昨年、行きつけの本屋に立ち寄った際、見つけた画集が素晴らしかった。

 

SAKTI BURMAN

もうお亡くなりになっている。

 

年代別に編集されていて、変化が分かりやすい
 

BURMAN氏は若い時にすでに渡欧されて、そこからずっと仏在住らしく

 

 

 

 

確かにインドを描いているのにインドっぽくないというか…

 

 

でもどんどん歳を重ねていくにつれ、作風が変わっていく

 

 

 

本屋で開けなかったのに、どうしても気になってアマゾンで検索したら、6000ルピー…(約1まんえーん)

 

とりあえずカートに保存していたら、1月末の建国記念日セールで2000ルピーまで下がっていたので即ポチッった。古本でもないのに、本の定価から下がるっていうのが日本ではありえないよね。
 

デリーのモダン・アートミュージアムにいくつかの作品が保管されてるようなので、今度見にいこうと思っている。

 

Anyway

大出血をして休んで病院に行ったスプラ(仮名)が、大事を取ってもう一日休んでもいいといったのだが、翌日には出勤してきた。

 

どうしたの、大丈夫?!

 

はい、びっくりしましたが、原因は分かってますから・・・

 

そうなの?

何があったの?

 

私、妊娠のための薬飲んでますよね、あれのせいです

 

え、そうなの?!

 

私、あれ飲みたくなかったです

でもお義母さんが飲まないとうるさいです

 

そうか・・・でももう飲まなくてよくなったんだね
 

はい、違う病院にいくことになりました

 

 

まー、結局病院には通うんだ・・・・と思ったけど、そこは避けられないんだろうと思うし、私もそこでとやかくいう筋合いもない。彼女の健康を願うばかりだった。

 

そしてまたその数週間後の朝にスプラ(仮名)から電話がかかってきた

 

どうしたの?

 

あの、今日マトゥラからバスでそっちに向かってるのですが、間に合わないかもしれません

 

あ・・・マトゥラ?!ま、いいや、遅れても大丈夫よ
旦那さんと一緒だよね?バス、気を付けてね


なんでマトゥラ?
マトゥラとはデリーからアグラに行く途中位にある町で、クリシュナの生誕地とされていて、もちろんヒンドゥー教の聖地。でも土曜日にデリーの義実家にいって、そのあとマトゥラにいったってこと?
ずいぶん強硬な旅行だな、と思った。

結局、遅刻せずに出勤した彼女。なんでマトゥラに行ったのかと問うと

 

 

お義母さんが・・・・・昨日マトゥラにいって、川に入るとと男の子妊娠するから、といって連れていかれました・・・・

 

え?!

 

昨日が特別な日でした・・・・私も旦那も行きたくない、疲れる、大変、と何度もいいました

でも絶対にいかなければいけないといって、車に乗せられました

 

彼女の心労は日頃から見ていた。

実母からも義母からも毎月生理予定日あたりに電話が来て(というか毎日電話がかかってきてた)、今月生理はきたのかとか尋ねられるのだ。
そして生理になったというとものすごいため息をつかれるらしい。

それは職場で行われてるので、彼女も黙って終わっているが、家に帰ると泣いてるといっていた。生理が来て毎月泣いてる、ずっと泣いてる、といっていた。

彼女自身も子供がほしいのだが、旦那さんは「ずっと二人でも僕らは幸せだから子供いなくても構わない!!」と両方の両親に毎度話してるらしい。

でもそうはいかないのがインド人の親・・・。

そして彼女の旦那の方のいとこからも電話が来る

 

うちの「息子」はもうすぐ1歳だから、誕生日を祝いに来て

 

アールティ(他のいとこ)の家に赤ちゃんが生まれたわね!!でも「女の子」ですって。うちは「男の子」だけど

 

みたいな・・・・・・・・・・。

そして本当にそのアールティさんの娘が生まれた日、家族親戚みんながっかりして、お祝いをしてなかったんだそうだ。

それでスプラ(仮名)と旦那は

 

可愛い娘が生まれたのに!!嬉しいに決まってるじゃないか!!
 

とお祝いをしたといっていた。

いやーインドの田舎って、女にとって本当にしんどいな・・・
それって相当ストレスだよねぇ・・・・と話していると

 

もう、しょうがないですね

でも私も子供は女のことでも男の子でもいいので一人は欲しいんです、たった一人でいいんです

私も彼女の願いを神様がいつか叶えてくれたらと本当に思っていた。

が、ある日突然彼女が言った。

 

私、人工授精の治療を始めることにしました!!

