平和な事は良いことだ。
仕事は少なく、給料は多いに越した事はない。
今この瞬間にも誰かが死んで、誰かが悲しんでいる。
それはわかるが、情報に現実感がないので、こうしてPCの前で、つらつら文字を眺めている。
今日のお仕事は、老舗の和菓子屋の奥さん(おばあちゃん)。
戦前・戦中・戦後とお店の切り盛りは大変だった事だろう。
彼女をお迎えに行く途中、車の窓の外からイマジンが聞こえた。
最近、クレーム対応もしたが、「人が自分以外の誰かに、どうしてこれほど強い悪意が持てるのだろう」と思う。
和菓子屋のおばあちゃんも、生きてる間の約80年間、誰かの悪意に心を痛めた事があるはずだ。
日本人でも約80年生きてれば、生きてる間、どこかでイマジンを聞いた事があるだろう。
イマジンの歌詞の意味はわからかったとは思うけれども、同じような平和は願ってたと思う。
もう喋られない彼女から、俺はそんな想像をしていた。