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ピアノの達人への道

ピアノを弾くのに必要なのは、身体の柔軟性ではなく、身体をゆるめることだった?!
ピアノ脱力法メソッド®トレーナーの、ピアノに関する記録

先日、ピアノのペダルを踏むと

膝がくっつく、という課題が出てきた。

 

身体全体が連動して、ペダルを踏みたいのに、

膝がくっついてしまうと、そこで流れがストップしてしまう。

 

ではどうすればよいか。

T師匠に相談する。

(T師匠は整体師さん)

 

 

師 「なるほどなるほど・・・

 

   この場合は、『膝を伸ばす』ですね」

 

 

というわけで、まずは今の状態でペダルを踏む感覚を確認。

とくに違和感なく、自分でもラクに踏んでいるという感覚がある。

 

その後、足を首の太さ分くらい開いて

真っすぐ膝を伸ばして立ってみる。

 

すると。

 

上半身が揺らいできた。

 

師 「それでOKです。では、普通に歩いてください」

 

歩いてみる。

 

師 「OKです。では、ペダルを踏む動作をしてみてください」

 

 

。。。

 

私 「え、なにこれ、スッと踏める」

 

膝を伸ばす前も、頑張って踏んでる感覚はなかったが、

「足全体で踏んでいる」という感覚はあった。

 

でも伸ばした後は、「足全体で踏む」という感覚もなかった。

「気づいたら踏んでいた」というのが近い表現だろうか。

 

 

師 「膝を伸ばす前は、筋肉で踏んでいました。

   今は、エネルギーの重さで踏んでいます」

 

 

なるほど!!連動ってこういう感覚か!!

腑に落ちて感動がとまらない。

 

 

『膝を伸ばす』

たったこれだけなのに、身体が連動するなんてすばらしい。

 

1つ注意することは、膝を伸ばした時に、上半身にも力を入れないこと。

膝を伸ばしたら、上半身が揺らぐのが正解。