 

 

え?!

 

 

 

私にはライターの友人が何人かいるのだが。
その中にはこうしたガイドブックのライターもいるんだけど。
彼らがインドに来た時に一緒に出掛けたところをこうしたガイドブックに載せられることもあるんだけど。





大抵の場所は載ってない。ちなみに私は彼らに「口止め」はしていない。

新しく発刊されたガイドブックを見て、「ああ、載ってなかった・・」と大体安心する(笑)

彼らがなぜ載せないのかはあえて聞いてないけど、私が載せてほしくない理由はひとつ。

 

インドの大抵のレストランは外国人観光客がわんさかやってくるとすぐ手を抜いて、不味くなって、つぶれるから

 

儲かったら、その分もっと投資していこうって考えにならないんですよ、大抵のインド人・・・

もっとローコストにして稼ごう、っていう考えになる人が多い。

そのため、私は友人が来た時に案内する店は小出しにしてる。でも彼らもよくわかってるんだと思う、そういう事情・・。
いつまでも店と味を守るためには必要なこと。

以前は地方に旅行に行ってどっか食べに行こうと思うときは昔のロンリープラネットか、フランス人ライターが書いたガイドブックを参考にしていた。欧米人の好きな店は大抵我々日本人の好みでもあるからだ。
でも現存する店も少なくなってきているので参考にならないことが増えてきた。

自分の鼻と勘だけがたより(笑)

インド人がわんさかいる店はだいたい美味しいんだけど、そうじゃない店もたくさんある、大抵我々には辛すぎる・・・。
というか、まー、私には超グルメなインド重鎮の友人がいるので、今は彼女に常にお伺い立ててる(笑)
私がインドグルメを紹介しないのはそういうわけです(笑)
まーグルメブログは他にたくさんあるし、あえて私が紹介することもないだろうというのが一番の理由ですw

 

 

さて、私はさらに部署異動した。

今まで私には部下というか、アシスタント的な存在のスタッフはいなかったのだが、初めてスタッフを雇うことになった。
かなり苦戦したが、ふと思い出して、以前私の代役で来てくれた女性に連絡した。彼女はすでに退職していたのだが、たまたまうちの近所に引っ越してきていた。ただ、退職理由が「妊活」だったので、スタッフに起用するのにはためらいがあった。そのため、男子を採用し、アルバイト的に私が一時帰国中だけヘルプに来てほしいと依頼したのだ。

彼女は「やることなくて暇だったから嬉しい!!」といって快く受けてくれた。それどころか「フルタイムでずっと働きたいです!!」といってくれたのだが、すでに男子を採用してしまっていたので、それはお断りした。
そして、ようやく明日からというときに採用した男子が「やっぱり僕できません」と辞退してきた。もう、こういうのばっかりで、がっかりはしたけど、彼に関してはまだ一緒に働いていたわけではないのでそこまでショックを受けなかった。
すぐに彼女に連絡すると「嬉しい!!働きたいです!!」といってくれたのだ。

彼女は日本に住んでいたこともあり、日本語もかなり堪能、そしてインド人みたいな自己アピールもないし、非常に奥ゆかしい女性だった。旦那さんもインド人と思えないくらいおとなしく、人の話をずっと聞いてるタイプの人で、一緒に食事をしても非常にバランスの良い受け答えをしてくれた。
ただ懸念点もあった。それは彼女が半年前に「妊活」を理由に退職していたことだった。
私は彼女に「妊活中なら無理させられないのでフルタイムの仕事はどうなの?」と聞くと、「大丈夫です。もう妊活してたけど子供出来ないし、普通の生活に戻ります」というのだ。まー、彼女もまだまだ若かったから、諦めるというのではなく、しばらく時間を置いて、再度始めるのかもしれないな、それまでの間働いてもらえばいいかな、と思っていた。
 

私は彼女を本当に気に入っていたので、仕事もどんどん任せていた。
1か月くらい経った頃、彼女と共有してるロッカーに液体の入った瓶を見つけた。

 

ねぇ、これはなに?

 

あ、それは妊娠するためのものです

 

え?!また妊活始めたの?

 

はい、お義母さんが私を病院に連れていくので・・・・

 

 

確かにインドで子供ができない、男の子が生まれないというのは大問題だというのはしみじみ感じているので、そう簡単に妊活は止められないだろうとは思っていたけど、妊活しないという約束はしてないけど、妊活するなら採用はしなかった・・・。

 

あの、大丈夫かな、仕事して?

