりにくいかもしれない。でも、この感覚を大事にして、一度、ヨガのポーズを試みてほしい。きっと、何か“気付き”があるはずだ。
別の言い方をしてみよう。
ヨガのポーズを、呼吸法と考えてみる。
あるいは、
ヨガのポーズというのは、呼吸(法)に動きが付いたもの(動きに呼吸が付いたものではない!)。
そのように、とらえてみる。
そうか、ヨガっていうのは、いろいろポーズがあるけど、あれらも呼吸法の一種なんだなあ。そんなふうに考えるのも、ありだ。
このように、意識を変革してみよう。
「動きと呼吸の連動」がスムーズにできるための、ヒントにはなるはずだ。
ヨガポーズで動きと呼吸が一致しなくて悩んでいるかた、参考にしてみてください。