orion-2さんのブログ

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カレとふたりでキッチン編



ある日の昼下がりのこと。

皐月さんの家のキッチンで、私たちは甘く激しいひとときを過ごしていた。


○○「はぁ…はぁ…っ…もう、だめになりそうです…」


皐月「だめだ、ここで止めるわけにはいかないだろう」


皐月さんは私を見つめて、真剣な表情で言う。

皐月「もっと、もっと固くしないと…」


(これ以上固くなるの…!?)

握っているものが、汗で手から滑り落ちそうになる。


けれど皐月さんに言われるがまま、力の限り動かし続ける。

(でも…っ)


○○「も…もう、限界…!」


皐月「…そうですね、もういいでしょう。楽にしてください」


甘い生クリームの香りが、ふわりと鼻孔をくすぐった。


○○「よし、これで大丈夫なはず…」


皐月「…おや、○○さん」


皐月「…ふふっ。生クリームをつけている○○さんも可愛らしいですね」

皐月さんは指先についた生クリームをぺろっと舐める。

○○「す、すみません」

(恥ずかしいとこを見せちゃったな)


(あれ、皐月さんのほっぺにもクリームがついてる)

○○「皐月さん、ちょっと屈んでもらえませんか」


皐月「…?こうですか?」


屈んでもらった隙に、皐月さんの頬についた生クリームを、ぺろっと舐めてみた。


皐月「!!」

○○「ふふっ、皐月さんもほっぺに生クリームが付いてました」

(あれ。皐月さん、何も言ってくれない…)

皐月「本当に、貴女は…」

皐月さんの目が、いっそう美しくきらめいたような気がした。

皐月「……私を煽るのが上手だ」

○○「えっ…?」

皐月さんは服の中に手をしのばせてくる。

身体が、勝手に皐月さんに反応してしまう。

○○「皐月さ…っ、こんなところじゃ…!」

皐月「生憎だか、私は欲張りな男でね」

皐月「……あやの甘い声がもっと聞きたい」

○○「……っ!」

皐月さんは、火照り始めた私の肌を指でなぞりながら、私の唇にキスをする。

生クリームの甘い香りに包まれながら、私は皐月さんのすべてを受け止めた……。



END

★総選挙1位廣瀬遼一インタビュー★



―去年の総選挙は1位でしたが、順位を聞いた時の気持ちは?
遼一「順位は気にしてないが、1位になれた事は素直に嬉しい」


―まず、廣瀬さんご自身のことでお伺いします。廣瀬さんの座右の銘があったら教えて頂けますか?
遼一「不言実行だな」―おお、カッコいいですね…。


―廣瀬さんがもしも生まれ変わるなら何になりたいと思いますか?
遼一「猫。のんびり過ごしたい」


―最近感動したことがあれば教えて下さい。
遼一「そうだな。富士山でご来光を見たときとか」


―世界遺産に認定された富士山ですね!アウトドアな印象がなかったので意外です。
廣瀬さんが特に仲の良い方は誰ですか?

遼一「悠月あたりはよくつるむな。歳も近いし」


―俳優の北大路悠月さんですね!お2人が一緒にいたら目立つでしょうね。どんなことをして遊んでるんですか?
遼一「バーで飲んだり、カジノでゲームしたり…ぐらいか?悠月で遊ぶときもある」


―これはファン全員が知りたいと思っていると思うのですが、廣瀬さんの好きな女性のファッションは?
遼一「露出度が高いやつ。まーすぐに脱がすからなんでもいいけど」


―おお、ストレートですね(笑)。カッコいいです。
では、女性の体のパーツで好きなのは…?
遼一「アイツの身体なら全部。まんべんなく愛す」


―廣瀬さん大胆発言です…!あいつ、というと…?
遼一「オレの大事なカワイイ彼女」


―あ、なるほど…!廣瀬さんの彼女さん、きっと素敵な方なんでしょうね。
どういう女性なんですか?
遼一「説明をするのが難しいが…全てにおいて予測不可能。だが、そこがいい」


―彼女さんは廣瀬さんの1位はどう思っているんでしょう。モテ過ぎて彼女が妬きませんか?
遼一「まぁ、あんまり表には出さないが妬いてるだろうねぇ…(ニヤリ)そんなところもまた、可愛いんだが」


―ドSですね、素敵です(笑)
廣瀬さんが彼女を愛しいな~と思う瞬間ってどういう時なんですか?
遼一「無邪気にはしゃいでるところ…とか」


―廣瀬さんの彼女は、今回の選挙で廣瀬さんを選ぶと思います?
遼一「選ばない訳がない。アイツはオレ無しでは生きられないからな」


―すごい自信ですね!カッコいいです。
遼一「仮に他のヤツを選んだとすれば、オシオキが必要だな」


―廣瀬さんにとってライバルだと思うのは誰ですか?総選挙に限らず、教えて下さい。
遼一「人生は、常に自分との闘いだと思ってるから」


―ライバルは自分、これまた素敵な言葉です。
遼一「ふっ」


―廣瀬さんが1位だったら、彼女さんがお祝いしてくれるんでしょうね。
どんなふうにお祝いされたいですか?
遼一「ここじゃ言えないような事をしてもらうつもりだが。言ってもいいのか?」


―そ、そうですか…それは聞かないでおきます。
遼一「賢明な判断だ(ニヤリ)」


―いろいろ大胆なお応えもして頂き、ありがとうございました。
最後に、彼女さんに、今伝えたいことがあったらお願いします。
遼一「これからもずっとオレのオモチャでいなさい」