 

大丈夫です、でも妊娠したら辞めてもいいですか?

 

ああ、まーそれはいいけど・・・

 

 

困ったなー・・・妊娠なんていつするかわからないし・・・一人で頑張るしかないのか・・・ま、それはその時考えるしかないな・・・と思っていたときに「事件」が起きた。

 

仕事終わりにインド人ボスから電話がかかってきた。

 

ちょっといいですか?

昨日スプラ(仮名 アシスタント女子)から電話が来たんだけどさ、何かあった?怒られたっていってるんだけど・・・

 

私が?
怒ったっけ?

ああ、こちらが同じ仕事を何度も教えても覚えてないっていうから、覚えられないなら覚えるまでやるしかないでしょ、とはいった。最初から怒ったわけではないけど、それで文句言ってんの?

 

うん、怖くて、こんなことがあったら流産する、仕事出来ない、っていってる

 

流産?彼女、今妊娠してるの?

 

いや、してないけど

 

私が理由で妊娠できないって?

 

いや、そうはいってないけど

 

仕事出来ないっていうならやめてもらったほうがいいの?

 

彼女が辞めたいならそうなんだけど、彼女は辞めたくないみたい

 

私に彼女を怒るなって言いたいの?

 

うーん・・・ただ彼女今まで3回流産してるらしくてね・・・また流産するのが怖いらしい

 

気持ちは分かるけども、それならなんでまた働くって言って来たのかな・・・・妊活を理由に退職したのに、働き始めてまた妊活に戻るなら、辞めたほうが良くない?

 

とりあえず今はそっとしておいて

で、あんまり怒らないようにして

 

でもさ、仕事出来ない、何度やってもできないなら、怒らないにしても仕事任せられないじゃん

 

ま、今はとにかく彼女のことは深く考えないように

 

 

そういうわけで私は、私を理由に「流産した!!」と言われないように、言動を改めることにした。

そうはいっても、問題があるときは厳しく話したし、何度言ってもできないときは「私がやることにするよ」といって仕事を取り上げざるを得なかった。

それからまた1か月くらい経った頃、月曜日の朝出勤前に電話が来た。

 

 

すみません、沢山血が出てきて・・・私病院に行かないといけません、今日休みたいです

 

 

いや、すぐ病院行ってください。明日も休んでいいから!!

 

 

うわー・・・どういういこと?流産じゃないよね?
私はかなりナーバスになっていた。そしてインド人ボスに電話する。

 

大出血で病院行くから休むって言って来た

しばらく休んでもらったほうがいいのかしら

 

わかった

落ち着いたころに自分からも話してみる

 

彼女の件はボスに任せることにした。私は彼女が過去に流産したことも知らないことになってるし、ボスが私に電話で話したこと自体がないことになってるので。
 

その頃、私は別のインド人女子スタッフとも問題が起きていた。
他部署の女子スタッフが「今日2時にこの仕事を私がやることになってますが、あなたやってください」といきなりメールが飛んできたので

 

いや、これはあなたが責任もってやらないとさ・・・あなたが出来ない理由は何?

そもそも私その時間、自分の仕事で抜けられないから無理よ

 

と連絡したのだが、それについての返信なし。

しょうがないから電話したのだが

 

私これはできません!!

 

だからなんでできないの?

 

私を手伝ってくれないんですか?

 

いや、この程度の仕事ならあなたでもできるから、なんで私がやるのかなと思って聞いてるんだよ

しかも私そこにいないじゃん

 

とにかく私はできないんです!!

 

っていわれても、私もできないから他の人にやってもらうしかないね

 

といって終わったのだが・・・

この彼女はいつもこれ・・・自分の部署のマネージャーがいないときに一方的に仕事をなぜか私に振ってくる・・・
一応彼女のマネージャーに連絡したら、

 

ああ、自分でやらせるから、ほっといてよし

 

と言われた。

ところが夕方にまたインド人ボスから電話が来たのだ。

 

なんで彼女の仕事を手伝ってあげなかったの?

 

いや、内容聞いてます?彼女一人で出来る仕事ですよ?なぜ遠隔で私が手伝う必要があるのかと聞いても、できないしか言わないのに、手伝えないですよ

 

彼女はまだ入社して4か月しかたってないんだから、できないことがあってもしょうがないんだから、手伝ってあげてくださいよ

 

いや、だから手伝わないといってないです

彼女がずっとやってる仕事で、彼女ができるからマネージャーは休んだわけで、昨日も一昨日もその仕事をしている彼女がなんで私にその仕事を手伝わせようとするのかが理解できないから彼女に聞いてるのに、答えないなら手伝えません

 

まーでも・・・今度から理由はどうであれ、手伝ってあげてもらえる?

