JUST A LITTLE DAY -2ページ目
制作:2009年 日本
監督:是枝裕和
主演:ペ・ドゥナ

独り身の寂しい男性のラブドールに過ぎなかった「のぞみ」が、ある日突然心を持ってしまう―――――。

「心を持つことは、切ないことでした。」

他の登場人物も、みんなどこか心が満たされていない人ばかり。

現実ではありえないストーリーなんだけど、妙なリアリティに溢れている。


ラブドール⇒心を持って喋りだすのぞみちゃんのカタコト具合も、日本語が母国語でないぺ・ドゥナさんが演じたからこそ出たリアルさ。

作中に出てきた吉野弘さんの『生命(いのち)は』の詩が、この作品のすべてを表していると言っても良いのではないでしょうか。
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生命は
自分自身だけでは完結できないように
つくられているらしい

花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする

生命は
その中に欠如を抱いだき
それを他者から満たしてもらうのだ

世界は多分
他者の総和

しかし
互いに欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄

ときに
うとましく思うことさえも許されている間柄

そのように
世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ?

花が咲いている
すぐ近くまで
虻の姿をした他者が
光をまとって飛んできている

私も あるとき
誰かのための虻だったろう

あなたも あるとき
私のための風だったかもしれない
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基本的に人間なんて自己チューなもんだと思うけど、自己完結は出来ないしくみ。

そんなややこしい関係を詩で表現する吉野さん、凄い。

映像で表現したこの映画も、好き。
ちょっとした背景や小道具、台詞にも細かいこだわりが見受けられるんです。

板尾さん演じる「孤独な男」が、ゆりかもめ線(たぶん)にぽつねんと乗るシーン。
ガラスに映った自分自身に頭をくっつける所だけでも、孤独さがヒシヒシと伝わってくる。

映像・音楽・構成、どれも柔らかく刺激的で楽しめました☆
3日間、飼い主に代わってフレンチと過ごす。

↑とっても仲良し。

室内犬てすごいよ。
テレビの音も、掃除機の音も、全くの慣れっこ。
犬の鳴きマネしてみたら、勘違いして怒ってたけど 笑

「お散歩行こーか。」の「オサンポ」ワードに反応し、はしゃいだり。
人間の子供が中に入ってるんじゃなかろうかと思う。

でも、人様のワンコだから外出にはけっこう気を遣う。
リードが外れて交通事故とか…
子供に怪我をさせちゃうとか…
そんな最悪な事態が起こらんとも限らないから、必要以上に前後・左右をキョロキョロしてしまった。
きっと周りから見たら変な人に映ってただろうな。

夜はウィルキンソンをたしなみながらKISSのDVDを楽しませていただきました。

友人が用意してくれていた。
いつか飲んでみたいと言ったのを覚えていてくれたのが凄く嬉しいI

DVDは2000年のFarewell Tour、 ニュージャージー公演。
自分が初めて観たKISSのライブ映像がこれ。
当時、NHKのBSで放送されていた。


MCが字幕付き。NHKは親切よのう。

この後すぐにピーターが離脱したから、オリジナルメンバーのライブとしては最後のほう。

エースとピーターがいた頃って「ロックバンド的な」ルーズ感が出てていいよね。
ピーターは例のしわがれ声ではなく滑らかに歌ってるし、
エースとジーンの絡みも面白い。
ポールの声はもはや神ですよ。

超オススメ映像。

フレンチも映像を不思議な目で見ていた。
気に入ったかな?
KISSロスから来る虚無感・脱力感のためか、旅の疲れか・・昨日、ついに発熱。
風邪ひかない新記録が2年で打ち切りとなってしまった。
自分より何百倍もハードな1週間を過ごしたKISSメンバーのモンスターっぷりは、改めて凄いと思う。

KISSロスのおかげで暇になってしまったので、HDDにためていた映画を観てみた。

①『舞台よりすてきな生活』
制作:2000年 米
監督:マイケル・カレスニコ

この手のタイトルはあんまり好きじゃないのだけどね。
最高に〇〇になる方法~とか、ハッピーでクレイジーな〇〇~とか、
最近ありがちタイトル。

意外や意外、とっても面白いコメディだった。
スランプに陥っていた頭のお堅い主人公が、一人の子供を通して心を溶かしていく。
その過程がやんわりしていて面白いのです。
決して深入りしない奥様も見事。

後で原題を見たら『How to Kill Your Neighbor's Dog』
邦題と全然違うじゃん!

確かに隣家のワンちゃんは殺されちゃうワケだけれども、原題をなぜにこのタイトルにしたのかと考えさせられる。

最初は少女もワンコもどっちも嫌いな主人公。
その状況を生かすも殺すも、好きと嫌いの境界線を引くのも、結局は自分次第ということかな。
と勝手に解釈しました。
よく言うよね、人は変わらない。自分が変われ って。

エンドロール後の映像も、自分が変わればこうなるんだぞ!とのメッセージ&監督の優しさが出ていて、好き。


②『インビジブル』
制作:2000年 米
監督:ポール・バーホーベン

主演のケヴィン・ベーコンが格好いい。
飽きなく楽しめた。


③『恋人はセックス依存性』
制作:2012年 米
監督:スチュアート・ブルムバーグ


このタイトルと画を見て、期待に胸膨らませながら夜中にコッソリ観ようとしたおじ様達が一体どの位いただろう?

しかし残念ながら、病気と真剣に向き合いながら人との交流を深めていく内容なのでした★

・個々のキャラクターが分かり易くて感情移入できる。
・個人が完璧でないからこそ他者がいて、社会があることを気付かされる。
いい映画だと思いました。

原題は『Thanks for Sharing』。

ほらほら、また(笑)!
全然違うじゃん!!
大衆に受け入れられやすい邦題にするのは分かるけど、「内容ある故のタイトル」なのですよ~。
更に言えば、タイトルもまた作品の重要な一部なんですよっ。

いい作品なのに残念!
(ワクワクに釣られて軽い気持ちで観てしまった人が映画好きになるという可能性が無きにしも非ず、てことは結果オーライか?)


洋楽アーティストの邦題もなかなかである。

【KISS】(~地獄シリーズ~)
「KISS」 → 「地獄からの使者」
「Destroyer 」→ 「地獄の軍団」
「Rock and Roll Over 」 → 「地獄のロック・ファイヤー」
「Dynasty 」 → 「地獄からの脱出」
「Alive!」 → 「地獄の狂獣」
「Kiss Unplugged 」 → 「停電 (地獄の再会) 」
初期はともかく、ノーメイク時代、再結成後もバシバシ「地獄」使用中!



【The Who】(~恋シリーズ~)
「Substitute」 → 「恋のピンチ・ヒッター」
「I Can See For Miles」 → 「恋のマジック・アイ」
「We're Not Gonna Take It」 → 「僕たちはしないよ」

【David Bowie】(~難解~)
「Ziggy Stardust」 → 「屈折する星くずの上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群れ」

【PINK FLOYD】(~ここまで来たか~)
「MEDDLE」 → 「おせっかい」


・・・やばい、邦題が好きになってきた。
実は奥が深いかも!?