こんばんはm(_ _)m
清水です。梅雨前という事で、忙しくさせてもらっています。
今日は鉄部塗装の下地処理をUPします。
自動車整備工場の看板です。
足場は緊結式。
錆の面積が50%を超えています。
本来であれば第2種ケレンが妥当な所です、が‼️
穴が空きそうなので第3種ケレン。
手工具とサンダーのみ。生きてる塗膜と完全に除去出来ない入隅をに残し、なるべく錆を取り鉄部を露出させる…
これがなかなか大変なんです。(笑)
本当になかなか取れないのです。
まずは看板を取ります。
そして
削る削る
サンダーであらかた除去し、入隅や細かいところはカワスキとワイヤーブラシで削ります。
塗料用シンナーを使い、ウエスで拭き取ります。
最近思うこと、
昔は、高圧洗浄なんてなかった時代、削って、はらって、塗る。OP。
「木鉄三年」なんて言われた時代。
こんな時に昔の塗装職人の親方はこう言ったそうです。
「よくひっこすって塗れ、でなけりゃくっつかない」
昔の人の言葉はとても理にかなっている。
それは何故❓
「ローラーや吹き付けじゃくっつかないんじゃ」
何故❓
理由なんて、僕もわかりません。が‼️
分からないまま終わるなんて嫌な性格なので
僕なりに研究&分析すると…
先、話した様に昔は高圧洗浄がありません。
外壁はトタンです。当時アメリカでローラーブラシは発売されていたはず。日本での普及は少なかったみたいですが、吹き付けも完全にありました。
なのに何故❓「刷毛でよくこすって塗れ」と言われたのでしょうか。
それは、密着性能にあると考えます。
トタンなどの外壁ケレン後、外壁をはじからはじまで脱脂したり、洗ったり拭きあげたりするのは当時の考えや、実際の現実では難しく、
おそらく大きなラスター等でよくはらって塗る事の方が、圧倒的多かったと思います。
「ひっこすって塗る」
ケレン後は、細かい粉塵が塗装面に付着しています。これは、ラスターで完全除去する事は現実工事では不可能です。
ラスターでいくらはらっても、手で触れば多少手が白くなり、素地に粉塵がつくのを確認出来る様に、
昔の親方はそれが頭で見えていて、刷毛で粉塵ごとひっこすって素地に塗りつける。
付着させる。
ローラーや吹き付けなど、埃の上からでも塗膜になってしまう方法とは違い、固い。
古き良き時代。
昔作るものは持ちがいいなんて、よく聞く話で、
例えば、たんぽずりが、とても綺麗な鏡面が出来る様に
本当に工夫して作業してたのだろうと感心する今日この頃です。
今は、材料も新しいものが日常的に進化を遂げていて、最高級フッ素、それか無機質塗料、光触媒、アドオン&カチオン分子等の密着性能の工夫など、塗料は科学だと言い切れる時代。
そんな時代で育った僕ですが、昔ながらの塗装の歴史、工法、苦労。
そんな事を少しずつ覚えて見つめていきながら、今の従業員や未来の塗装職人に伝えていきたいなと思います。
とは言っても僕などまだまだ若造。青二才にしてとても浅はかですので、(笑)これからも勉強していきたいと思います。
話は長くなりましたが、錆止めを二回塗布し、
本日は養生期間という事で終わりです