 

私が手伝わなければならない状況であれば!!

 

と答えてこの話は終わった。

 

この話し合いの後で、他のマネージャーから電話が来て

 

もしかして彼女に問題あり?私も彼女の言動に前から疑問があるんだよね

 

と言われた。

 

まー以前からなんでも私に振ってくるところはあるんだけど、今回は特に意味が分からなかったんだよね・・・しかもその時間私は手伝えないから、せめて時間をずらせることができないかって言おうかと思ったけど、それも受け入れないって感じだったから話にならなかったんだよ

 

だろうね

わかるわかる
私も同じようなことがあったからボスに話しておくよ

ということで、彼女のサポートもあり、私は彼女からの仕事を一切受けることがなくなった。というか、誰も彼女の仕事を手伝うことがなくなった。

そのことを彼女がどう思っているのかは知らない。

でも少しでも不満があるとすぐに、私よりも上の役職の人たちに文句言って、私を困らせようとするんだなーということは分かった。

 

で、翌日、大出血のスプラ(仮名)が出勤してきた・・・。

 

 

 

 

 

インドで犬は死んだように寝ているし、猫は置物のように寝ている。

 

 



 

さて、私は異動した、といっても会社丸ごと変わったような異動だった。

 

私がその職場を離れた数か月後に日本人スタッフが私の後任としてやってきたと言われた。

同じ日本人だし、挨拶に行くべきか、いや、彼女のボスは私と口きくなといってるだろうから、私から行くと問題になりそうだし・・・・と、どこかであったら挨拶しよう、というくらいにとどめて置いた。
そして車で移動中にすれ違ったので、声を掛けようと窓を開けようとしたのだが

 

 

めっちゃ、顔が暗かった・・・・・・。

 

 

その暗さにひるんで声がかけられなかった。

いや、今思えば声をかけるべきタイミングだったのだが、私にはその勇気がなかった・・・・。
でも彼女が誠意をもって仕事をしているのは伝え聞いていたし、私は近いうちにどこかで声かけることになるだろうと思っていたのだ、
が、しかし、その3か月後、友人からふいに言われた。

 

あ、彼女、日本帰った

 

え?!

なんで?!

なんかね、インド人スタッフにいじめられたらしいよ・・・業務がうまくいかないのを全部彼女のせいにされて、彼女のせいで営業がうまくいかないってボスに報告されてたんだってさ

そのほかにも日常的に嫌がらせされてたみたい

 

 

え?!それって・・・・私が一緒に仕事してたASHOK(仮名)とMONU(仮名)だよね?
 

そうそう

 

 

私の時は表立って私に嫌がらせすることはなかった。なぜなら私と彼らはボスが違ったからだ。そしてボス対ボスならうちのボスの方が上だから。

でも後任の彼女と彼らはボスが同じだったのだ。

だけど、だからって彼女をいじめる理由が分からなかった。

 

 

自分の方がすごい、自分は会社に貢献してる、自分は言われたとおりにきちんと仕事してる、何もかもすべて報告してる、っていうアピールの一環でしょ

 

友人にそう言われた。

彼らは確かにそういうことをするのだ。

見え見えに人をあげることも多々あるけど、大抵は人を落として自分をあげるのが得意な人たちである。
かわいそうに、私の後任の彼女・・・私はあの時声をかけるべきだった・・・話を聞いてあげるべきだった・・・。
いくら私の陰口をたたいていたからといって、彼らがこんなに陰湿なことをやると思っていなかった。

そしてその元職場に行く機会があり、立ち寄ったのだが

REALHARPさん!!元気ですか―――!!会えてうれしいです!!

 

とか満面の笑みでいうのよ・・・・。

そもそもいくらインド人でも私の同僚、私の代わりにきてくれたスタッフの目の前で私の悪口を言っておきながら、なんで何事もなかったかのようにこんな態度が取れるのだろうか・・・。

でもね、それがインド人なんだよね・・・・。

 

実を言うと以前、インド人の友人に頼まれて日本でのイベントを企画し、準備をしていたのに、他の人が同じ企画をしているのを知り、その主催者に連絡をしたら「彼女はあなたに頼んでないといってますけど」と言われたことがある。

いや、先月、私と共催者と彼女と3人で彼の家で話をしたんですけど・・・・というと、電話の向こうで

 

あなた、REALHARPさんに頼んだの?

