2月に申し込んだ無料配布のアベノマスクが届いた。


布製、立体型で、生地はやや厚手だ。

サイズも大きく、不織布マスクをした上に装着すると丁度よい。

大人の私でも目の下から顎まですっぽり覆われてしまうので、子どもの顔には大きすぎるだろう。


1箱に100枚入っているので、職場で興味のある人にあげたりしている。


私の周りでアベノマスクを申し込んだ人達もほぼ同時期に届いたが、聞いてみると皆、欲しくて申し込んだのではなく、無駄に保管し更には廃棄するということへの義憤や罪悪感にかられて申し込んだとのこと。


何に対する罪悪感かと言うと、コロナ禍で生活が困窮された方、ひいてはそのために自死を選ばれた方への罪悪感。


だから皆、アベノマスクは人気があると喜んでいた元総理に対しては私と同じ思いを抱いていた。


どうしてこんなにも元総理と私達とで感じることが異なるのか、本当に不思議でしょうがないと呟く同僚の言葉が心に沁みた。