翌日、編集部へ行くと早速編集長に交渉した。

編集長「休暇?長期で?」

○○「突然すみません。でも悠月さんのスケジュールに合わせて取りたいなと」
○○「仕事が詰まるようだったら、日本でやってメールで送りますから!」

編集長「ああ、その手があったか…」
編集長「って、それだと休みにならないだろ」
編集長「わかった、なんとか調整して、その期間は休みにしてやる。お前の有給もたまってるしな」

○○「ほんとですか?ありがとうございます!」

編集長「そのかわり、お使いを頼まれてくれ」

○○「お使い?」

編集長「東京のシンデレラ編集部に送りたいものがあるんだが、なかなか忙しくて準備できなくてな」
編集部「お前の帰国に合わせて用意しておくから、それを向こうの編集部に届けてくれないか?」

○○「もちろんです。そんなことなら、いくらでも」

編集部「ついでに、向こうの様子も見て来てくれ。まあ、新しい編集長もいるし大丈夫だと思うが」

○○「わかりました」

(よし、これで私も休みが取れた…帰ったらすぐ、帰国の準備しなきゃ!)



そして、ついに日本へ帰国する日。

○○「わー、見渡す限りの日本人、飛び交う日本語…」

悠月「どこに感動してんだよ」

○○「だって、久しぶりすぎて…やっぱりいいね、日本って!」

悠月「意味がわかんねえ…」
悠月「けど、そろそろだな」

○○「えっ?」

パシャッ

○○「わっ、何!?」

芸能記者1「悠月さん、おかえりなさい!ブロード・ウェイでの活躍、おめでとうございます!」

悠月「ありがとうございます」

芸能記者2「そちらは婚約者の□□さんですよね?」
芸能記者2「今回の帰国は、結婚準備のためですか!?」

悠月「いえ、俺の仕事と、お互いの両親への挨拶を兼ねて」

芸能記者3「ということは、もう結婚は秒読みなんですね!」

(これ…全部報道陣!?どうして私たちが帰国するって時ってるの!?)

観光客1「ねー、見て!北大路悠月!隣にいるのって、婚約者!?」

観光客2「確か□□○○って言ったっけ。かわいい人だねー」

(い、一般の人にまで私の名前が知られてる…!?なんで…!?)

悠月「おい、キョドるなよ」

○○「だ、だって私、芸能人でもないのに!」

悠月「普通の奴から見たら似たようなもんなの」
悠月「いいから、俺と腕組んで堂々と笑ってりゃいいんだって」

○○「一般人にはハードルが高い…!」

悠月「何も喋らなくていいから、とりあえずここ出るまで我慢しろ。山下が迎えに来てるから」

○○「う、うん…」



芸能記者4「□□さんは『シンデレラ』の編集の方ですよね?」
芸能記者4「今回はこちらでお仕事されるんですか?」

芸能記者5「悠月さんとは一緒に暮らしてるんですよね?やっぱりラブラブですか!?」

(ひええええ、私もある意味マスコミ関係の仕事だけど、なんかテンションが全然違う!)
(とにかく何も言わず、笑顔でいよう!)

それから、悠月さんに守られるようにしてなんとか空港を出ると…
私たちは、マネージャーの山下さんの車に乗り込んだ。



悠月「おい、大丈夫か?」

○○「う、うん、なんとか…」

悠月「こういうの慣れてねーと疲れるだろ」

○○「愛想笑いしすぎて、顔の筋肉がおかしい…」

山下「今や日本中で、悠月さんと□□さんの噂が取り上げられてますからね」

○○「え?」

山下「すごいですよ!テレビをつけると、どの局でもまずはお二人の話題が報じられますから」
山下「きっとさっきの帰国の様子も、生中継されてたでしょうね」

○○「生中継!?」

(あ、あんなひきつった笑いを、全国のお茶の間に…!)

○○「そういえばお父さんが、日本中が私たちの話題で持ちきりだって言ってたけど…」

悠月「あながち、大げさな話でもなかったんだな」

A:これからどうしよう
B:ニューヨークへ帰ろう
C:そのうち落ち着くよね

○○「ほっとけば、そのうち落ち着くよね?」

悠月「まあ、しばらくいれば俺たちを取材したりして情報も得られるだろうし、少しは落ち着くんじゃね?」
悠月「こういうのは憶測が憶測を呼ぶから、情報が何もない時が一番過熱するんだよな」

(でも、ということは日本にいる間に取材とかあるのかな…不安すぎる…)

○○「ところで、これからどこに行くの?悠月さんの部屋?」

山下「いえ、悠月さんの部屋はマスコミが押し寄せてますから。用意したホテルに向かいます」

(日本では、知らないうちに大変なことになってたんだ…)
(ニューヨークでも、婚約報道のあと数日はすごい騒ぎだったけど…)
(最近はわりと落ち着いてたのに)

悠月「まあ、あんまり深く考えんなよ。これも予想の範囲内だろ」

○○「うん…そうだね」

(確かに、これくらいは騒がれるって覚悟してたし…)
(それよりもせっかく日本に帰ってきたんだから、久しぶりの帰国を楽しまなきゃ!)


to be continued...




件名:久しぶりの日本

毎回日本に帰って来て思う事は、やっぱ日本はメシが美味いって事だな。
滞在中は仕事があってなかなか一緒に出かけらんねーかもだけど、
ヒマ見つけてうまいメシを食いに行くぞ。楽しみにしとけ

悠月