 

と彼女に問いかけていた。そして

 

頼んでないってよ

 

と言われた。

こんなことがあり、本当に心底ショックを受け、しばらくというか、1年くらい連絡を取っていなかったのだが、翌年にはフツー――――に

 

またイベントやりたーい

と共通の友人を通して依頼してきたのである。

いや、やらねーよ・・・やらねーだろ・・・。

 

その時その時、自分に都合がいい方を取る、そのために約束は平気で反故にする、そういうことが他にも他のインド人からもたくさんあった。
でもこの人だけは信頼できるという人たちから、そうじゃない人たちと同じようなことをされると、私が彼らを思うほど、彼らは私を思ってはくれてないのだと思うのだ。

所詮職場にたまたま一緒にいて一緒に働いた人、くらいのものなんだろう、と思うが、毎日一緒に働いている限り、信頼関係の構築は必要だし、相手に敬意がなければ仕事はうまくいかない。私はそうしてずっと彼らと接してきたつもりだった。

私の思いが足りなかったのか、それとも・・・・・。

 

この疑問はさらに迷宮入りすることになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっつい・・・・

 

もう冬終わった・・・私Tシャツ、みんな半袖・・・。
NYからやってきた友人たちは汗だくになっている・・・・でも、買い物はしたいらしい・・・。




 

 

ま、運転手が解雇され、私の心配もなくなるかと思っていたところ、galとその他のインド人スタッフの争いが絶えなくなった。

前からこの人たちは決して仲良くはなかったんだけど、もっと仲が悪くなり、全く口を利かなくなった。

なんでも、彼らの上司が「お互い話すな」と言ってきたらしい。意味が分からない。

ちなみに当時の彼らの上司は私の上司ではなく、インド人だった。何のために話すことを禁止したのか全く分からないが、コミュニケーションを取らずに仕事をすることはできませんよ、とクレームを入れた。

すると驚いたことに、彼が彼らに話すなと言った相手はギャルではなく、私だった。

 

何でですか?

 

彼らが自分の都合のいい事だけをあなたに話すからです

 

都合がいいこと?どういうことですか?

 

彼らは運転手のことをよく思っていなかった

彼らはgalと運転手のことをあなたに話しましたね

 

ああ、彼らが話さなくても私は知ってましたし、今回のことはそのことと関係なかったと思いますが

 

とにかく、そこは仕事するところで、おしゃべりするところではないので

 

はい、それはその通りですが・・・・業務については話してもらわないと困りますし、私も話しますよ

 

そうですね、そうしてください

 

 

最後まで意味が分からなかった・・・・が、しかし。
私たちは普通に話しをしていたし、彼らはgalとはほとんど口を利かなかった状態が続いた。

そして運転手がいなくなってつまらなくなったのか、galは仕事への意欲が全くなくなり、最後は退職したのか、解雇されたのかよくわからないが、突然去ることになった。
それから、他のスタッフは大っぴらに彼女の悪口をいい、私に賛同を求め、本当にいいたい放題だった。
彼女の後任は男性だったのだが、彼のことも気に入らなかったらしく、みんなで彼の悪口を言い始めたり・・。
いや、なんなんだろうな、と思いながら、私は常に「ふーん、そうなんだ」としか答えてなった。
そして彼らの上司についても「本当に良くないです」と常に怒りをあらわにして文句を言っていたものだ。

 

そのすぐあとに、私は帰国のため3週間ほど休暇を取って留守にしていたのだが、その間に私の代替スタッフが来ていた。
彼女をこの環境に置くのは本当に申し訳ないと思ったが、3週間きっちりとがんばってくれた。

何事も問題がなく、終わったと思っていたのだが、私がインドに戻って半年以上たったころに、私は代替で来てくれたスタッフの彼女と話す機会があった。

そういえば、他の人からいきなり変なこと言われたんだよね。スンダル(仮名)とアショク(仮名)が付き合ってるとか・・いや、そんなことないよねぇ・・だってスンダル(仮名)は既婚で、私も旦那に会ったことあるけどさー

 

ああ、それ、多分本当ですよ

 

え?!
 

私、あの二人が裏で抱き合ってるの見ましたから

 

え?!

