カレとふたりでキッチン編
ある日の昼下がりのこと。
皐月さんの家のキッチンで、私たちは甘く激しいひとときを過ごしていた。
○○「はぁ…はぁ…っ…もう、だめになりそうです…」
皐月「だめだ、ここで止めるわけにはいかないだろう」
皐月さんは私を見つめて、真剣な表情で言う。
皐月「もっと、もっと固くしないと…」
(これ以上固くなるの…!?)
握っているものが、汗で手から滑り落ちそうになる。
けれど皐月さんに言われるがまま、力の限り動かし続ける。
(でも…っ)
○○「も…もう、限界…!」
皐月「…そうですね、もういいでしょう。楽にしてください」
甘い生クリームの香りが、ふわりと鼻孔をくすぐった。
○○「よし、これで大丈夫なはず…」
皐月「…おや、○○さん」
皐月「…ふふっ。生クリームをつけている○○さんも可愛らしいですね」
皐月さんは指先についた生クリームをぺろっと舐める。
○○「す、すみません」
(恥ずかしいとこを見せちゃったな)
(あれ、皐月さんのほっぺにもクリームがついてる)
○○「皐月さん、ちょっと屈んでもらえませんか」
皐月「…?こうですか?」
屈んでもらった隙に、皐月さんの頬についた生クリームを、ぺろっと舐めてみた。
皐月「!!」
○○「ふふっ、皐月さんもほっぺに生クリームが付いてました」
(あれ。皐月さん、何も言ってくれない…)
皐月「本当に、貴女は…」
皐月さんの目が、いっそう美しくきらめいたような気がした。
皐月「……私を煽るのが上手だ」
○○「えっ…?」
皐月さんは服の中に手をしのばせてくる。
身体が、勝手に皐月さんに反応してしまう。
○○「皐月さ…っ、こんなところじゃ…!」
皐月「生憎だか、私は欲張りな男でね」
皐月「……あやの甘い声がもっと聞きたい」
○○「……っ!」
皐月さんは、火照り始めた私の肌を指でなぞりながら、私の唇にキスをする。
生クリームの甘い香りに包まれながら、私は皐月さんのすべてを受け止めた……。
END