 

スンダル(仮名)が転職しようとして、インタビューに行こうとしたら彼が行かせなかったんです

彼女はずっとここで働くべきだっていって

それで彼女と大喧嘩になったんです

 

は?!

 

あとREALHARPさんのことも、近隣のインド企業からマージン貰ってる、って言ってましたよ

 

は?!

 

いつもあそこの会社にいくのはマージン貰ってるからだって・・・合計400ルピーくらいの仕事のマージンって100ルピーくらいなのに、そんなことでその会社を使うわけがないと思いましたけどね、バカバカしい

 

はぁ・・・。

 

あと、REALHARPさんはgalのことが嫌いだから、わざとこの会社の悪口を広めて、この会社をみんながつかわないようにしてる、っていってました

会社に利益が出ないようなことをREALHARPさんがするわけないし、いってることが本当に幼稚で・・・

それを彼らのボスにビデオコールで話してました。galはREALHARPさんのせいで辞めさせられた、て

 

 

はぁ・・・・。

 

私にあれほどgalの悪口をいい、辞めさせるべきだとも訴え、私が彼女を庇うと「なんで庇うんですか」とまで言って来た彼らが、ねぇ・・・・・・

私が取引先のインド企業からコミッション貰って小銭稼ぎしてるってか・・・・

私が自社の売り上げをあげないようにしてるってか・・・・・

そしてスンダル(仮名・既婚)は不倫してるってか・・・・

 

 

なんなんだよ、このカオス・・・・。

 

この時すでにスンダル(仮名)は転職していたし、私も部署異動が決まっていた。

なので、彼らにどうこう言うことはなかったけど、それなりに信頼関係をもって仕事をしてきたつもりだったので、ショックが大きかった。

 

離れて、やっと「彼らは彼ら。これからは違う関係性を作っていく」と思い直して、新しい部署で頑張ろうと心に決めた。

 

んだけど、またしてもインド人にがっかりさせられるのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は世界クジラデーなんだそうだよ。

 

Photo: Shutterstock.com (写真はイメージです)
(写真はイメージです・・・って注釈してあった・・・。)

思えば2022年の12月、南極の海で私も見たよ。




クジラ・・・・
実はちゃんとクジラに遭遇したときもあったのだが・・・びっくりして写真撮るどころじゃないんだよね・・・一瞬だし。
まー、そんなことを思い出した日曜日。


1年くらい前からインド人に対してのがっかり感が大きくて、という話をさせていただきましたが、がっかりというか、もう絶対に信用できない、ってずっと思ってたけど、決定的になった出来事がいくつかあるんだが、そのうちの一つが途中になってたので、ここから始めますかね・・・2年以上前の話だけど(笑)
 

この美人ギャル、この田舎町ではかなり目立ってた。
元々海外の大学に行ってたせいもあって、素行がインド人ぽくなく、服装も田舎町のインド人が目をむくような露出度が高かったり、日本人のおじさんでも「まー・・・目の保養になると言えばなるけど・・・職業柄どうなんだろうねぇ・・・」という始末。
私は上司に話して、彼女の服装について注意してもらった。目上で、日本人の私が話してもよかったのだが、この頃すでに私は彼女に不信感を持っていて、うまく話すことが出来なくなっていた。

それは、毎日仕事中に運転手とどこかに行って帰ってこないことが多かったからだ。
車でどこかに行ってしまうこともあったし、オフィスの前でずーーーーーーーっと3時間くらい運転手とおしゃべりをしているときもあった。
まー・・・・正直私は、仕事さえしてくれればいいや、と思っていたのだが、そうはいかないのが他のインド人スタッフだよね・・・。

彼女、仕事しないでほっとくんですか?!

ならまだ分かるんだけど・・・・ここはインドの田舎町・・・。

ホワイトカラーの女性と運転手が人前で話すなんてありえない!!!しかも運転手は既婚者ですよ!!!!

 

ということらしい・・・。
私はそこはね、あまり気にしなくていいやと思ってたんだけど、他社のインド人スタッフの方から

 

おたくのギャル、うちのオフィスの裏でドライバーと毎日逢引きしてるよ

 

という「通報」が入るようになった。

これは、
あんたんとこの社員、ビッチだから、うちの駐在員はおたくを使わないようにさせる

って言ってるようなものなのだ。

困ったなーと思ってるうちに、大ボスから電話が来て

 

車の使用頻度がものすごく増えてるけど・・・・使用距離が半端ないです

そんなに出かけてるの?

まー必要であればいいんだけど、もう少し考えて車を使ってもらえないかな

と言われた。
そういうわけで、その日からメーターをチェックするようになったのだが(それまでしてなかったのもどうかと思うが・・)、私がどこにも出かけてなくても1日100km超えてる日が何日かあったので、運転手に聞いた。

 

あのさ、この日、私どこにも出かけてないじゃない?なんで100kmになってるの?

というと、運転手は黙っている。
いや、100km超えるところに行ったことが悪いんじゃなくて、使ってないのに100kmになってるのが疑問なわけ
というと、

 

galさんが夜クラブに行きたいというので行きました

 

 

なるほど・・・ま、私は別に構わないよ。彼女は若いし、どこかに遊びに行きたいのはしょうがない。それを止める権利はない。だがしかし・・・・。

 

あなたと二人でいったの?

 

はい

 

ここのインド人はそれをいいと思ってないみたいだから、ちょっと気を付けてもらいたいんだよね・・・。仕事に支障が出てくるかもしれないから

どういうことですか?

 

あなたは既婚者で、独身の女性と二人で夜で歩くのはあまり良く思われてないってことだよ

それは日本でもあまり良くは思われないかな・・・ちょっと仲良くなりすぎてるから心配してる

 

大丈夫です、これは普通のことです

 

私はあなたたちの間に何かがあると思ってないけど、他のインド人にそう思われると撤回することが難しいし、仕事に支障が出てくるから、本当に気を付けてもらいたい

 

大丈夫です、心配いりません

 

 

 

ということで、その日は終わったが・・・やっぱりいろいろ心配だった。

galと同じアパートに住んでる友人から

 

 

また運転手が来てたけど

 

とちょくちょく連絡があり・・・ということは、彼女をドロップした後、私の家に行くのだが、私をドロップした後、また彼女の家に戻ってるってこと?

ということである日、自分を車から降ろしてもらった後に彼女の家に行ってみた。

 

車があった・・・・

 

そしてそれから数日後に運転手の雇い主であるレンタカー会社の社長から連絡があった。

 

あいつ(運転手)の家のオトコはみんな女癖が悪いんですよ・・・彼のお父さんも山の上に家建てて愛人囲ってるしね
彼の奥さんから昨日電話来ましたよ、あなたのところのギャルのところに入り浸ってる、って

 

で、社長、私にどうしろって?

私は一応彼に忠告したよ?

 

彼女の方に言ってもらえませんか?
 

私の言うこと聞くような人じゃないけど、いちおう努力しますよ

というわけで、彼女に、運転手に話したように話す。

あのさー、みんなあなたと運転手のこと心配してるのよ・・・私もね・・・あなた独身の可愛い女の子だしさ・・・

 

何にもないですってば!!そんなことあるわけないじゃないですか!!!もう心配しすぎ!!おかしいですよ!!!

でも、夜中まで二人でクラブにいってたりしたらさ、やっぱりこんな田舎町じゃすぐに広まっちゃうから・・彼の奥さんだって心配して連絡してきてるからね・・・。

そんな、心配されるようなことしてないし、そんな仲じゃないです
何処かに行くのに車が必要だから必然的に彼と一緒になるだけです

 

ま、そうなんだけども・・・これからは少し控えてもらえないかしら?深夜行動っていうか・・・

 

なんで?私の自由じゃないですか?

 

いや、そうなんだけどもね・・・・・ね・・・・・・・・・・・・ね・・・・・・・・・・・・

 

と、頭抱えてたところに、ハウスキーピングスタッフの女子が来たので、話してみた。彼女が一番ギャルの素行に目を光らせていたからだ。

 

私がいいます

 

え?!

 

私が彼女に話します
言うことはきかないと思いますが、何ていってくるか聞いてみましょう

 

確かにギャルはこのハウスキーピングスタッフのことを信頼していたし、「友達」だと思っていたと思う。
ということで、ハウスキーピングスタッフ女子スンダル(仮名)に任せてみることにした。
まぁ、だからといって言うこと聞くわけないし、私から上司に頼んで注意してもらうしかないよな、と思っていたら

 

大変です!!

もう何かしたほうがいいです!!

このままでは取り返しがつかないことになります!!!

スンダル(仮名)が私の手を引っ張った。
 

どうしたの?

前にギャルと二人でパーティに行って、夜中に酔っぱらって帰ってきたことありますよね?


ああ、私の服にゲロ吐いたときね・・・・

 

あの時、あの二人、部屋でキスしてるんです!!

 

え?!ええええええ?!

なんであなたがそんなこと知ってるのよ?

galは酔っぱらって、その時に開放してくれたお礼でキスしただけみたいですが、運転手は舞い上がっちゃったみたいです!!それで骨抜きにされてるんです!!(とはいってないけど、かなり興奮してこんな感じで話してくれた(笑))

 

それ、galがそういったの?

 

はい

 

おいおいおいおいおいおいおいおいおい・・・・・・・・・・・・・・・・・。
となると、話は違ってくるぜ、お嬢さん。
ってことで、社内の日本人同僚とインド人同僚、両方に相談する。

どうしたらいいのん?

そうだね、二人を離さないとだけど、違う部署に異動はできないから、運転手を変えてもらうしかない

 

今の運転手をクビにするってこと?

 

そう

だって彼の会社にも奥さんが電話かけてきてるんでしょ?うちだけじゃなくて、そっちの会社にも迷惑かかってるんだから

 

ああ、確かに

 

でも、それだけじゃ変更する理由として弱いかもな、と思っていた。
田舎のインド人的にはそれで十分な理由になるのかもしれないが、首にするにはもっと明確な理由が必要な気がしていた。するとインド人スタッフが

 

ああ、そういえば、REALHARPさんがここに来る前、彼は一度クビになりかけたんですよ

勝手に車を使って自分の稼ぎにしたり、ガソリンを抜いて売ったりしてたので

でも、運転手として有能だから前任者が「もう二度とやらないと約束してくれたら」ってことでおとがめなしになったんです

 

と話してくれた。

それを聞いてピンときたので、車両記録を見返した。
いくらギャルと深夜出かけたといってもこんなに使ってるだろうか・・・・そしてガソリン入れる回数もかなり多い・・。
証拠はない。でも、上司に話してみるべきだと思った。

 

私は上司に運転手とギャルの仲のことは一切話さなかった。

ただ、以前こういうことをしていた、今の記録を見るとこうなってる、調べたほうがいいような気がする、と報告しただけだ。

すると上司(インド人)は「分かりました」といって、その後、運転手の会社に電話し、運転手交代を依頼したのだ。
私もまさかそんな早くに動くと思っていなかったので、ぼんやり普通に仕事をしていたのだが、気が付くと私以外、というかインド人スタッフが誰もいない。

窓から外を見ると、galがみんなを集めて、何かを聞いているようだった。
私がそこに行くべきではないのは一目瞭然だったので放っておいたが、しばらくするとスンダル(仮名)が来ていった。

 

運転手、首になったらしいですよ

よかったですね

 

え?!そうなの?

 

あれ、依頼したんじゃないんですか?

 

いや、私はしてないよ

 

じゃ、ボスですね・・・

galはなんで運転手がクビになったのか知ってるか、とみんなに聞いてます

みんな、知らない、といってますけどね、首になって当然だと思ってます

 

いや、私は本当に彼女と運転手の仲は話してないんだよ・・

 

いいじゃないですか、これですっきりしますよ!!



そうなのかなぁ、これで済むのかなぁ・・・

 

と思っていたら、管理部から電話かかってきた。

 

なんかgalからへんなメール来てますけど、読みましたか?
あ、realharpさんのメアド間違えてるから届いてないんですねー、ばかですねー

 

なんだっていうんですか?

なんか、運転手変更したことについて不当だ、て

realharpさんが誤解している、事実を歪曲している、私と彼はそんな仲じゃない、二人で出かけて何が悪い、とか書いてますけど

あの二人なんかあったんですか?

 

(ああ・・・・・・自爆してんじゃん・・・・。)
ああーーー、まーちょっと問題はありましたけど・・・・

 

まー運転手変えたからって業務に支障出ます?出ませんよね?
ってことで返信しておきます

 

といって、された返信が

 

「今まで通り、社用車の使用を認めます、以上」

 

 

で、私は笑った。

galのメールの内容一切無視、というか、どうでもいいと思ったのだろう。

その後、galは私と仕事以外で一切口を利かなくなった。

他のスタッフは

 

これで平和に仕事ができます

 

と喜んでいた。

みんな、あの二人のことで仕事に支障が出てたと思えないけど・・・・でも、彼女がふらっと何時間もいなくなって、止まってしまう仕事もあったよう・・・。

galの悪口を今まで散々彼らから聞いていたけど、我慢してたのなら、これから少しはましになるのかな、と。

 

ところがどっこい、そうはいかなかった・・・。